どうも、ゴトーだ。

俺は三度の飯よりゲームが好きでな。
今は「モバイルストライク」というゲームをプレイしている。
さて今回はこのモバイルストライクという硬派なゲームがどのようなものか紹介していきたい。
本格的なストラテジーゲームということでオススメだ。
モバイルストライクとは?

テレビCMやウェブ広告をあちこちで出していることで、最近話題のモバイルストライクこと「モバスト」。
イメージキャラクターにアーノルド・シュワルツェネッガーを起用したり、日本向けにも仲里依紗や賀来賢人をCMに出演させるなど、お金のかけ方も尋常ではない。
モバストはシミュレーション&ストラテジーゲームで、自国を内政で繁栄させつつ、兵力を蓄えて強い国を作ることが目的となっている。
ストラテジーゲームの中でもコマンドの数がとにかく多く、施設の建築&レベルアップ、英雄というキャラクターの育成・装備、研究によるスキルの解放、防衛体制の強化など、一つ一つあげていたらキリがないほど。
全てのコマンドは現実世界の時間と連動していて、プレイしている時はタイムマネジメントが求められるし、放置しても資源はどんどん溜まっていく。
敵国と戦闘をすることも多いが、プレイヤーが何かアクションをすることはなく、全体的にはシミュレーションゲームのようになっている。
ただ一般的なシミュレーションと異なる点としては、他のプレイヤーの国に攻め込んだり、逆に攻め込まれることがあり、戦闘に敗れると資源を失うという駆け引きが存在すること。
自分がプレイしていない時に対策をしないと攻め込まれてしまうので、攻め込まれないように工夫をしてからゲームを終了するなど、ストラテジーゲーム特有の面白さが詰まっている。
どこが出してるゲーム?
モバイルストライクを開発しているのはEpic War LLCというアメリカの会社。
さすがに聞き慣れない人ばかりだと思うが、この会社は「ゲーム・オブ・ウォー」という有名なゲームを開発したMachine Zoneのスタジオとして独立したという背景がある。

モバイルストライクはゲーム・オブ・ウォーとシステム的にはほとんど同じで、グラフィックやデザイン、レベルデザインなどが刷新されている。
同様の人気ゲームの後継版としてリリースされていることもあり、モバイルストライクもクオリティの高いゲームとして好評を博している。
ストーリーは存在しない
モバイルストライクにはストーリーがなく、ゲームを起動した瞬間からプレイ画面が始まる。
日本のゲームは特定のキャラクターに感情移入させるために、ストーリーが緻密に展開されるものが多いが、モバイルストライクはそんな世界とは無縁だ。
とにかくストラテジーゲームを楽しみなさい、という制作者の意図が詰まっているのかもしれない。

ゲームが始まると、このような内政画面が表示され、チュートリアルとして「ここをタップしてこの施設を建てよ」という指令が次々と出される。
しばらくこの指令をこなしていって、最初はたらい回しにされている気がするが、それぞれどんな施設かはプレイしているうちに分かるので、まずは言われた通りにサクサク進めていこう。
このチュートリアルが終わると自由に操作できるようになるのだが、その後プレイヤーが何をすれば良いのかというガイドはないので、ここは初心者泣かせでもある。
もっともやるべきことは意外とシンプルなので、プレイしているうちに分かってくるが、せっかくこの記事を読んでいただいているということで、どのようなシステムで、何をすべきかを具体的に紹介していこう。
ゲームシステム
基本システム
このモバイルストライクの最もベースになるのは、自国を繁栄させる内政コマンドだ。
内政では施設を建造したり、レベルアップさせたり、施設の効果を使うことが主な内容だ。
施設は兵士を増員する「訓練場」、農作物を栽培する「農場」、石材を採掘する「採石施設」、戦闘や防衛を強化するための「研究施設」などがある。
究極的に言えば兵力をモリモリに鍛えて最強の軍事国家を作るのが目的だが、兵士を動員するには大量の資源(農作物や石材など)が必要になるし、単に頭数だけいても技術研究が進んでいなければ戦闘に勝てないなど、内政のバランスが良くなければ必然的に軍事力を強くすることができなくなっている。

