ネット端末として今では日本中にスマホが普及しましたが、読書や動画はやっぱり大きい画面で視聴したいという方も多いのではないでしょうか。
そのためにタブレット端末が販売されていますが、中でもAmazonが販売する「Fireタブレット」は群を抜いてコスパが良くなっています。
1万円以内で本格タブレットが使える「Fireタブレット」ですが、具体的にどんな製品なのか、そして3つのモデルからどれを選べば良いのか紹介していきます。
目次
Fireタブレットとは?

テレビCMも流れているので聞いたことがある方も多いかと思いますが、「Fireタブレット」はAmazonが販売しているタブレット端末です。
Amazonのタブレットというと「Kindle」が有名で、なおかつ以前は「Kindle Fireタブレット」という名称だったので、Kindleと混同しやすいのですが、FireタブレットとKindleは同じタブレットでも用途が異なります。
それはKindleは電子書籍を読むことに特化しているのに対し、Fireタブレットは汎用的なネット端末だということです。
ですから電子書籍を読むことが目的であればKindleを購入した方が良いですし、動画を見たりゲームをしたりインターネットで色々なことをしたければFireタブレットを購入することになります。
詳しくは後述しますが、Fireタブレットの最大の特徴は他のタブレット端末より圧倒的に価格が安いことにあります。

Androidと似ているけど少し違う

タブレットというとAppleが販売するiPadや、Androidを採用したXperiaなどが有名ですが、このFireタブレットはiOSでもAndroidでもなく「Fire OS」という独自のOSを採用しています。
この「Fire OS」はAndroidをベースに作られているので、基本的にはAndroidタブレットの操作感に似ているのですが、いくつか勝手が違ってきます。
Androidアプリが全て使えるわけではない
AndroidではGoogle Playからアプリをインストールすることができますが、FireタブレットはGoogle Playが使えず「Kindleストア」からアプリをインストールします。
ただGoogleとAmazonのお家事情からかYouTubeやGoogleマップ、Gmailといったおなじみのアプリが配信されていません。(ただしこれらはブラウザから利用することはできます)
一方でTwitterやFacebook、Netflixといった定番アプリはちゃんとインストールできるのでご安心下さい。ゲームアプリも充実していてパズドラや白猫プロジェクトといったメジャーどころも遊ぶことができます。
スマホのように生活必需品として持ち歩くのではなく、書籍やマンガ、映像を大きな画面で楽しむための端末として割り切って見ると良いかもしれません。
ただし裏ワザ的にFireタブレットにGoogle Playをインストールすることができ、一旦インストールすればYouTubeをはじめとした本来利用できないアプリも利用することも可能です。
そのためには「root化」という作業が必要になるので、誰もが簡単にできるわけではありませんが、どうしてもFireタブレットでYouTubeアプリを使いたい!という方は検索して調べてみて下さい。

購入時にAmazonアカウントが設定されている
Androidタブレットでは初期設定でGoogleアカウントでログインする必要がありますが、FireタブレットはそれがAmazonのアカウントをベースに動くようになっています。
そのためAmazonのサイトからFireタブレットを購入すると、出荷時にアカウントが紐付いて初期設定が完了した段階で商品が届くようになっています。パスワードを思い出したりする手間が省けるのでとてもお手軽ですね。

圧倒的なコスパが最大の魅力

Fireタブレットの最大の利点はとにかくコスパが尋常ではなく良いことです。
後ほど詳しく紹介しますが、Fireタブレットには3つのモデルがあり、「Fire 7タブレット」は5,980円、「Fire HD 8」は8,980円、「Fire HD 10」は15,980円と半端ない安さで、それでいて動作もサクサク動きます。
ちなみにiPadの現行モデルは最安でも37,800円するので、Fireタブレットのコスパは他製品の比ではありません。
以前はプライム会員のみ4000円引きの特典がありましたが、現在は全ての会員が割引価格になったのもAmazonの本気度を感じます。(特典を受けるにはクーポンコードを入力する手間が必要だったのですが、それもなくなりました。)
中国の格安タブレットが人気になりましたが、それよりも安く、性能も信頼性も良いとなれば、費用面でタブレットを選ぶ方にとってはFireタブレット一択と言っても良いのではないでしょうか。
なんと毎月本が1冊無料でもらえる

