どうも、ゴトーだ。
俺は三度の飯より週刊少年ジャンプが好きでな。
かれこれ6歳の頃から20年以上読み続けている。
もちろん当初からほとんど全て読んでいたし、名作は遡って読んでいるから平成以降の作品で俺が語れないものはないと思っている。
そんなわけで俺の独断と偏見によってランキングをつけたので紹介していきたい。
- はじめに
- 1位 ゆらぎ荘の幽奈さん
- 2位 ブラッククローバー
- 3位 磯部磯兵衛物語
- 4位 ハイキュー
- 5位 斉木楠雄のψ難
- 6位 僕のヒーローアカデミア
- 7位 ワンピース
- 8位 火ノ丸相撲
- 9位 背筋をピン!と
- 10位 ワールドトリガー
- 11位 約束のネバーランド
- 12位 食戟のソーマ
- 13位 鬼滅の刃
- 14位 左門くんはサモナー
- 15位 歪のアマルガム
- 16位 トリコ
- 17位 レッドスプライト
- 18位 銀魂
- 19位 ラブラッシュ!
- 20位 青春兵器ナンバーワン
- あとがき
はじめに
このランキングは俺がジャンプを好きすぎるがゆえに一般的な人気とはかなりかけ離れているかもしれない。
だが今回ばかりは大衆に迎合せず、俺が面白いと思った順に正々堂々とランキングをつけている。
その魂をぜひ感じ取って欲しい。
1位 ゆらぎ荘の幽奈さん
よりによって、これを1位にするブロガーは世界でも俺くらいだろう。
画像を見ての通り、エッチなハーレム系ラブコメで、これを1位にするなんて常識では考えられない。
だが俺はこの作品が好きだ。
以前には個別の紹介記事まで書いたくらいだ。(→ゆらぎ荘の幽奈さん 35話「夜々と猫じゃらし」の感想 – ゴトーのブログ)
まだ単行本は3巻までしか出ていないから知名度は低いが、ジャンプのアンケートでは常に上位に付けていて、おそらくアニメ化もするだろう。
何が面白いのかというと、とにかく女性キャラが可愛い。そして個性的だ。
ほとんどのキャラが霊能力者だから、普通のラブコメよりも破天荒な展開ばかり起きる。
良い意味で人間味がないからドロドロした嫌味なところがなくて、どこから読んでも楽しめる。
そしてついに、今週号のジャンプで俺の一番のお気に入りである雨野雲雀がなんとメインキャラとして再登場したのだ。
てっきり1回限りのサブキャラから思っていたが、唐突に引っ越して転校してくるという強引な展開に俺は感動して1位にしてしまった節がある。
(もしリライトした時に順位が下がっているのを見つけたら、そういうことだと思ってくれ。)
単行本だと雑誌では自主規制されたものまで加筆されているのでオススメだ。
その影響かは知らないが、重版かかりまくって予想以上の売れ行きらしい。

ゆらぎ荘の幽奈さん 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: ミウラタダヒロ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/06/17
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2位 ブラッククローバー
これも2015年から連載されたばかりでまだ新しい部類の作品だ。
一言で言うと「ベタ」。あまりにもベタすぎて先の展開が誰にでも読める。
主人公のアスタは親に捨てられた貧民の孤児で、教会で育っている。同じ日に捨てられたライバルで親友のユノと魔法帝(火影的なもの)を目指すと誓い合ったが、実はアスタには魔力が一切なく、そんなハンデを背負いながら棋力と根性と相手の魔法を無効化する特殊能力で敵を倒すという王道ストーリー。
アスタの最大の武器が「諦めない心」というのも今時珍しいくらいのベタで俺は好きだ。
思いもよらぬ展開が!みたいな類ではなく、熱い王道ストーリーを楽しむのならブラッククローバーで間違いない。
まあ例えるなら生姜焼き定食みたいな漫画だな。

