ケーシー・マギーが巨人に入団へ!楽天を日本一に導いた助っ人はどんな選手なのか。

どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より野球が好きでな。
なかでも2013年の楽天の日本一には胸を躍らせたものだ。

そんな楽天の日本一に大きく貢献した助っ人外国人、ケーシー・マギーが日本球界に復帰することが決まった。
獲得した球団は楽天ではなく巨人で、4年越しの獲得でもある。

ケーシー・マギーとは

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ケーシー・マギーはアメリカの野球選手で、メジャーではヤンキースやマーリンズで活躍し、日本では2013年に楽天に所属していた。

日本に来る前は低迷していたが、2009年には打率3割、2010年には104打点の球団記録を作るなど、メジャーでも高い成績を残していた実力者だ。

日本球界では楽天で高い成績を残して日本一に導いた活躍ぶりだけではなく、全く悪い印象がなく誰からも愛される超優良助っ人外国人だった。

日本球界で飛躍を遂げた後に、イチローも後に所属するマーリンズでメジャー復帰。
ここで打率.287、76打点を挙げてカムバック賞を獲得したことで、帰国してからも日本のメディアで度々報道されていた。

そして2016年12月4日に、マギーが巨人と契約面で基本合意したと発表され、4年ぶりの日本復帰が決まっている。

生年月日 1982年10月12日 (歳)
身長 185センチ
体重 100キロ
ポジション 三塁手
投球・打席 右投右打

ゴトー’s Eye

自分はそこまで楽天ファンではないのだが、マギーに対してはポジティブなイメージしかない。
どこまで実力をキープしているかは不透明だが、2度目の日本でも活躍して欲しい。

期待度 ★★★☆☆
実績 ★★★★☆
人格者 ★★★★★

ケーシー・マギーの経歴

アメリカ時代

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高校はカリフォルニアにあるソケル・ハイ・スクールで野球とバスケットボールに取り組んでいた。
とりわけ野球では地域ナンバーワン選手と呼ばれ、3年時には打率.489、本塁打10、さらに三振はなしという成績を収める。

大学はカリフォルニア州立大学に進み、当初はレフトを守っていた。
1年時に全米でも優れた新人選手となり、2年時にはチームMVPにも輝いている。

3年を終えたのちにシカゴ・カブスからドラフト10位指名を受けて、2003年にプロ入りを果たし、5年後の2008年にメジャー初昇格。

2009年にブルワーズに移籍すると、打率.301、16本塁打、打点66といずれの部門でもリーグ新人としてはトップレベルの成績を残す。

さらに翌年の2010年には、打率.285、23本塁打、104打点とキャリアハイの成績を残し、104打点は当時のブルワーズの球団記録。

それ以降は低迷し、パイレーツ、ヤンキースと移籍したが、めっきり打撃不振となった。

2012年には日本球界からのオファーがあり、巨人と楽天から声がかかっていた。
巨人は「打撃不振なら2軍に落とす」という条件だったため、出場機会の確保を優先して楽天に入団することを決める。

楽天時代

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楽天は2013年に、メジャー通算434本塁打、10度のゴールデングラブ賞を獲得した超大物「アンドリュー・ジョーンズ」も獲得していて、マギーはむしろジョーンズとセットで入団した選手というイメージが強かった。

ジョーンズも決して悪い成績ではなかったが、終わってみればマギーは打率.292、28本塁打、93打点と素晴らしい成績を挙げ、むしろマギーの方が高い成績を残している。

性格も温厚かつ、研究熱心で、メジャー時代には変化球への対応が苦手だったが、変化球を多用するプロ野球に上手く適応している。

また上の画像を見ても分かるように非常にチームに馴染んでおり、楽天の日本一を象徴する選手となった。

契約延長も噂されたが、息子が先天性の脳障害を持っている事情から、アメリカに帰国したいという意思が強く1年でメジャー復帰を果たす。

メジャー復帰

マーリンズでは日本球界に培った変化球への対応力を活かして、打率を大きく向上させ、メジャー屈指の強打者スタントンがいる中で4番を務めた。
2014年の成績は打率.287、7本塁打、76打点、177安打と高い数字を残し、カムバック賞を受賞している。

2015年にジャイアンツに移籍したが、低迷し、マーリンズに戻るも成績は戻らず。

2016年はタイガースとマイナー契約を交わし、一時メジャー昇格を果たしたが、やはり低迷してシーズンのほとんどをマイナーで暮らした。

日本球界に復帰

楽天時代の良い印象が強かったため、メジャー復帰後も日本球団はマギーとコンタクトを取り続けていたらしい。
特に興味を示していたのは2012年と同じ巨人と楽天だ。

そして2016年12月4日に獲得競争を制して巨人がマギーの獲得を発表。
年俸は1億9300万円とのこと。(楽天時代は1億円)

2017年シーズンから4シーズンぶりに日本球界復帰となった。

心優しき父親

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ケーシー・マギーの長男のマッケイル君は先天性の脳障害を抱えている。

楽天入りを決めた時も日本の環境にマッケイルが馴染めるかを調べ、球団からサポートの確約を得て入団しており、また日本一を決めた後に残留要請されながらもマッケイルの療養を優先してアメリカに帰っている。

マギーは全米脳障害連合のメンバーでもあり、連合を代表してマッケイルが2009年のメジャーリーグの試合で始球式に登場。その試合でマギーが代打で登場し2ランホームランを打ったという、漫画顔負けのエピソードもある。

楽天時代はその成績だけでなく、紳士で誠実な人柄で誰からも愛される選手だった。

その背景もあって、マギーがメジャーに復帰した後も日本のメディアは度々マギーの動向を報じていたし、これといった根拠はないのだがマギーが日本球界に復帰することは既定路線のようにもなっていた。

イチローに粋なはからい

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イチローとは2015年のマーリンズ時代にチームメイトで、中々良い関係だったらしい。

2015年8月15日にイチローが「球聖」タイ・カップに並ぶ日米通算4191本目のヒットを記録した時に、マギーが日本酒を用意してチームメイトと祝杯をあげたという話がある。

実はマギーはこの頃にはすっかり低迷していたのだが、こうしてちょくちょく話題になるほどナイスガイでもあった。

巨人ではレギュラーを獲得できるのか

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楽天では抜群の成績を残し、メジャーでも高い実績を持つが、かといって巨人で簡単にレギュラーを奪えるほど簡単な状態ではない。

巨人のサードは村田がレギュラーで、今年は.302、25本塁打、81打点と楽天時代のマギーと同程度の成績を残しているからだ。
他にも村田からレギュラー獲得が期待されていた岡本和真もいるし、サードのレギュラー争いはかなりの激戦区になる。

マギーはメジャー晩年には一塁を守ることもあったが、一塁には捕手から完全転向した阿部慎之助がいるし、こちらはなおさら難しい。

おそらくマギーは加入即スタメンではなく、レギュラーを奪う側の立場になるだろう。

巨人が本気出しすぎ!

巨人は2016年シーズンに広島に敗れて優勝を逃しているせいか、補強に余念がない。

DeNAから「どすこい」こと山口俊には4年8億という破格の契約をしているし、ソフトバンクから森福も獲得。それに飽き足らず陽岱鋼まで狙っているらしい。

加えてこのケーシー・マギーまで獲得するわけだから、どれだけ金満なんだよ、というツッコミを入れたくなるが、ある意味巨人らしくて楽しみでもある。

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