この価格だけでも十分に購入に値するFireタブレットですが、もう一つ大きな魅力として、Amazonプライム会員ならば「Kindleオーナー ライブラリー」として、毎月1冊好きな本を無料でダウンロードすることができます。
これはKindleまたはFireタブレット端末を持っている人のみの特典で、普通にスマホやPCからKindleのアプリを利用しているだけの方は対象外です。
仮に本を読むためだけにFireタブレットを購入したとしても、5,980円で本体を購入できて、毎月1冊無料で本を読めるのなら、それだけで端末代の元が取れるどころか十分にお釣りが出るほどの魅力的なサービスです。(1冊1000円の本なら半年でトントンですね)
ただし2つだけ注意することがあります。
まず「Kindleオーナーライブラリー」で読める本はAmazonにある全ての本ではなく、2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書が対象となります。これは月額読み放題サービスの「Kindle Unlimited」で読める本と同じラインナップになります。
そして次に無料で読める本は1度に1冊しか手元に置くことができません。
例えば今月1冊ダウンロードして、翌月に別の本をダウンロードしようとした場合、既に手元にある本は返却しなければならず、後から読み返すことができません。またすぐに返却したとしても、新たにダウンロードするには来月まで待つ必要があります。
ビジネス書や小説は繰り返し読むことは多くないと思いますので、プライム会員ならぜひ活用してほしい特典です。
Amazonプライム会員についておさらい
多くの方がご存知かとは思いますが、改めてAmazonプライム会員について少しだけ紹介します。
Kindleオーナーライブラリーの特典を受けるためには、Amazonの有料サービスであるプライム会員になる必要があります。
年会費3,900円でプライム会員になると、お急ぎ便を無料で使い放題になったり、プライムビデオでドラマやアニメが無料で見られたりといった様々な特典を受けられます。
その特典の一貫として「Kindleオーナーライブラリー」があり、Fireタブレットを購入された方は他の特典も合わせて、ほとんどのケースでプライム会員になった方がお得でしょう。
ちなみに学生の方は、半年の無料体験期間があり、年会費も半額以下の1,900円となる「Amazon Student」が用意されているのでこちらを利用しましょう。
ここまでのまとめ
それではFireタブレットのメリットとデメリットについて改めておさらいしましょう。
- ◯ 本格的なタブレットが1万円以内で使えて、コスパが最高に良い
- ◯ Kindleオーナーライブラリーによって毎月1冊本が無料でもらえる
- ✕ Google系アプリやLINEなどが非対応でアプリの使い勝手は良くない
書籍やマンガ、映像を見たりする用途であればFireタブレットは群を抜いてコスパが良いのですが、LINEやGoogle Mapなどの便利アプリが使えないのが難点です。
この用途で問題ないと思われる方は、3つあるモデルのうちどれを買えば良いのか引き続き記事をご覧ください。
3つのモデルからどれを買えば良い?
さてFireタブレットには「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」と3つのモデルがあります。
「7」や「8」といった数字はタブレットのインチ数を示していて、数字が大きいほど画面も大きくなっています。
スペックを一覧で表すと以下のようになっていますが、具体的にどういうことかは後ほど詳しく紹介するので、まずは流し見程度で構いません。
– | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 |
---|---|---|---|
価格 | ¥5,980~ | ¥8,980~ | ¥15,980 |
ディスプレイ | 7インチ | 8インチ | 10インチ |
解像度 | 1024×600 (171ppi) | 1280×800 (189ppi) | 1920×1200 (224ppi) |
メモリ | 1GB | 1.5GB | 2GB |
CPU | 1.3GHzクアッドコア | 1.3GHzクアッドコア | 1.8GHz x 2、1.4GHz x 2 クアッドコア |
ストレージ | 8GB / 16GB | 16GB / 32GB | 16GB / 32GB / 64GB |
オーディオ | モノラルスピーカー マイク |
Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク |
Dolby Atmos、 デュアルステレオスピーカー マイク |
カメラ | フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
フロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ |
Wi-Fi | デュアルバンド a/b/g/n |
デュアルバンド a/b/g/n |
デュアルバンド a/b/g/n |
バッテリー | 8時間 | 12時間 | 8時間 |
サイズ | 191 x 115 x 9.6mm | 214 x 128 x 9.7mm | 262 x 159 x 9.8mm |
重量 | 295g | 369g | 500g |
ストレージについて
それぞれのモデルはストレージ容量によって値段が異なりますが、実はmicroSDカードを挿入することで最大256GBまで容量を増やすことができます。
たくさん書籍やマンガを購入して保存したいという場合は、microSDカードを追加で購入すると良いでしょう。こちらはAmazon純正の64GBのSDカードです。
カメラについて
「2メガピクセルリアカメラ」と表記されていますが、要はこれは200万画素のカメラが背面についているということです。
今どきのスマホでは1000万画素というのも珍しくなく、手ぶれ補正やHDR対応などとても高機能化しているので、スマホを持っていればわざわざFireタブレットで撮影する必要はないでしょう。