ブラッククローバー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 田畠裕基
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/06/18
- メディア: Kindle版
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3位 磯部磯兵衛物語
ネットでは「処す?処す?」で有名になったギャグ漫画だ。
ワンピースが急遽休載になった時に穴を埋めるために一度限りの読み切りで駆り出されたが、誰も予想していなかったことに好評を博して、それから何度か読み切りを掲載した後に、正式に連載が決まっている。
ハッキリ言って俺はこれを1位にしたかった!
だが磯部磯兵衛を1位にするのはなんかベタ過ぎるのが嫌で3位にした。つまりそれくらい面白いということだ。
主人公の磯部磯兵衛は立派な武士を目指しているが、勉強もできないし、運動能力も皆無だし(腕立て1回でギブアップする)、特に何も努力もしないただのダメ人間なのだが、悪運がやたらと強い。自称江戸で5本の指に入る剣豪である大八をノックアウトしたり、道場を開いて子供武道大会みたいなやつで準優勝したり、大名になって100万石を達成したりする。
無駄に磯兵衛の血統はよくて、父親は将軍の美容師で、母親は人類最強の戦闘能力を持っている。しかし極度の親バカで磯兵衛を天才だと思いこんでいて、結果的に磯兵衛はダメ人間になってしまった。
登場人物の全員が非常識人で、唯一の常識人が犬。
犬というのは一般名詞としての犬ではなく、名前が犬という犬。

磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~ 1 (ジャンプコミックス)
- 作者: 仲間りょう
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/02/04
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4位 ハイキュー
運動能力はやたら高いが、チビで技術もない日向翔陽が、堕ちた強豪である烏野高校に入学して、強豪校を破っていくバレーボール漫画。
これだけ見るとスラムダンクっぽいし、似てる展開もなくはないが、総じて見ると全く似てない。
個人的に感じるハイキューの良いところはアスリートの心理や大した事のなさをちゃんと描いているところだ。
大した事のなさというのは、あまりスポーツを知らない人からするとプロレベルのアスリートなら息を吸うように高いパフォーマンスを恒常的に出せると思われがちだが、実際には常に紙一重の世界であって、少し油断したり現状維持で良いやと思うと途端に足元をすくわれるというところだ。
しかも何かを変えて成長しようと思っても、成長曲線というのは右肩上がりではなくて、何かを変えようとするとこれまでできていた形を変えないといけないから、一度はパフォーマンスが落ちる。それを経てコツを掴むと以前よりパフォーマンスが上がるのだが、それを漫画の中で描いているものは俺が知る限りベイビーステップと、このハイキューしかない。
主人公の日向は普段はお気楽で抜けているボーイなのだが、バレーボールのことになるとゾーンに入って他人からも畏れられるくらいの集中力を見せるところなんかは結構あるあるなところだ。ちなみに俺も割りとそういうタイプだった。
5位 斉木楠雄のψ難
おそらく漫画史上最もメタい作品。メタいというのはメタ発言で溢れているということだ。
主人公の斉木楠雄は超能力者なのだが、それを隠すためにあえて人を遠ざけた行動をしているのだが、なぜか高校では逆に変な人間ばかりが集まってきて色んな災難が降りかかる。
斉木は作中でちゃんと会話したことはなく、常に無口で心の中だけで喋るのだが、むしろその心の声が漫画の要素の8割をしめている。
ずっと心の声で進行するので、作者の都合だったり読者の突っ込みをあらかじめぶっ込んでくるところが猛烈にメタい。
それとインターネットの匿名文化的なネタをちょくちょく挟んでくるから、ネット民に好かれるイメージがある。
作者がコンシューマーゲームが好きだったけど、スマホゲームは全然やらないのが見え見えで、今時のちびっ子を釣る時に大抵PS4とか3DSとかが出てくるところに作者のオッサン臭さを感じる。

- 作者: 麻生周一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: コミック
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6位 僕のヒーローアカデミア
「こういうランキングのほとんどで上位に出てくるランキング」1位の作品。
世界の人口の8割が何らかの「個性」を持つ個性社会において、主人公の緑谷出久は個性を持たずに生まれてきた。
一方、世の中では個性を使って世の中を陥れようとするヴィランと、それから平和を守るヒーローが存在し、出久はヒーローを目指して、ヒーロー養成学校である雄英学園に通うというストーリー。
持たざるものである主人公が成り上がるという点でブラッククローバーと非常に似ているが、僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)の方がもっと重たい運命がある。
というのも出久はヒーローの象徴であったオールマイトの後継者になってしまい、そのオールマイトは既に力をなくしていることから、出久はこれから身の丈に合わない「平和の象徴」として生きていくことを宿命付けられているからだ。
当然ヴィランからも狙われることにもなるし、世間からの目も厳しいので、果たして出久にとってヒーローになるのは良かったことなのかと思わされる。
オールマイトもどっかで死んじゃいそうだし、出久も絶対いつか死にかけるはずだからその時が訪れるのが怖い作品でもある。

