どうも、ゴトーだ。

俺は三度の飯よりマンガが好きでな。
最近はすっかりスマホやPCの電子書籍でマンガを読むようになってきた。
さて今回は競合ひしめくマンガアプリの中でも、トップレベルの人気を獲得しているマンガワンについて紹介したい。
チケットのシステムや掲載作品の中のおすすめなど、全般的に解説している。
マンガワンとは?

「マンガワン」とは小学館が運営しているマンガアプリで、現在800万ダウンロードを超えて、数ある中でもトップレベルの人気を得ている。
もともと小学館は「裏サンデー」というウェブコミックの配信サイトを運営していて、マンガワンはそれのアプリ版という位置づけだったのだが、PCからスマホへの以降が急速に進んだ結果、今ではマンガワンがメインで、裏サンデーがサブという位置づけになっている。
マンガワンでは裏サンデーで連載されている作品に加えて、一部連載が終了した作品が全話読めるだけでなく、小学館が抱えている名作である「闇金ウシジマくん」などの作品も同時に配信されている。
思う存分読むには課金が必要になるが、1日に最大8話分を無料で読めたり、イベントで無料枠を増やせたりと、課金せずに読める量も多いのも特徴だ。
この記事では無料で読める枠についての説明や、おすすめの作品を紹介していこう。
マンガワンの仕組み
マンガワンで作品を読むには「ライフ」や「無料時間」を消費することになるのだが、インストールした当初はそれがどういうものかわかりづらいので、まずは仕組みについて説明したい。
なぜかiOSとAndroidで仕組みが異なるので、共通部分とOS特有の部分についても合わせて紹介しよう。
共通部分

マンガワンで掲載されている作品は全話読むことができるが、話によって無料で読めるものと、チケットで読めるものが分かれている。
無料部分 | 1話目やオマケのような続きが読みたくなるところが無料で読める。 上の画像で言うと「無料」というラベルがついているものが該当する。 |
チケット消費 | 無料以外のものをチケットを消費して読む。ほとんどがこちらの形式。 |
要は「無料部分で興味を引いて、それ以降はチケットを消費して見てね」という形式だ。
また少しややこしいことに、消費するものはチケットの他に、「ライフ」というものがある。
チケットとライフは無料枠以外のものを読むという点では同じだが、それぞれ異なる特性がある。
(※Android版ではライフではなく「時間」なのだが、ここでは便宜上ライフで説明している)
ライフ | 無料枠以外を読むと最も早く消費される。また1日に2度、ライフのみ自動で回復する。 |
SPライフ | ライフがなくなったら消費される。おみくじなどのイベントを行うとSPライフが回復する。 |
チケット | ライフもSPライフもなくなったら消費される。課金することでチケットを入手する。 |
上のものから順に消費していき、ライフがなくなったら課金式のチケットを購入することになる。
アプリのマネタイズとしては、このチケット課金と、単行本化した時にコミックや電子書籍の売上につなげる、といった所だろう。
SPライフはチケットを課金して購入した時にオマケで貰えるほか、提携しているアプリをダウンロードしたり、1日に1回引けるおみくじで当たると増やすことができる。
またチケットは「ちょい足し」という本編とは関係ないオマケ要素を閲覧するときにも使用する。
「ちょい足し」はファンサービスのようなもので、ライフでは閲覧できないので注意。
iOS版

iOS版では「ライフ」という形式が採用されている。
ライフがどのようなものかは上で説明したとおり。
インストール時にライフが「4」、SPライフが「100」、チケットが「10」与えられており、合計114話分を無料で読むことができる。
単行本にすると約13冊が無料で読めるのでかなり太っ腹だ。
ライフは9時と21時に自動で「4」まで回復するが、上限が「4」なので、ずっと放置していても4から増えることはない。
定期的に開いてライフを消費して、少しずつマンガを読み進めるのがお得になっている。(というか小学館がそうさせたいのだろう)
Android版