圧倒的なコスパ!迷ったら「Fire 8 HD」

価格 | 16GB: 8,980円 32GB: 10,980円 |
サイズ | 8インチ |
- △ サイズは8インチで、大きさ・重量ともに平均的
- ◯ この性能、解像度で8,980円は驚異的なコスパ
- ◯ バッテリーの持ちが12時間と最長
まず結論から言うと、どれを買うのか迷ったらこの「Fire HD 8」が一番オススメです。コスパが最高です。
以前は「Fire HD 7」とは少し価格差があったのですが、モデルチェンジを経て1万円を切る値段となりました。
「HD 7」に比べて画面サイズも解像度も高いので、映像や書籍が鮮明に写りますし(iPhoneの現行モデルより解像度が上です)、メモリも1.5GBと十分積まれているので動作が軽快です。
この「HD 8」はストレージ16GBの値段が8,980円ですが、「HD 7」で16GBを選択すると7,980円と1,000円しか違いがなく、解像度や性能がワンランク上であることを考えると、いかにコスパが良いかが分かると思います。
実際に売れ筋ランキングを見てもこの「HD 8」の16GBモデルの人気が高くなっています。

ワンランク上の体験をしたかったら「Fire HD 10」

価格 | 32GB: 15,980円 64GB: 19,980円 |
サイズ | 10.1インチ |
- ◯ 迫力の大画面&フルHDの高解像度
- ◯ CPU、メモリともにワンランク上の高性能
- ◯ モデルチェンジで性能アップ&大幅値下げ
「Fire HD 10」は2017年9月のモデルチェンジによって、性能アップ&1万円以上の値下げによって大化けしました。
以前は「HD 8」よりもメモリが少ない上に、値段が1万5000円以上高かったので、「何でこのモデルが存在しているんだ」という状態だったのですが、モデルチェンジによって「HD 8」に引けを取らないほどのコスパが実現しました。
最大のウリはなんといっても10.1インチによる迫力の大画面に加えて、「1920×1200」というフルHDを超える高解像度による鮮明な画面でしょう。映像のクオリティはこの「HD 10」が抜群に高く感じられます。
またメモリは最大の2GB、CPUも1.8GHzとPCにも匹敵するほどの強力なプロセッサを積んでおり、動作の軽快さは頭一つ抜けています。
実は旧モデルでは価格が高いにも関わらず、なぜか「HD 8」よりも動作性能が低いという謎仕様だったのですが、それも見事に改善されました。(さらに言うと以前はプライム会員はクーポンが適用される中、なぜか「HD 10」のみ適用外だったりと可哀想な扱いを受けていました)
「HD 8」と単に価格を見ると7,000円の差ですが、実際には64GBのストレージで統一すると5,000円の差なので大きく価格差があるわけではありません。

