DAZN(ダゾーン)でテレビで見るには?よくある質問をまとめてみました。

どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯よりスポーツが好きでな。
もちろんJリーグも好きでよくチェックしている。

さて今回はJ1~J3の放映を独占的に行うことになったDAZNの視聴に関して、知っておきたいことをまとめて掲載している。
テレビでの視聴方法など、多くの方が疑問に感じるであろうことにも言及している。

DAZNとは?

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DAZNとはイギリスの「パフォーム・グループ」という企業が運営しているインターネットでの動画配信サイトだ。

HuluやNetflixのように月額料金を支払うことで、コンテンツが見放題になるサブスクリプション型のサービスで、スポーツを専門に扱っていることが特徴だ。

DAZNは世界的にサービスを展開しているが、とりわけ日本市場に力を入れており、Jリーグと10年2100億円という巨額の放映権契約を交わしたことは、スポーツシーン全体でも話題になった。

Jリーグはこれまで衛星放送の「スカパー!」でJ1・J2の全試合が放映されていたが、2017年からは10年間に渡ってDAZNで放送されることが決まっている。(DAZNではJ3の試合も配信される)

スカパーでJリーグを視聴している方の平均年齢は40才を超えているというデータもあり、急激な放送形態の変更に戸惑いの声が大きくなっているが、この記事ではこれまでネット配信動画を見たことがない方に向けて、DAZNの視聴に関する疑問を解決していくことを目的としている。

もしも説明が分かりづらかったり、書かれていないことで疑問点があれば気軽にコメントして頂ければと思う。

サービスに関するFAQ

まずはDAZNのサービス自体に関する疑問点に応える形で一つずつ紹介していこう。

これらは実際に寄せられた疑問というわけではないが、Twitterなどを見ていて目についた反応や、自分が感じた疑問点を元に作成している。

DAZNってなんて読むの?

DAZNをカタカナで表記すると「ダゾーン」となる。
「ダ・ゾーン」と書かれる事も多いが、口で呼ぶ時はつなげて読んだほうが自然になる。

怪しいサービスじゃない?

パフォームグループという企業はなかなか表に出てこないので、実際にどんな会社なのかのイメージは付きづらいが、2013年にはアメリカでのグループ全体のスポーツメディアのシェアが65%に達しているくらい力を持っているらしい。

また日本に馴染みが深いもので言うと、「Goal.com」を2011年に買収している。

DAZNは日本版のサービスが始まる前に、放映権契約を交わしたことがちょっと怪しい感じになっている要因かもしれない。

ただし最近は「DAZNだぞーん」というテレビCMを打ったりして、世間的にも認知され始めたので怪しさは薄れてきているように勝手に感じている。

どうやって見るの?

オーソドックスな方法としては、スマホやタブレットの専用アプリをインストールするか、PCならブラウザで視聴すること。

ちなみに自分が確認した限り、なぜかスマホアプリから会員登録をすることができない。
常識的に考えてその仕様は有り得ないだろうと思ったのだが、どこをタップしても会員登録画面に進めなかったので、あらかじめウェブサイトから会員登録をする必要があるかもしれない。

その他に「Amazon Fire TV」などの端末を使ったりすることで、スマホやPCを使わずにテレビで見ることもできる。
この方法について詳しくは「テレビで視聴するにはどうしたら良い?」の項目で説明しているので、そちらを参照のこと。

料金は?

月額料金が1,750円、さらにドコモユーザーの人は月額980円となる。
サブスクリプション型なので、この他に追加料金がかかるということはない。

スカパーの「JリーグMAXセット」は月額2,962円だったので、基本料を含めるとDAZNの方が半額ほどの出費で済む。

どうしてドコモは割引なの?

NTTドコモとDAZNは業務提携したことで、ドコモユーザーに優遇価格で提供されることが決まったため。

2017年2月15日から「DAZN for docomo」というサービスがスタートするので、こちらから登録すると割引価格で利用することができる。

ちなみにドコモが運営している動画配信サイト「dTV」とセットで契約すると200円引きの特典もあり、これはドコモユーザー以外にも当てはまる。

DAZN for docomoの違いは?

DAZN for docomoのサービス自体に違いはないr。

決済方法のみ違っていて、ドコモの「dアカウント」を使い、支払いもdアカウントに設定されているクレジットカードから行うことになること。
視聴できる試合や、アプリやサイトの内容に違いはない。

無料体験はあるの?