Androidではライフではなく、「時間」というシステムを採用している。
これは文字通りマンガを読める時間のことで、マンガを開いているとどんどん時間が消費されていく。
インストール時に時間が「10分」、SP時間が「180分」、チケットが「10」与えられており、合計190分の時間と10話分を無料で読むことができる。
1話あたり2.5分より早く読める人はAndroid、もっと時間がかかる人はiOS版の方がたくさん読めることになる。
時間は9時と21時に自動で10分回復するが、上限も10分となっている。
またアイテムを購入すると上限を15分まで増やすことができ、回復も15分に上昇する。
こちらも定期的に開いて細切れに時間を消費したほうがお得になっている。
チケットの価格
チケットはショップで購入するが、金額に応じてSPライフ(SP時間)がオマケでもらえる。
なお、値段はチケット1枚あたり20円で固定されている。
チケット | 価格 | SPライフ(iOS) | SP時間(Android) |
---|---|---|---|
6枚 | 120円 | なし | 15分 |
24枚 | 480円 | 2個 | 60分 |
42枚 | 840円 | 5個 | 105分 |
100枚 | 2000円 | 15個 | 250分 |
190枚 | 3800円 | 30個 | 475分 |
250枚 | 5000円 | 45個 | 625分 |
490枚 | 9800円 | 90個 | 1225分 |
初回特典としては、Androidではチケット1枚が無料でプレゼントされ、iOSではチケット12枚が120円と割安で購入できる。
ライフについてさらに詳しく
1日で最大8話読めるといっても、休日などに何時間も通して読みたいとなると、どうしても通常のライフだけでは足りなくなってくる。
そこでSPライフの貯め方など、実際にアプリを使う上で知っておきたいことをいくつか紹介しよう。
インストールボーナスは一度のみ
インストール時には単行本10冊分くらいに匹敵するボーナスが貰える。
これは無課金では最初で最後の特大ボーナスなので、消費したら再インストールして、またボーナスをもらいたいところだが、残念ながら再インストールしてもインストールボーナスを貰うことはできない。
SPライフの貯め方
SPライフは以下の方法によって貯めることができる。
おみくじ
1日に1回おみくじを引くことができて、その結果によって以下のSPライフが追加される。
大吉 | 5枚 |
中吉 | 2枚 |
小吉 | 1枚 |
凶 | 0枚 |
iOSでのおみくじの引き方は、「連載」タブを選択し、ヘッダーの「企画」を選択すると一番下におみくじのバナーがあるのでそれをタップする。
アプリをインストールする
ショップのところで「無料でゲット」という項目があれば、それを選択すると以下のような画面が表示される。

指定されたアプリをインストールし、規定の条件を達成すれば、特典を受け取ることができる。
ただしこれは曜日や時間帯によって表示されないこともあり、この記事を書いている段階だとAndroid版しか特典が用意されていなかった。
企画に採用される
現在は「マンガワンの裏」という読者投稿ページが用意されており、ここに採用されると最大で100SPライフを貰うことができる。
応募したからといって必ず貰えるわけではないが、ボーナスの量が多いので、企画を狙ってみるのも一つの手だ。
同じOSならライフを引き継げる
マンガワンには「ログイン」の仕組みがなく、その端末自体にライフやチケットの情報が紐付いている。
端末を変更した時に貯めたライフやチケットを引き継ぎたい時は、「データ引き継ぎ」コマンドを選択して、メールアドレス宛に引き継ぎコードを発行し、新しい端末でそのコードを入力すれば、データを持ち越せる。
ちなみにiOSとAndroidは「ライフ」と「時間」の仕組みが異なっており、データを引き継げないので注意。
投票システム

マンガワンは公式サイトでも「ランキング至上主義アプリ」と謳っているくらいに、マンガへの人気投票を重視している。
一つの作品には一度まで投票することができるが、熱烈に応援したい人は「プレミアム投票」というコマンドが使える。
これはチケットを1枚消費する代わりにチケット1枚(20円相当)を消費するというもので、お金を払ってでも応援したい!という時に使用する。
たくさん投票されているものはランキング上位に来るので、さらに多くの人に見られやすく、課金収入の分配が投票を集めた漫画家ほど多くなる仕組みになっている。
おすすめ作品
さて最後におすすめの作品をいくつか紹介していきたい。
マンガワンには100作品以上あるが、個人的に好みのものをピックアップしてみた。
ホイッスル!W

