どうも、ゴトーだ。

俺は三度の飯よりゲームが好きでな。
近々Android向けに配信されるファイアーエムブレムヒーローズも非常に楽しみにしている。
このゲームはこれまでの任天堂のスマホゲームとは一線を画した、ガチャ機能などを搭載した王道のスマホゲームというところも好印象だ。
現在発表されている情報を元に、どんなゲームかを詳細に紹介していこう。
ファイアーエムブレムヒーローズとは

「ファイアーエムブレム」といえば任天堂の家庭用ゲーム機でおなじみのソフトで、1990年から現在にいたるまで長く親しまれてきたシミュレーションRPGだ。
ファイアーエムブレムヒーローズは、そのシリーズで初めてのスマホ向けゲームということで注目を集めている。
これまでの任天堂のスマホゲームは、Miitomo、スーパーマリオランと従来のスマホゲームの流れにあえて逆らったゲームを配信してきたが、残念ながら商業的には芳しくない結果となってしまった。
しかしファイアーエムブレムヒーローズは、従来の流れに乗って、多くのユーザーに親しまれているシステムを搭載しているので、スマホゲームとしても完成度の高いものになっているのではないかと個人的に期待している。
ファイアーエムブレムってどんなゲーム?

ファイアーエムブレムは1990年のファミリーコンピュータ時代から任天堂のハードで一貫して発売しているが、開発はインテリジェントシステムズという会社が行っている。
(※本作のスマホゲームはおそらく任天堂とDeNAの共同開発)
インテリジェントシステムズは任天堂とは資本関係になく、ファイアーエムブレムシリーズはマリオやゼルダといった任天堂色の強くないゲームになっている。
基本システムとしては、マス目になっているマップにユニット(キャラクター)を配置し、ターン制で交互にユニットを動かしながら、敵に攻撃を加え、最終的に勝利条件を達成すればクリアとなる。
このシミュレーションRPGというジャンルは、他の様々なゲームにも引き継がれており、スマホゲームでも「他が為のアルケミスト」などが同様のシステムを導入している。
また、キャラゲー要素の強いゲームでもあり、異性のキャラクターの親密度を上げると、結婚をして子供が生まれたりといった、カップリングネタも積極的に提供していることでも知られている。
配信日は?

配信日はiOS・Androidともに「2017年2月2日」となっている。
ちなみにニンテンドーダイレクトではiOS版の配信日は未定だったが、直後に任天堂公式TwitterでiOS版の配信日も報告している。
またAndroid版はGoogle Playで事前登録を受け付けており、配信開始日になると通知が来るようになっているので、配信が待ちきれない人は、ぜひ登録してみよう。
元の配信予定は2016年秋だった
なお、「ファイアーエムブレム」と「どうぶつの森」のスマートデバイス向け2タイトルは、「SUPER MARIO RUN(スーパーマリオラン)」に続くタイトルとして、2017年3月までに配信を開始します。
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2016年9月7日
ちなみに当初、任天堂は2016年にMiitomo、どうぶつの森、ファイアーエムブレムの3作のスマホゲームを配信すると予告しており、ファイアーエムブレムは2016年秋の配信予定だった。
ただし開発が難航したのか、スーパーマリオランとずらしたかったのか、公式Twitterでひっそりと延期されることが発表された。
ちなみに予告通りなら間もなく、どうぶつの森のスマホゲームも配信されることになる。
ストーリー

本作の舞台は2つの国が存在する世界で、あらゆる異界の支配を目論む「エンブラ帝国」と、それに対抗する「アスク王国」からなっている。
しかしアスク王国は滅亡の危機に瀕しており、プレイヤーはアスク王国を救うため、特務機関「ヴァイス・ブレイヴ」の一員となり、召喚士として異界から歴代シリーズのキャラクターを召喚して戦うことになる。
このストーリーは完全新規ではあるが、スマホゲームとしてはテンプレ的な超王道なものとなっている。
システム紹介
戦闘画面