初回登録時に1ヶ月間の無料体験期間が設けられる。
1ヶ月以内に解約すれば料金は発生しないので、まずは気軽に試して頂ければと思う。

ユーザー登録に必要なことは?

基本的には一般的なウェブサービスと同じ登録手順だが、唯一注意点として、事前にクレジットカード情報を登録する必要がある。

無料体験であっても、クレジット情報は必要なので、登録する時にクレジットカードを用意しておこう。(先程も説明したように、無料体験期間中に解約すれば料金は発生しない)

ちなみに銀行振込などには対応していないので注意。

ネット配信とテレビ配信の違いは?

スカパーのようなテレビ放送は、電波を通じて映像データを受け取るので、電波さえ受信できていれば、基本的には映像が乱れることなく、フルHD以上の画質を安定的に流すことができる。

しかしネット配信は、テレビとは根本的に情報のやり取りが異なり、映像に限らず様々なデータをやり取りできる反面、回線状態が不安定になったり、映像を提供するサーバーがパンクしたりしやすくなっている。

どちらが優れているのかという訳ではないが、少なくとも映像を見るということだけで言えば、ネット配信は映像が止まったり、画質が劣化する可能性が高くなっている。

ただしネット配信の強みとして、テレビのようにチャンネルを設定する必要はなく、好きな時間に好きなコンテンツを自由に探して見ることができる。

見逃し配信はあるの?

DAZNで生配信された映像は、中継終了後に原則として全てのコンテンツを30日間見逃し配信として視聴できる。
(スカパー!オンデマンドのような方式)

またJリーグの配信に関しては、今後より長い見逃し配信期間を要望する声が大きくなれば、90日や120日の延ばすことも検討するとのこと。

今後はダウンロードして一定期間視聴できるようにすることも検討中とのことだが、ハードディスクに録画して永続化することはできない。

追っかけ再生はあるの?

追っかけ再生には対応している。

これはどういうものかというと、例えば試合開始から10分遅れて視聴を開始したとしても、動画を視聴する時に遡って始めから見れば、擬似的に生中継のように見ることができる。

合間合間を10分間省略すれば、現在地点に追いついて完全な生中継として楽しめるので、なかなか便利な機能。

DAZNの映像は安定してるの?

サービス開始当初はとても酷い状況で、光回線でもまとも試合を見られないという声が相次いでいたが、今では随分改善してきている。

しかし他の動画配信サービスであるHuluやNetflix、またYouTubeなどと比べるとその水準には全然達していないのが現状。

Jリーグが開幕した時には配信トラブルがあって炎上気味になってしまったが、それでも画質や安定性は少しずつ上がっているので気長に待とう。

DAZNのアプリやウェブサイトが使いづらくない?

デザインは一見すると格好良いのだが、実際使ってみると操作性はお世辞にも良いとはいえない。

普通のアプリでは縦にスクロールしてコンテンツを探すが、なぜかDAZNでは横スクロールが標準になっていて、数あるコンテンツの中から、見たいものを探しづらくなっている。

YouTubeなどメジャーなアプリの操作感に慣れているとなかなか辛いものがあるが、操作性はともかく動画を見ることだけなら何とかなる。

個人的に最も不便に感じるのは、「動画をシークした時に、遷移先の時間が表示されないこと」で、見逃し配信を視聴するときに「3分後に飛ばそう」と思っても、10分くらい飛んでしまうことがしばしばあって結構ストレスが溜まる。

DAZN大丈夫なの?

率直に言ってDAZNのサービスレベルの質が低いのは否めず、実際にアプリストアのレビューは相当荒れている。

YouTubeほど…とは言わないにしても、一般的な動画配信サービスくらいの安定性は欲しい。

視聴に関すること

安定して視聴するにはどうすれば良い?