サッカー漫画不朽の名作「ホイッスル!」から14年――
新たな主人公たちに、新たなるホイッスルが鳴る!!
90年代後半から00年代前半にかけてジャンプで連載された「ホイッスル」の続編。
ホイッスルのその後としては「サムライファイト!」という作品があり、「ホイッスル!W」はその後に続く作品になっている。
ホイッスルの主人公の風祭将は最終回前に大怪我を負うという劇的な展開だったが、こちらの冒頭では、レスターならぬ「ラスター」に所属して奇跡の優勝に導くという、まんま岡崎慎司のような活躍をしている。
本作ではライバル校だった「武蔵森」を舞台に、その次の世代にあたる二人の主人公が新しいストーリーが展開されていく。
出会って5秒でバトル

好きなもの、ゲーム。嫌いなもの、退屈。
狂がつくほどゲーム好きな白柳アキラは、ある日突然謎の怪物に襲われ
知らぬ間に能力バトルに巻き込まれてしまう。
しかし、彼はその状況に焦るでもなくむしろ喜んで…?智力を駆使して戦う、新時代能力バトルスタート!
原作のweb漫画を「みやこかしわ」という人がリメイクした作品。
タイトルが印象的なこの漫画は、一人ひとりが特異な能力を持っており、その人達が開始の合図から5秒後に手錠のロックが外されて、バトルが始まるというもの。
主人公は受験勉強に興味はないが、全国模試でもトップレベルの成績を収める変人的な天才で、「相手が思った能力になる能力」というおかしな能力を使って切り抜けていく。
自分をどのように強く見せるかという頭脳戦と共に、気合の入った作画が相まって、かなり本格的な作品だ。
オレ達のパーティーは間違っている

鋼の騎士・ナイト、格闘家・モンク、白魔道士・ヒメ、黒魔道士・クロマのパーティー4人は、魔王に決戦を挑む。が…!
「さかのぼれ… うらがえれ… いれかわれ… くずれおちよ…」
魔王の呪いの言葉で、パーティーは離れ離れに!さらに4人には大変な間違いが…!
このあといったいどうなってしまうのか!?オレ達の戦いはこれからだ!
「鋼の騎士・ナイト」「格闘家・モンク」「白魔道士・ヒメ」「黒魔道士・クロマ」の4人はパーティを組んで魔王に挑んだが、やられてしまい呪いをかけられてしまう。
ショタ化したり、男色化したりと、斜め上の呪いがかけられるというシュールなギャグテイストで、散り散りになったパーティを再び集結させようと旅に出ることに。
現在はまだ10話までしか掲載されていないが、女性ランキングで1位になるなど早くも好評を博している。
白星のギャロップ

「俺は競馬が大嫌いなんだ―――」
乗馬苑内で期待の星であるにも関わらず、苛烈なまでに競馬を憎む少年・森颯太。
彼が夢見るのは一つ、トップジョッキー・藤宮将二をその座から引き摺り下ろす事であった―――ジョッキーを目指す少年たちの青春群像劇!!
トップジョッキーの藤宮将二が、母親を死に追いやったと主人公が考え、その恨みから藤宮の地位を引きずり下ろすために騎手を志すという、ダークな動機からストーリーが始まる。
いきなりプロになるわけではなく、今はまだ競馬学校に在籍中だが、学校での教習内容がリアルに描かれている。
主人公は同期でもダントツに優秀だが、逆に初心者で落馬しまくりながらも着実に上達するキャラもいて、それを主人公がちょっとひねくれた感じで見ているのが面白い。
今後主人公の才能がプロとしてどのように羽ばたき、母親の仇と思っている藤宮に肉薄していくのかが非常に楽しみな作品だ。
まとめ
ここまでマンガワンの仕組みや、おすすめの作品を紹介してきた。
他のマンガアプリは雑誌媒体の作品をお金を払って載せているだけのものが多いなか、マンガワンは裏サンデーという独自のコンテンツを持っているので、オリジナル作品を多く抱えているのが特徴だ。
コンテンツの質・量ともにトップレベルで、なおかつ無料で読める枠が1日8話分あるということで、文句無しでオススメのマンガアプリだ。
もし興味を持って頂ければ、ぜひダウンロードして使ってみてほしい。
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