もちろん戦闘を行う時のコツやテクニックはあるにせよ、それはある程度実力がついてからの話で、まずは内政で国を豊かにしなければ何も始まらないと言っても良い。
では内政を闇雲にこなせば良いというわけではなく、このゲームでは施設を立てたり、レベルアップさせるには現実世界の時間が必要で、重要施設をレベルアップさせると数時間単位を要してしまう。
もちろん一つの施設のレベルを上げるのにそれだけの時間をかけていたらラチが空かないので、効率よく内政を行うのが重要になっている。
内政のコツを押さえれば、すぐにある程度の施設レベルに揃えられるが、兵力を増員するのはたくさんの資源が必要だ。
建物を立てるのも資源を揃えるのも課金すれば解決できるのだが、それでは湯水のようにお金を使ってしまうので、基本的には放置するか、資源を軍隊で取りに行くか、他国を攻め落とすることで資源を得ることになる。
初期段階でも戦闘に勝てないわけではないのだが、それで得られる資源はたかが知れているので、結局は資源を取りに行くか放置することになるのだが、放置するにしてもたくさん資源が入る状態にしておいた方が効果的だ。
そういうわけで、まずは内政でしっかり自国を繁栄させてから、戦闘など他のコマンドを行うのが定石となっている。
戦闘について

全体マップを表示すると、他国が所狭しと並んでいて、「防衛シールド」が張られていない国に対してはすぐに攻め込むことができる。
戦闘に勝利すると、その国にある資源の一部を奪うことができるので、戦闘に勝利するのが最も手っ取り早くなる。
全体マップ上には「司令本部」という核になる施設のレベルが表示されていて、これがおおよその国の繁栄を示しているのだが、実際の兵力がどれほどのものかは「情報収集兵士」を選択して、偵察の結果を待とう。
偵察の結果はメールで来るので、その内容的に勝てそうだったら攻めこみ、見事勝利すれば資源を獲得することができる。
資源が少ないところに攻めても骨折り損になってしまうので、勝てそうで、かつ資源が多いところを狙うのがベストになる。
逆に考えれば、自国に資源が多いと他国から標的とされやすいので、なるべく資源はカツカツの状態にしてからゲームを終了したほうが良いという戦略にもなる。
ちなみに戦争は自動のシステムによって行われ、攻め込んだ後にしばらくすると、メールで勝敗と戦闘の詳細が届く。
かなり素っ気ないが、一度攻め込んだら終了の通知が来るまで他の作業をしていても良く、途切れなくプレイできる。
このゲームは何事も非同期で進むので、何か一つを見張る必要がないのが特徴でもある。
同盟について