一般論で言うと、高速なインターネット回線に接続することが求められる。

とはいえネット回線を変えるのは面倒だし、集合住宅だとどうしても速度が出づらかったりするので、取りうる手段には限界がある。

光回線にせよケーブルテレビの回線にせよ、より速度の出るプランに変更するというのが現実的な方法かもしれない。

また回線の安定性でいうと「有線 > Wi-Fi > 携帯回線」の順になる。

携帯回線では、いずれにせよ通信制限の問題で長時間視聴することができず、Wi-Fi接続の場合は質の高いルーターにすることで安定性や速度が増す可能性はある。

最も安定しているのは有線接続だが、モデムの近くに置かなければならないなど、物理的な制約があるので実行できない人も多いだろう。

ちなみにDAZNが推奨している回線速度は以下の通り。

標準画質 (720p) 5.0Mbps
HD画質 (1080p) 9.0Mbps

ただし筆者の自宅は30Mbps以上あるにも関わらず、標準画質でカクつくこともあったりと、推奨環境はあまりアテにならない気がする。

なお回線速度は以下のサイトで調べることができるので、一応参考までに紹介しておこう。

テレビで視聴するにはどうしたら良い?

まずテレビで視聴するには「ゲーム機を通じて視聴する方法」と「テレビ視聴デバイスを使う方法」の二つがある。

それぞれ分けて説明していこう。

ゲーム機を通じて視聴する

海外ではPlayStation3とPlayStation4のアプリが配信されていて、これらのゲーム機のアプリを通じてDAZNを視聴することができる。

しかし日本ではこれらのアプリが長いこと「配信予定」のまま変わらない状況なので、現時点ではPlayStationで視聴することはできない。

ちなみにマイクロソフトによるゲーム機の「Xbox One」には対応している。
もっとも日本で持っている人はほとんどいないので、あまり関係のない話かもしれない。

わざわざゲーム機を起動するのは、ゲーマーでもないと面倒なので、個人的にはこの後に紹介する「テレビ視聴デバイスを使う方法」をオススメしたい。

テレビ視聴デバイスを使う

ここでいう「テレビ視聴デバイス」とは「Amazon Fire TV」「Apple TV」「Chromecast」といったデバイスのことを言う。

このうちDAZNが現在対応しているのは「Amazon Fire TV」と「Apple TV」のみで、「Chromecast」には対応していない。

そのため、ここでは対応している2つのデバイスに絞って紹介しよう。

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そもそもこのデバイスは何をするためのものかというと、インターネットの動画配信サイトの映像を、スマホやPCを介さずにデバイス単体でテレビに流すことができるものとなっている。

上の画像は「Amazon Fire TV」というものだが、ボックス型のものが本体で、これを通じてインターネットに接続し、テレビに映像を流す役割を果たす。

本体は映像を流すために特化したコンピューターになっていて、この中にアプリをインストールして、アプリから見たい映像を選択し、本体からテレビに出力する、という流れになる。

これらの端末は凄く安いというわけではないが、それほど高いわけではなく、値段は以下のようになっている。

製品 メーカー 値段
Amazon Fire TV アマゾン 11,980円
Fire TV Stick アマゾン 4,980円
Apple TV アップル 15,800円

ちなみに「Amazon Fire TV」と「Fire TV Stick」の用途は全く同じだが、Stickの方はシンプルな形状で性能も低い分、安価で購入することができる。

両者の違いは以下の記事で詳しく説明しているので、気になる方がいればどうぞ。

オススメはAmazon製品の方で、値段が安いのもそうだが、テレビ視聴デバイスとして最も売れているので無難な選択になるからだ。

ちなみに「Amazon Fire TV」と「Fire TV Stick」とでは、前者の方が性能が高く、有線接続をすれば回線速度を上げることができる。

Fire TV Stickでも映像を視聴するには全く困らないが、より良い環境で視聴したい人はAmazon Fire TVを選択すると良いだろう。

Fire TV Stick (New モデル)

Fire TV Stick (New モデル)

Amazon Fire TV

Amazon Fire TV

もちろんApple製品が好き、といったこだわりがあればApple TVでも問題はない。

ちなみにApple TVはAmazonがライバル製品ということで、Amazon.co.jpで扱っていないので、Appleの公式サイトや楽天などから購入する必要がある。

登録して視聴するまで面倒じゃない?

基本的にやることは、一般的な動画配信サイトと同じことなので、特別にDAZNが面倒というわけではない。

スカパーからの移行組が多い状況なので、分からないことがあれば、Twitterなどで詳しそうな人に聞いて見るのも手だ。
またDAZNの公式Twitterが丁寧に返答してくれているので、場合によってはそちらに直接質問しても良いだろう。

最後に

ここに質問と回答をあらかた挙げてみたが、他になにか分からないことがあれば、気軽にコメントして頂ければと思う。

それではDAZNをぜひ楽しんでいただれば幸いだ。

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