どうも、ゴトーだ。

俺は三度の飯よりブログが好きでな。
日々試行錯誤しながら記事を投稿している。
さて、ブログのPVを伸ばすには「リライトが大切だ」と言われているが、その際に「Fetch as Google」を使ったほうがいいということは余り知られていないように感じる。
自分がリライトする時によく使うテクニックを紹介しよう。

リライトは短期的にはランダム要素が大きい
まずひとつ断っておくと、このブログはまだ開設してから2ヶ月ほどで、何も最初からSEO知識があったわけではなく、長期的な観点から言えるほど経験値はたまっていない。
検索順位は時間的要因もかなり大きいので、今から説明する現象は長期的に見れば意味のないことかもしれない。
ただし、短期的には少なくとも効果のあることだ、という認識で読んで欲しい。
それでは本題に入ると、リライトした時に短期的に最も変動要因になるのは「タイトル」にある。
短期的に見ると内容よりもタイトルのほうが大きい。
コンテンツを適正に評価されるのは1ヶ月以上かかることが多いので、短期的にそれほど高い効果は期待できない。
では実際にどれだけ変動するのかというと、下の記事はタイトルを変更しただけで検索順位が「31位→7位」になった。
変更前 | 31位 | 田口良一は「強かわいい」ボクサー。ライトフライ… |
変更後 | 7位 | 「強かわいい」田口良一はどんなボクサー?ライトフライ… |
タイトル入れ替えただけでこんなに変わるって本当か?、と思われるかもしれないが、これは稀なケースではあるが実際に起きたことだ。
逆に同じくらい下降してしまったこともあるし、上がることも下がることもどちらも経験している。
今のところのスタンスとしては、既に高い順位を取っているものはそっとしておいて、内容の割に低すぎるものはたまにタイトルをいじるようにしている。
結局、未だにツボがよく分かっていないので、自分はこれを「リライトガチャ」と呼んでいる。
自分でコントロールできないので、上手く行っていないものだけガチャにかければそれなりに分は良くなるだろう。
ちなみにタイトルを頻繁に変えるとペナルティを食らう可能性があるとのことで、タイトルだけの変更は1回限りにしたほうが良さそうだ。
コンテンツ評価でも多少変動する
あくまで自分の経験上だが、タイトル変更ほどドラスティックに順位は変わらないが、コンテンツをリライトした時にも多少順位が変動する。
そのためタイトルはいじらずコンテンツだけリライトした場合にもこの手法は使えるので、それも留意して読んで欲しい。
「Fetch as Google」を必ず使おう
記事をリライトした後は「Fetch as Google」を使うと、即座に順位の変動がわかるので、なるべく使うようにしよう。
「Fetch as Google」とはGoogleにインデックスや再クロールを促すことができるもので、本来ならタイムラグのあるクロールを即座に呼び込める。
リライトしても放置すればそれが反映されるのは数日後になることもあるが(ホットトピックはすぐに反映される)、Fetch as Googleを使えば数十秒で反映されるので、効果測定をすぐに行うことができる。
またリライトによって順位がどのように変動したかを把握するために、予め現在の順位を調べておこう。
手動で調べても良いが、見逃す確率が高くなるので、こちらのサイトのようなチェックツールを使って機械的に調べたほうが確実だろう。
「Fetch as Google」とはGoogle Search Consoleの機能のことで、まずはSearch Consoleに登録する必要がある。
Google Search Consoleへの登録
(※既にGoogle Search Consoleに登録している人は不要な作業です)
まずGoogle Search Consoleにアクセスしよう。
そうしたら、トップページの右上にある「プロパティを追加」ボタンをクリック。

するとこのようなボックスが表示されるので、自分のブログのURLを入力しよう。

その後、自分がそのブログの所有者であることを証明しなければならない。
おそらく多くの方はGoogle Analyticsを使用していると思うので、認証方法を「Google アナリティクス」にチェックして確認するのが簡単だと思う。

Fetch as Google
自分のブログを登録したら、ダッシュボードが表示されているはずだ。
ダッシュボードでは左のメニューから「クロール」を選択し、「Fetch as Google」をクリックしよう。