とにかく安さを追求したかったら「Fire 7 タブレット」

価格 | 8GB: 5,980円 16GB: 7,980円 |
サイズ | 7インチ |
- △ サイズは7インチと最も小さく、重量も軽い
- ◯ 価格が5,980円と値段が安い
- ✕ メモリやCPU、サウンドなどが性能は全体的に落ちる
- ✕ モデルチェンジから取り残された感が強い
「Fire 7 タブレット」は下位モデルで値段は5,980円と最も安く、また重量も295gと携帯性に優れているのが特徴です。
この「Fire 7」もモデルチェンジを経て改良されているのですが、いかんせん「Fire 8」と「Fire 10」のモデルチェンジによる性能アップ&値下げによるインパクトが強いせいか、少し取り残されている感が強くなっています。
画面サイズが7インチと最も小さいだけでなく、インチあたりの解像度も低いので、HD画質に足りていないのは今どき少し厳しい印象があります。(YouTubeの動画も最近ではHD画質がデフォルトになっています)
またオーディオもモノラルスピーカーのみで音質も落ち、メモリも1GBと動作の軽快さにもやや不安が残ります。
そして「HD 8」との価格差も小さく、性能差が結構開いている割に価格が1,000円しか安くないので、コスパという点では3モデルで一番劣っているのが実情です。

端末選びのロードマップ
ここまでそれぞれの端末を紹介してきましたが、最後に皆さんの用途にあったモデルを決めてもらうべく、いくつかロードマップを提示したいと思います。
王道はコスパ最強の「Fire HD 8」
「Fire HD 8」はモデルチェンジによって着実に進化を続けていて、十分な性能に1万円を切る価格と、どちらの要素もバランス良く抑えているのが素晴らしいところ。
HD画質の動画を見てもサクサク動きますし、漫画や書籍もクリアに映るので何かと満足度が高いモデルです。
映像重視なら「Fire HD 10」
これまで「もはやこれはイジメではないか」というくらい不当な扱いを受けてきた「Fire HD 10」ですが、モデルチェンジによって急激にできる子に成長し、むしろ「Fire 7」を落第生に追いやった感もあります。
「Fire HD 8」との価格差も1万円以上小さくなり、性能も頭一つ抜けているので、コスパ的にも負けていません。
フルHDの動画を大画面のタブレットで見たいという方にはオススメのモデルです。
安さを求めるなら「Fire 7」
最安値の「Fire 7」ですが、「Fire HD 10」の大幅な進化によって相対的にポジションが低下してしまった感はやはり否めません。
また「Fire 8」が着実に進化して、価格差が1,000円しかないというのも決め手にかけるポイントで、ストレージ8GBの5,980円というのが唯一のセールスポイントです。
廉価版でも良いからとにかく安く済ませたい!という方にオススメです。
いずれにせよコスパ最高のタブレット端末
これまでモデル感のコスパを競うように紹介してきましたが、いずれにせよ他の製品と比べて格段のコスパを誇っているのは間違いありません。
Amazonによる販売というブランド力に加えて、十分な性能に、格安とも言える価格で高い人気を誇っています。
特に書籍を読みたい方は、プライム会員なら「Kindleオーナーライブラリー」によって、本体代をゆうに超えるほどの特典が受けられるのも魅力的です。
スマホよりも大きな画面のタブレット端末が欲しいという方は、ぜひ購入を検討してみて下さい。