戦闘のマップは「8マス×6マス」となっており、ちょっとした空き時間でも手軽に遊べることを目指している。
ユニットの操作はスワイプとタップのどちらにも対応しており、スワイプ方式ではキャラクターをそのまま敵キャラクターにぶつけることで攻撃できる直感的な操作感だ。
タップは従来の家庭用ゲーム機と同様に、移動先を指定し、攻撃するユニットを選択することになる。
また勝利条件はマップ上のすべての敵を倒すとクリア、と一つに統一されている。
(家庭用ゲーム機ではステージごとに異なることがある)
様々な地形

地形を活かして効率的にユニットを移動させないと、クリアするのが難しいマップもある。
橋がかけられたステージでは、一度に1ユニットしか進めなかったり、城のステージでは、城壁を破壊しないと中に侵入できなかったりする。
ファイアーエムブレム特有の戦略性をスマホゲームでも楽しめそうだ。
3すくみの属性

シリーズでおなじみの「3すくみ」の属性は今作も健在。
- 剣(炎)は斧(風)に強い
- 斧(風)は槍(雷)に強い
- 槍(雷)は剣(炎)に強い
それぞれがジャンケンのような構図になっていて、自分のキャラクターだけでなく、敵キャラクターもこの3つの属性を持っている。
相性の悪い敵に攻撃しても返り討ちにあってしまうので、相性の良い相手と交戦できるように上手く立ち回るのが重要だ。
英雄召喚 (ガチャ)

そもそもの設定として、プレイヤーは召喚士で、過去作の英雄たちを召喚して戦闘するというものになっている。
そしてキャラクターを召喚するには「オーブ」という聞きなじみのあるアイテムを使って、英雄を召喚し、自分のユニットに加えることができる。
オーブはストーリーを進めて手に入れたり、ショップで課金することで追加購入することができる。

英雄召喚では5つの召喚石が並んでおり、選択した召喚石の属性に対応するキャラクターが手に入る。
これにより、自分の部隊に不足している属性にしたり、欲しいキャラクターの属性から狙い撃ちすることができる。
(属性によって絞り込むだけで、実際に何が出るのかはランダム)

通常、1度召喚するにはオーブが5個必要だが、連続して召喚することでオーブの消費量を減らすことができる。
回数 | オーブ消費量 |
---|---|
1回目 | 5個 |
2回目 | 4個 |
3回目 | 4個 |
4回目 | 4個 |
5回目 | 3個 |
(おそらく)最大で5回連続召喚でき、そうすると1回ずつ引くよりもオーブ5個の節約になる。
また全てのキャラクターには専用ボイスがついており、過去作で声のついていなかったキャラクターの声を聴くこともできるので、収集したくなる要素の一つとなっている。

召喚したキャラターには星(レアリティ)がついており、同じキャラクターでも星の数が異なることがある。
星が多いほど基本ステータスが強く、強力なスキルがつきやすくなっている。
英雄強化

キャラクターの育成はストーリーを進めることでもできるが、「修練の塔」など経験値を効率よく稼げるモードが用意されている。
敵を倒すごとに経験値が手に入り、レベルアップして基本ステータスが上昇したり、奥義(スキル)を習得することになる。
特別な強化素材を使うことで「覚醒」させることで、星(レアリティ)を後天的に増やすことができて、おそらく全てのキャラクターを星5つまで成長させることが可能になっている。
英雄戦

英雄戦というバトルに勝利することで、召喚(ガチャ)しなくても英雄を手に入れることができる。
中には強大な英雄が登場し、勝利すればレアリティの高い英雄が仲間になる。
(映像ではナバールが星3で登場)
脱衣演出

今作ではキャラクターがダメージを受けると、服が破れたグラフィックのカットインが入るという際どい仕様が存在する。
このシステムは「艦これ」で有名だが、まさか任天堂のゲームでこれが実装されるとは誰も思わなかっただろう。
英雄総選挙