そうしたらリライトしたページのURLを入力して、「取得」ボタンをクリック。

ページが存在すれば、入力したURLのテーブルが現れるので、出現した行にある「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリック。

これでGoogleに再インデックスが促され、条件が良ければ即座にインデックス内容が更新されている。
Fetch as Googleが効いているか確認
Fetch as Googleで再インデックスを促して、それが必ずしも効いているとは限らない。
個人的な実感値として、前回のインデックスから1日ほど時間を置かないとダメな気がする。
効いているかどうかの確認方法はこのように行う。
まずは、リライトしたブログのURLをGoogleで検索する。
するとこのように一番上にそのURLの検索結果が表示されるはずだ。

確認方法は2つあって、以下の順番に確認しよう。
- 検索結果のタイトル変更が反映されているか
- キャッシュの内容が更新されているか
検索結果に反映されるまで10分くらいラグがあるような気がして、そこまで待つのが面倒なので、自分は良くキャッシュを確認している。
もしタイトル変更が反映されていればこれを行う必要はないが、キャッシュの確認方法はこのように行う。

まず「▼」をクリックして、メニューを表示させ、そのメニューに有る「キャッシュ」をクリックすれば、Googleのインデックスに残っているキャッシュのページが表示される。
検索順位はこのキャッシュに基づいて付けられるので、ここが更新されていなければリライトの効果は測定できない。
もしも数分待ってもリライトされたものに変更されていなければ、前回のインデックスから時間が短すぎたなどの要因が考えられる。
その時は、仕方がないのでしばらく待つか、明日にまたFetch as Googleで再インデックスを促す他ない。
現在の順位を確認
Fetch as Googleが効いていることを確認したら、再度対象のURLの検索順位を調べてみよう。
こちらも手動でも良いが、先ほどと同じチェックツールを使ったほうが見落とすことがないので確実だ。
ここでガチャが当たっていれば検索順位が上がっているし、逆に外せば下がっていることもある。
どのような結果になるかは、神のみぞ知る。
短期的な揺らぎ
もっともここで変動した順位は恒久的なものではない。
特に大きく順位が動いた場合は、今後数日に渡ってさらに順位が乱高下する可能性が高い。
Fetch as Googleによって下がったと思って放置したら、数日後に元よりも高いところにつけていたこともあるし、直後は少し上がったけど、数日後に元よりも下がっていたことがある。
それじゃ意味ないじゃないかと思われるかもしれないが、Fetch as Googleを使わないと、気づかない内に順位が変わっていて効果測定が難しくなる。
任意のタイミングでGoogleに再インデックスさせることで、それが良かったのか悪かったのかを把握するのが狙いだ。
ただし、一度上がった順位がそのまま定着していることもある。
先ほど紹介した記事はタイトル変更によって大幅に順位を上げて、現在もその位置に定着している。
仮説としては元のタイトルだと何らかの要因で適切に評価されず、タイトルを変更したことで適正位置に来たのではないかと考えているが、実際にどういうロジックなのかは不明だ。
まとめ
あくまでここで紹介したテクニックは、短期的な変動要因を把握するものでしかない。
ホットトピックでない恒常的なワードにおいて、コンテンツが適切に評価されるのは数ヶ月単位の時間を要するので、Fetch as Googleによって変動したものが全てではない。
それでもFetch as Googleを使うことによって「リライトによって概ね順位が上がるのか下がるのか」「タイトル変更による短期的な順位変動はどうなるのか」を即座にトラッキングすることができるので、リライトで検索順位を上げたい人にはぜひ試してほしい手法だ。
リライトは銀の弾丸ではなく、実際には上がることも下がることも両方あるというのが、これを試すことでよく分かるはずだ。
そして効果測定をしなければ、どのようなリライトが効果的で、逆にどうすれば下がることがあるのかというツボが分からず、闇雲な書き直しになってしまう。
無根拠なリライトは運試しになってしまうので、自分なりに戦略を持つことが確度を上げる重要な要因だと俺は考えている。
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