モバイルストライクには「同盟」というギルドとほぼ同じものがあり、これは無課金者には非常に重要な要素となっている。
施設を建てる時に待機時間が発生しても、同盟から支援を要請して、実際に来てくれると1人につき1分の時間短縮効果がある。
時間短縮はモバイルストライクの課金ポイントの一つなので、課金せずに早く施設を建てるには同盟からの支援は欠かせない。
逆に要請に応えることで「忠誠ポイント」が上がり、戦闘や内政を有利に進めるアイテムが手に入れることができるので、自分からも積極的に支援に応えてあげよう。
上の画像のチャット欄に「サポートちょっとしてください…」と書かれているように、同盟内のチャット機能があり、助け合っている内に交友を深めていくこともできる。
戦闘で同盟から増援を受けることもできるし、同盟の仲間と交友を深めるのはゲームにおいても役立つのだ。
このゲームは日本のプレイヤーも多いが、韓国のプレイヤーはもっと多いので、全体チャットは翻訳されて崩れた文法の言葉が飛び交っている。
ただし同盟は日本人で固まっているところも多いので、交友を深めたい時には、日本人の多い同盟に入るのがおすすめだ。
そして何より最も重要なのは「同盟ギフト」だ。
これは同じ同盟のプレイヤーが、一定の課金条件を達成したり、反乱軍を討伐すると、同盟に入っているプレイヤーにアイテムが共有される仕組みになっている。
単に人数が多いだけでなく、アクティブで課金率の高い同盟に入ることで、同盟ギフトをたくさん手に入れることができる。
この同盟ギフトで貰えるアイテムが魅力的で、並の課金よりも充実しているので、同盟ギフトをたくさん手に入れれば無課金でも十分強い国にできる。
何が面白いのか
さてこうして紹介していくと、派手なバトルが行われるわけでも、スピーディーなアクションが求められるわけでもない。
個人的に思う面白いポイントは、他のプレイヤーと同時並行に行うシミュレーションゲームということで、内政をして施設をレベルアップさせるにしても、軍隊を増員するにしても、他の国を上回ってやりたいという外発的なモチベーションがある。
全体マップを見れば他のプレイヤーの動向がすぐに確認できるので、どのくらいまでやりこめば勝てそうかという目標設定が立てやすく、それが中毒性になって空き時間があればつい進めたくなってしまう。
例えば放置している時でも、他国に攻められないように資源を減らしておいたり、防衛シールドを張ったりと目に見えない駆け引きがあるのが、単なるシミュレーションゲームとは一線を画している。
日本のゲームのように丁寧なチュートリアルや、可愛らしいグラフィックこそないものの、それとは全く違った面白さのあるゲームということで、ぜひプレイしてほしいと思っている。
序盤の攻略方法
詳しい攻略方法を書いていたらキリがなくなってしまうので、ここではプレイし始めの頃に行き詰まらず、上手く軌道に乗せるための方法を紹介していこう。
システムを理解すればすぐに分かることとはいえ、モバイルストライクはチュートリアル終了後は一切ヒントなど出してくれないので、当面の参考にはなるはずだ。
資源を貯められる状況を作ろう
究極的には兵力でガチガチに固めて強国を落としまくり、栄華を誇るのが目的になるが、兵力を増員したりするにはどうしても膨大な資源が必要になる。
資源を得るには強国を落として資源を奪うのが近道だが、序盤からそれを行うのは現実的ではないので、必然的に放置した状態でいかに資源を得られるかが重要になってくる。
ということで序盤はいかに資源を素早く得られるか、すなわちレベルの高い施設を揃えられるかが重要といえる。
レベルアップ可能な施設を見分ける

レベルアップができる施設は、レベルの横に「↑」の目印が表示されている。
この目印がある建物からレベルアップさせていくことになるが、逆にレベルアップできないものはなぜできないのかを同時にチェックすると良い。
大抵は他の施設のレベルが足りていないことが原因なので、その施設のレベルアップを先にしておくべきだ、という判断を素早く行うことができる。
無料レベルアップを活用せよ
施設を建てるのも最小限の資源がいるが、ほとんど無視できるくらいだし、レベルアップのコストもほとんど考える必要はない。
唯一のネックはレベルが高くなるほど、施設のレベルアップに時間がかかることだ。
しかしモバイルストライクには「無料スピードアップ」と「同盟支援」という二つのシステムがあり、この2つを活用すれば驚くほど素早く施設をレベルアップできる。
無料レベルアップは、プレイヤーの「VIPレベル」というステータスによって規定される。