配信直前のキャンペーンとして、「英雄総選挙」が行われている。
これはウェブ上で行う人気投票で、ファイアーエムブレムの歴代キャラクターの中から、好きなキャラクターを選んで投票するもの。
総選挙で1位になった男女キャラクターは、特別衣装を着た状態でファイアーエムブレムヒーローズに登場することになる。
かなりマイナーなキャラクターにも投票できるので、投票ページを眺めているだけでも面白い。
ちなみに1日1回投票できるので、どうしても1位にしたいキャラクターがいれば毎日投票するのもアリだ。
またニンテンドーアカウントと連携することで、200プラチナコインを入手でき、マイページから投票履歴を確認できるようになるので、アカウントを持っている人はぜひ連携してみよう。
プラチナコインは「マイニンテンドー」というサービス内の通貨で、3DSやWii Uのソフトの割引に使用できるなど様々な特典があるので、集めておくと何かと便利なはずだ。
中間結果
英雄総選挙は現在中間発表が行われており、男女の1位~20位までは以下のようになっています。
順位 | 男性キャラ | 女性キャラ |
---|---|---|
1位 | アイク (蒼炎の軌跡) | リン (烈火の剣) |
2位 | ロイ (封印の剣) | ルキナ (覚醒) |
3位 | ヘクトル (封印の剣) | サーリャ (覚醒) |
4位 | クロム (覚醒) | カミラ (if) |
5位 | アイク (暁の女神) | カムイ女 (if) |
6位 | マルス (暗黒竜と光の剣) | エイリーク (聖魔の光石) |
7位 | エフラム (聖魔の光石) | ティアモ (覚醒) |
8位 | ルフレ男 (覚醒) | アクア (if) |
9位 | タクミ (if) | ミカヤ (暁の女神) |
10位 | ドニ (覚醒) | ルフレ女 (覚醒) |
11位 | ヘンリー (覚醒) | ノノ (覚醒) |
12位 | レオン (if) | チキ (覚醒) |
13位 | ロンクー (覚醒) | エリーゼ (if) |
14位 | マルス (紋章の謎) | アンナ (覚醒) |
15位 | ガイア (覚醒) | ルーテ (聖魔の光石) |
16位 | ゼロ (if) | フェリシア (if) |
17位 | ヨシュア (聖魔の光石) | ワユ (暁の女神) |
18位 | ドルカス (烈火の剣) | ネフェニー (蒼炎の軌跡) |
19位 | カムイ男 (if) | サクラ (if) |
20位 | ウード (覚醒) | ニノ (烈火の剣) |
よくありそうな質問
無料で遊べる?
いわゆる「基本プレイ無料」で、自分で課金しなければずっと無料で遊べる(はず)。
課金ポイントはガチャを引くためのオーブで、手に入れたいキャラクターがあれば、オーブを追加購入してガチャを引くことになる。
他の国にも配信されるの?
2月2日の配信日に世界39カ国・地域に配信される。
ただ日本的なガチャシステムなので、アジア以外でヒットするのは難しい気がする。
これって面白い?
システムはスマホゲームとしては超王道なので、スマホゲーム好きなら楽しめるはず。
逆にコンシューマーゲームは好きだけど、スマホゲームは苦手な人は合わないかもしれない。
キャラクターの死亡はあるの?
本編のファイアーエムブレムではキャラクターがやられてしまうと死亡扱いになり、今後復活できないというシビアなシステムになっている。
今作は課金要素があるからなのか、キャラクターは倒されてもすぐに復活してクエストに参加することができる。
その代わりではないだろうが、ダメージを受けると脱衣演出が追加された。
関連動画
ニンテンドーダイレクト
1月19日に配信されたニンテンドーダイレクトの紹介映像。
本作の紹介部分から再生されるように設定しています。
PV
まとめ
キャラゲー要素の強いファイアーエムブレムだけに、スマホゲームではガチャを実装するのではと予想していたものの、ここまでシステム的にもガチガチの王道で来るとは思っていなかったので、個人的にはかなり驚かされた。
任天堂はこれまで王道から外れて、商業的には失敗と言える結果に終わっているので、ファイアーエムブレムヒーローズは今後の試金石となるかもしれない。
個人的にはこういったスマホゲームで出す以上、プラットフォームの特性に合わせてほしいと思っていたので、ポジティブに捉えている。
配信開始後はプレイして面白かったら、攻略記事をいくつか投下してみる予定だ。
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