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 堀越耕平
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/11/04
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7位 ワンピース
もはや説明不要の超人気作品。
これを書いている現在は、サンジの生い立ちが王族のできそこないだということが分かり、麦わらの一味を離れて、政略的な結婚をしようとしているところ。
サンジを連れ戻そうとするルフィだが、色々事情があって戻れないためにルフィをボコボコにして追い返すが、その目には涙があった…という何番煎じかわからないような内容。
どうせ一味の人間がそれぞれビッグマム一味の幹部クラスと苦しみながら撃破していって、最終的にルフィがボスを倒して、サンジが一味に戻るという展開だろうな。
というかそれ以外の展開以外に選択肢が存在しない。
まあ別にワンピースは嫌いな作品じゃないし、むしろ好きな部類なんだけど、さすがに既視感しかない展開なので7位にさせてもらった。

- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/12
- メディア: コミック
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8位 火ノ丸相撲
知る人ぞ知る、いや誰も覚えていないであろう「ごっちゃんです!!」に続く珍しい相撲漫画。
身長152センチしかない小さな力士である潮 火ノ丸が横綱を目指して高校相撲に旋風を起こす作品。
現実の大相撲の新弟子検査では身長167センチないとダメだが、高校相撲の王者になるかなんかするとその検査を通れるから、それを目指している展開だった気がする。
まあこれもベタな展開で、ジャンプあるあるとして「先天的に才能がない主人公を馬鹿にするモブ」的なキャラがたくさん登場する作品で、そういうやつが特に見せ場なく負けていくところも余りにもベタだ。
ハイキューなんかは才能ない選手はちゃんと活躍できていないのだが、火ノ丸相撲だと運動経験がなくて体重50キロしかない三ツ橋 蛍というキャラが全国の舞台で大金星をあげそうになったりと、割りと気合でなんとかなっちゃう系のスポーツ漫画。というかどんどん気合の要素のほうが大きくなってきている。
これもまたジャンプらしく、火ノ丸は個人戦ではさっさと敗退させて、団体戦に全てを賭けるという展開になっている。
団体戦では相撲経験があるのが部長と火ノ丸しかないのに、今の所、全国大会準決勝まで来ているから真面目に相撲やっている人からしたら怒られそうだ。
(しかも部長はこれまでずっと一人で四股踏みしかしていなかった)
ちなみに俺はレスリング国体王者のチヒロが一番のお気に入り。

- 作者: 川田
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/09/04
- メディア: コミック
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9位 背筋をピン!と
「第2回次にくるマンガ大賞コミックス部門1位」といういかにも通好みっぽい作品だが、むしろそれに選ばれてから人気は下降気味。
典型的な草食系男子でもやしっ子の土屋 雅春と、これまた草食系女子の亘理 英里がコンビを組んで、ちょっと背伸びして柄でもない競技ダンスにハマり、大会に出場したりして少しずつステップアップしていく。
ただこの二人はまだまだ弱くてすぐ敗退しちゃうから、大会では部長やその他のライバルの方が描写が多い気がする。
この二人は背も低いし運動能力もないから、お世辞にも競技ダンスに向いているわけでもないし、突然身体能力が覚醒するわけでもないが、妙に楽しそうにダンスをするという才能があり、上手くなろうとするがあまり視野が狭くなりがちな同じ年のライバルたちにキラリと光るものがあるとして一目置かれていたりする。
割りと先の展開が読めないのも魅力的で、部長が全国最強の敵に勝てるのかどうかとか、一番のライバル関係にあったキャラが普通に同い年のキャラに負けて落ち込んだりするところが個人的には面白い。
ちなみに顧問の先生である「みちるちゃん先生」は作者が随分昔に読み切り連載していた「こがねいろ」に登場してくるキャラクターの一人。
さりげなくみちるちゃん先生の夫も、こがねいろでよくつるんでいた腐れ縁のキャラ。