この画面で言うと、左上の「VIP 32」と書かれているものがVIPレベルで、このレベルが高いほど無料でスピードアップできる時間が増えることになる。
例えばレベル32だと29分の無料スピードアップができるので、仮に建設に30分かかっても1分待機すれば、あとは瞬時にレベルアップできるので、とにかくVIPレベルのアップが重要となる。
VIPレベルを上げるためのポイントはクエストをクリアしたりすることで入手できるのだが、初期状態からポイントをブーストするアイテムを持っているので、これは惜しまずどんどん使ってしまおう。
一定以上のVIPレベルがあれば驚くほど簡単に施設を立てたりレベルアップできるので、いかにこれを上げるかが最初のカギとなる。
次に同盟についてだが、施設を建てる時に無料スピードアップでは足りない時に「支援」コマンドを実行すると、同盟から支援を募ることができる。
支援してくれると1人につき1分のスピードアップ効果となるが、これと無料スピードアップを組み合わせると、施設はかなりのレベルまで待機時間無しでレベルアップできるようになる。
支援をすると同盟の忠誠ポイントが貰えることもあり、同じ同盟の人は積極的に支援してくれるので、気にせずどんどん支援を頼もう。
プレイ中は待機時間を作らない
初期状態では施設は同時に一つまでしか建設、レベルアップができない。
実際には無料スピードアップを使えば次々と行えるのだが、一つのレベルアップに30分とかを要するとプレイヤーは何もすることがなくなってしまう。
600円の課金アイテムである「第2建設リスト」を使用すれば、2つまで同時に行えて大分楽になるので、内政をやり込む人には結構重要なアイテムではある。

課金をしない人は、とにかく待機時間を作らないことが重要で、無料スピードアップで即座にレベルアップできるものだけに限定しよう。
(プレイ中に重たいタスクを実行してしまったら、それをキャンセルすることができる)
そしてプレイの最後に時間のかかる重たいタスクを実行してから終了すれば、放置している間にそれを片付けてくれるので楽に進めることができる。
最初から戦闘をする必要はない

全体マップを見ると、国によってシールドが張られている所と張られていない所があるのが分かるかと思う。
このシールドが張られていれば攻め込まれないので、自分がプレーする時にはシールドを張って他国の侵略を防ぐ事が重要になる。
このシールドを貼るには「平和の盾」というアイテムが必要で、課金したり同盟ストアから手に入れたりしなければならず、これが無課金者を悩ませる材料となっている。
ただしプレイを始めたての人は24時間だけシールドが最初から付けてくれているので、その間に内政をじっくり行うことができる。
もっとも他国に戦闘を仕掛けるとシールドが解かれてしまうし、プレイし始めの頃は強国を落とすことはできないので(弱い国なら普通に落とせる)、最初は色気を出さずに内政に専念するのがベターだ。
施設はどんどん建てよう

チュートリアルでは一通りの施設を一つずつ建てることになるが、空きスペースにはどんどん施設を立ててしまって構わない。
建設するコストはほとんど無視できるくらいで、レベルアップも無料スピードアップを使えば次々と行えるので、建ててはレベルアップを繰り返そう。
また隠しクエストで「同じ施設を10個建設する」というものがあり、これはレベルアップされていない初期のほうが達成しやすいので、いろんな施設を10個建てては取り壊し…ということを繰り返してしまうのがオススメ。
クエストをクリアするとVIPポイントが溜まってレベルアップすれば、さらに無料スピードアップの幅が広まるので内政がどんどんやりやすくなる。
何時間かはかかってしまうが、無料レベルアップの範囲だけでレベル5くらいの施設で固めることはできるので、そうすれば放置した時に随分資源が溜まりやすくなる。
まとめ
モバイルストライクはシンプルな操作で、様々な内政コマンドをこなし、自分の国を発展させていく過程が何より面白いゲームだ。
またヘイデイなどと違って他国に攻め入ったり、反対に攻められたりと、他のプレイヤーとの駆け引きがあることで戦略の幅が広がっている。
放置していても、他国から攻められていないかとか、資源がどれくらい溜まったかが気になって、空き時間についつい開きたくなるはずだ。
シミュレーションやストラテジーゲームが好きな人なら間違いなくハマるゲームだと思うので、興味のある方はぜひプレイしてみてほしい。
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