背すじをピン!と?鹿高競技ダンス部へようこそ? 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 横田卓馬
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/11/18
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10位 ワールドトリガー
こういうランキングで「僕のヒーローアカデミアに次いで上位に来る漫画ランキング」トップの漫画。
ちなみに言うほど掲載順は高くなくて、まさに中堅という作品。(ゆらぎ荘の幽奈さんのほうが普通に高い)
異世界からの侵略者である「ネイバー」とその侵略から守る「ボーダー」という組織の戦いが描かれている。トリガーという武器を使ってボーダーの連中はネイバーと対抗しているのでワールドトリガーというタイトルになっている。
主人公は二人いて、ネイバーの少年である空閑 遊真と、メガネで冴えない三雲 修。
遊真の方は最初から戦闘能力が高いけど、修は特に才能はないけど努力でなんとか一線で戦っていこうと頑張っているという特徴があって、修のほうが主人公っぽく感じる。
けど修は普通に模擬戦であっけなくやられたりする。
トリガーにはそれぞれ個性があって肉弾戦をするものだったり、遠距離からスナイプするものだったりがあって、ただ脳筋で肉弾戦が強いだけではダメで、チームでそれぞれの個性を活かして戦わないとちゃんと勝てない仕組みになっている。頭脳戦の要素が大きいので、こういうランキングで上位に来がちなんだと思う。
ところでネイバーからの侵略では普通に民間人に犠牲が出まくっていて、その割にボーダーの人間がみんな中高生なのはどういうことなんだと思っていたら、トリオン器官というチャクラみたいなものが若い人ほど成長しやすく、大人は衰えて戦闘能力が低いらしい。
それにしても大人が司令室にいて、青少年が前線で戦っているんだから世間からの風当たりは強そうだ。まあ作中でも風当たりが強い描写はあるんだけど。
11位 約束のネバーランド
まだ連載から間もなく、wikipediaのページすらできていない作品。
主人公のエマが暮らす孤児院は周囲を塀に囲まれて外界からは断絶された空間。ある一定以上の年齢になると「ママ」に外に連れて行かれるのだが、実際には外は鬼の世界となっており、鬼に肉体を売り渡すための「出荷」をするために育てられていたのだった。
中でも上玉として育てられていたのは、運動能力と学習能力に優れたエマと、ダントツの頭脳を持つノーマン、そして博識で知恵者のレイの3人で、同い年であることから特に仲間意識が強くもあった。しかしエマとノーマンは出荷の事実を知ってしまい、二人で何とか外の世界に脱出しようと試みる。
こんな感じのストーリーなのだが、こんまま中にいても出荷されて死ぬのを待つだけだし、あわよくば外の世界に出ても鬼がうようよいて生存するビジョンが見えないという悲壮感に満ち溢れている。
しかも博愛精神に満ち溢れたエマは全員で逃げると言い出すし、実は身近に「ママ」の内通者もいたりして、そもそも脱出できる見込みがあるのか?と疑問に感じる。
イメージとしてはデスノートに近い頭脳戦や心理戦が繰り広げられていて、何とか相手を手玉に取ろうとするところが面白い。
これを書いている段階ではまだ14話だが掲載順も悪くはなく、それなりに続きそうな作品ではある。
12位 食戟のソーマ
アニメ化も果たして、知名度もそこそこ高い作品。
なぜか美味しい料理を食べるたびにエッチな姿になる世界観が話題を呼んだ。
その割に意外と料理描写はしっかりしていて、強敵をねじ伏せるためのアイデアを求めて旅に出かけたりして、そこで得たヒントを元に相手をねじ伏せたりするなどちゃんと料理と少年漫画の要素をミックスしている所が凄い。
舞台となっている遠月学園は日本のグルメ界のドンである遠月グループが運営する高校で、中世ヨーロッパもビックリな階級社会となっている。
特に遠月学園の十傑と呼ばれる人間は、他人の部活動を自分のエゴのために潰したりもできたりともはや人権的に大丈夫か?と心配になるレベルだ。
今も主人公たち「反体制側」は、進級試験でひどい食材を渡されたりするなど「もはや単なるイジメだろ…教育委員会に通報しろよ…」と言いたくなるような仕打ちを受けながらも一つ一つの試練をクリアしていく。
ちなみに遠月学園ではたった一度のミスで簡単に退学になる厳しい世界で、通算25回くらいは味方キャラが退学の危機になっている気がする。
最近は退学の危機を乗り越えるという展開がマンネリ化してきたのか掲載順は下降気味。

- 作者: 附田祐斗,佐伯俊,森崎友紀
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/04
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13位 鬼滅の刃
和風テイストで独特な絵柄でいかにも人を選びそうで、何とも打ち切り臭のする作品だったが、味のある世界観と掛け合いが意外と面白く、真ん中くらいの掲載順でちゃんと生き残っている。
灰を打って生計を立てていた竈門 炭治郎(かまど たんじろう)は、町に炭を売りに出かけていたが、帰宅したら家族が鬼に襲われて殺されてしまった。
唯一生き残った妹の禰豆子も傷に鬼の血が入ったことで人食い鬼になってしまうが、かろうじて正気を保っており、兄の炭治郎の危機になると庇ったりしたことで、鬼殺隊の隊員に見逃される。
炭治郎は妹を人間に戻すべく妹とともに旅に出かけることになる。
そういえば和風テイストの作品と言えば、とんちをテーマにした「奇怪噺 花咲一休」という漫画があって、とっくに記憶から忘れられているが俺はなかなか好きな漫画だった。

- 作者: 吾峠呼世晴
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/06/03
- メディア: コミック
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14位 左門くんはサモナー
ゲスでぼっちの召喚術士(サモナー)である左門 豊作…ではなく左門 召介と、手羽先のことになると豹変するヒロインの”てっしー”こと天使ヶ原 桜のストーリー。
最初は左門がゲスでどうしようもない奴だけどやる時はやる奴、みたいなキャラだったのが、どんどんゲス化していって、こち亀の両さんみたいになってきている。
要はハチャメチャやって最終的に痛い目見たまま終わるという展開が多い。
左門は悪魔を召喚する能力を持っているが、訳もなく飛び出しまくるので悪魔界からはひんしゅくを買っていて、それを叱る部長的な役割なのがネビロスという男。
基本的に一話完結型のドタバタコメディなのだが、最近はネタが切れたのか、突然てっしーが悪い奴にさらわれてバトル展開になっている。
ただギャグ要素が染み付いてしまったのか、シリアスさが全く無くて、ボケ&突っ込みの世界観で進んでいる。この辺はちょっとべるぜバブっぽい。
看板にはなれないけど、こういう作品が真ん中編に一つあってもいいよね、というところに収まりそうな作品ナンバーワン。

- 作者: 沼駿
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/01/04
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15位 歪のアマルガム
どことなく…というか、かなり東京喰種(東京グール)っぽい作品。
それにしても「歪のアマルガム」というタイトルからして覚えにくいし言いにくいが、それでもこのタイトルで勝負するというチャレンジスピリットをまずは評価したい。
主人公の久佐場 六道(くさば ろくみち)は幼馴染とのデートを控えたある日、子供が踏切に飛び出しているのを見て、それを助けようとしたところで電車に轢かれて死亡…したかと思いきや、「妖細胞」というものを注入されて異形の者として生存していたのだ。
本来なら「ガシャドクロ化」して、人間の姿を保てないはずだが、幼馴染とデートがしたいという邪な思いによって何とか自分の意志で制御できるという凄い妖怪になれてしまう。
この後は妖怪であることを隠すために、身の回りの人間とは関係を断ち切って行きていかねばならない。
という感じなのだが「ガジャドクロ化」とか「妖細胞」とか何やねんって気もしなくもないが、東京喰種もそんな感じの設定だったな…と思えば納得できなくもない。
これは直近の新連載作品なのだが、もう一つがあまりにもアレだったため相対的に期待値が上がっている。
ジャンプではこういった世界観はあまり受けない気がするが、頑張って生き残って欲しい。
16位 トリコ
世紀末リーダー伝たけし!連載中に女子高生と援助交際したとして児童売春禁止法で逮捕されたしまぶーこと島袋光年の作品。
ちなみにたけしはスーパージャンプというところで続きの完結編を描いてちゃんと終了している。
トリコはグルメバトル漫画で、飽くなき食欲を求めて強敵やモンスターと戦いフルコースを探すというストーリー。
グルメ要素と言っても現実的なものではなく、ほとんどバトル要素がメイン。あくまでモチベーションが食欲になっている。
一時期はフジテレビ系列でワンピースの時間帯にアニメ化されるなど看板になりかけたが、あと一歩で看板になれないくらいの人気でオーバーシュートし、間もなく連載終了を迎える。
ラスボスであるアカシアとのバトルは壮絶で、あまりにもインフレしまくったためにおそらく戦闘力的には「悟空vsフリーザ」を上回っていると思う。
フリーザでさえナメック星を消し飛ばすのは躊躇したが、アカシアは思い立ったように普通に地球を握りつぶそうとするあたり、フリーザより強いのではないか。
最後はアカシア(ネオ)の腹にたまったありとあらゆる食材が吹き出すのだが、それを「嘔吐」と表現してしまっていて「そこ言っちゃうのかよ…」と他の人も突っ込んだのではないかと予想している。
17位 レッドスプライト
この世界では地下深くの化石から取れる「雷髄」と呼ばれるエネルギーで成り立っていて、雷髄からの発電は石炭や蒸気機関を上回るものとして重宝されている。
しかしそんな強力な動力は化石から採取すると劣化が大きいということで、より効率的にエネルギーを取り出すために人間からエネルギーを作ろうとして「雷髄人間」が生み出された。
その人間の末路は意思もなくエネルギーを生み出されるために生かされ続ける悲惨なもので、主人公を始めとした7人の子供が雷髄人間として利用されようとしていた。
結局、主人公は先生の助けもあって生き延びたが、囚われた他の子供達を救っていくという結構王道なストーリー。
作者の前作である「アイアンナイト」は一部で評価が高かった作品なのだが、幼い子供が世界の闇と戦っていくという世界観が妙に見覚えがある。
アイアンナイトは最後単行本のみの最終話となったが、結局どうなったのだろうか。
このレッドスプライトもアイアンナイトと同じく短期打ち切りへの道を確実に歩んでいる…。
18位 銀魂
シュールな世界観のギャグが売りで、女性(腐女子)人気が高い作品でもある。
基本的な内容はもはや説明不要なので省略する。
2004年から続いていて単行本66巻にもなるが、現在は最終章。
来年は実写映画化を控えているということで、NARUTOと同じように映画公開の直前に終了するものと思われる。
ただ9月にアニメの新シリーズが発表されたことでまだ続くのか?とも思われたが、おそらく近いうちに終了するはず。
ちなみに俺は銀魂のバトル展開が好きではなくて、唯一読み飛ばすことがある漫画。

- 作者: 空知英秋
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/04/02
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19位 ラブラッシュ!
ニセコイが終了したことで空いたラブコメ枠の作品。
世界観とか設定がTo LOVEるにそっくりなことが特徴。ただしTo LOVEるほどエッチではない。
主人公のレイジは「男の中の男遺伝子」を持っており、人間だけでなく亜人種からも好かれまくるリトを超えるモテ男。
ある日キューピット族の王女あるララ…ではなくココロが天界から降ってきてレイジに告白するもあっけなくフラれる。
レイジは実は幼馴染のシズクが好きだったのだが、シズクはレイジのことを幼馴染としてしか見ておらず…というストーリー。
レイジとココロとシズク以外もTo LOVEるに登場しそうなキャラばっかりで嫌いではなかったが、短期打ち切りコースまっしぐらで、おそらくリライトするころにはいなくなっているだろう。
20位 青春兵器ナンバーワン
「恋のキューピッド 焼野原塵」という、短期打ち切り間違い無しという下馬評通りに3巻で終了したラブコメ作品を描いた作者による新連載。
これも見るからに打ち切り臭が漂う作品で、よくこれを連載会議に通したな…と思うくらいだ。
現在4話なのでまだアンケート結果が反映されていないが、何かの間違いで延命されたら俺はビビる。
圧倒的につまらなさすぎて逆に清々しくもある。
あとがき
競合が苛烈な「おすすめ漫画界」に足を踏み入れたゴトー先生に未来はあるのか!?
ゴトー先生の次回作にご期待下さい!
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