どうも、ゴトーだ。

俺は三度の飯よりサッカーが好きでな。
もちろん海外サッカーもチェックしている。
そしていよいよ年の瀬になり、バロンドールの受賞者が決定したのでそれを紹介したい。
タイトルでネタバレしているように、クリスティアーノ・ロナウドが4度目の受賞となっている。
バロンドールとは?

バロンドールとは1956年にフランスのサッカー雑誌「フランス・フットボール」というところが独自に作った最優秀選手を表彰する賞だ。
世界一のサッカー選手は誰かという議論をする時に必ず引き合いに出される賞で、今は解消されてしまったが、あまりの権威の強さにFIFAの賞として一時は統合されたこともある。
FIFAとかUEFAとか公式の団体の賞よりも権威があって、何というかまあ凄い賞なんだ。
分かりづらいことに、1991年からFIFAが「FIFA最優秀選手」というのを選んでいたんだが、バロンドールより価値が少なくて、2010年からバロンドールに吸収され、結局2016年からまた分離してしまった。別にバロンドールだけでいいような気がする。
もともとは「欧州最優秀選手」を決める賞だったのだが、1995年からUEFAに加盟するクラブであれば良くなり、2007年から全世界が対象となったので、名実ともに世界一の選手を決める賞となったわけだ。
選出方法としてはプロ野球のMVPみたいに、全世界のサッカー記者による投票によって決まる。
これまで「FIFAバロンドール」と統合されていた時は、各国の監督や選手が投票する仕組みだったのだが、従来の記者投票に戻っている。
ちなみに監督や選手が投票していた時は、誰が誰に入れたかが話題になっていた。
例えば去年には長谷部誠とハリルホジッチ監督はメッシにいれたことが分かっている。
メッシ、クリスティアーノ・ロナウド時代
今でこそメッシかクリスティアーノ・ロナウドが受賞しまくっていて、一人で複数回受賞するのが当たり前みたいなムードになっているが別にそうではない。
それは、この二人が歴史的に見ても例をみないくらいに突出しているからだ。
今回クリスティアーノ・ロナウドが選ばれたことで4度受賞、メッシはこれまで5度受賞しているが、これまでの最多記録は3回で、ヨハン・クライフ、ファン・バステン、ミシェル・プラティニがトップだった。
この二人の栄華がいかに続いているのかは2008年からの受賞者を見ればよく分かる。
年度 | 1位 | 2位 |
---|---|---|
2008 | ロナウド | メッシ |
2009 | メッシ | ロナウド |
2010 | メッシ | イニエスタ |
2011 | メッシ | ロナウド |
2012 | メッシ | ロナウド |
2013 | ロナウド | メッシ |
2014 | ロナウド | メッシ |
2015 | メッシ | ロナウド |
2016 | ロナウド | メッシ |
なんか事情をよく知らない人からしたら腐敗してるんじゃないのか…と思われるくらいに二人が独占している。
一時の実力で言えば、この二人に匹敵する選手はもちろんいるが、これだけ長い間トップパフォーマンスをキープし続けているのは歴代でも類を見ない。
もしこの世にメッシかロナウド、どちらかしか生まれていなかったら、バロンドール受賞回数がエライことになっていたんじゃないかと思う。
2016年の詳細な得票数
今年の投票結果は以下のようになっている。
順位 | 選手 | 所属 | 票数 |
---|---|---|---|
1位 | クリスティアーノ・ロナウド | レアル・マドリー | 745 |
2位 | リオネル・メッシ | バルセロナ | 316 |
3位 | アントワーヌ・グリーズマン | アトレティコ・マドリー | 198 |
4位 | ルイス・スアレス | バルセロナ | 91 |
5位 | ネイマール | バルセロナ | 68 |
6位 | ガレス・ベイル | レアル・マドリー | 60 |
7位 | リヤド・マフレズ | レスター・シティ | 20 |
8位 | ジェイミー・ヴァーディー | レスター・シティ | 11 |
9位 | ペペ | レアル・マドリー | 8 |
9位 | ジャンルイジ・ブッフォン | ユベントス | 8 |
11位 | ピエール=エメリク・オーバメヤン | ボルシア・ドルトムント | 7 |
12位 | ルイ・パトリシオ | スポルティングCP | 6 |
13位 | ズラタン・イブラヒモビッチ | マンチェスター・ユナイテッド | 5 |
14位 | アルトゥーロ・ビダル | バイエルン・ミュンヘン | 4 |
14位 | ポール・ポグバ | マンチェスター・ユナイテッド | 4 |
16位 | ロベルト・レバンドフスキ | バイエルン・ミュンヘン | 3 |
17位 | ディミトル・パイエ | ウェスト・ハム | 1 |
17位 | ルカ・モドリッチ | レアル・マドリー | 1 |
17位 | トニ・クロース | レアル・マドリー | 1 |
主な選手を紹介
クリスティアーノ・ロナウド (1位)

2015-16シーズンはリーグ戦36試合35ゴールとそれほどロナウドにしてはそれほど多くはないが(他の選手だったら異常)、チャンピオンズリーグでは1大会に3度のハットトリックを決めて優勝に貢献した。
練習の虫としても知られていて、信憑性は定かではないが1日に腹筋3000回やっていたこともある。
身体能力も抜群に高くて、NBA選手よりもジャンプ力が高い。空中戦になると一人だけ打点がおかしいことになってる。
脱税疑惑が上がって潔白を証明しようと、本当の年収を公開した所、年収275億円だと最近判明した。
イケメンであるがゆえに美人女性と数々の浮名を流してきたが、長続きしないので色々トラブルを起こしている。
今はシングルファーザーである。
リオネル・メッシ (2位)

2015-16シーズンは33試合26得点と、メッシにしては少ない得点数だった。(他の選手だったらかなり高い)
チャンピオンズリーグは準々決勝では、下で紹介しているグリーズマンに2得点を奪われ、まさかの敗退となっている。
もともと童顔のベビーフェイスだったのに、最近は銀髪に髭をたくわえ、体中に刺青を入れ始めたりと、この先色々ヤバそうな匂いがする。
永遠のサッカー少年のような天真爛漫さで誰からも好かれていたのに、この路線は色々と心配になる。
アントワーヌ・グリーズマン (3位)

2016年のキーパーソン的存在で、得票数が3位となった。
2015-16シーズンは38試合22得点で、リーガの得点ランキング6位。
特筆すべきはEURO2016での活躍で、フランス代表として準優勝に多大な貢献をした。
大会での8得点はミシェル・プラティニに次ぐ歴代2位で、得点王とMVPを受賞。
さらにチャンピオンズリーグでは、準々決勝でバルセロナから2得点を奪って、逆転で準決勝進出を決めている。
ルイス・スアレス (4位)

もしかしたらワールドカップで噛み付いた人、というイメージが一番強いかもしれない。
生粋の点取り屋で、2015-16シーズンは35試合40得点をあげていて、メッシ&ロナウド以外としては7年ぶりのリーガ得点王に輝いている。
バルセロナのリーガ・エスパニョーラ連覇に大きく貢献し、ヨーロッパ全体の得点王であるヨーロッパ・ゴールデンシューも獲得。
リヤド・マフレズ (7位)

2015-16シーズンでのレスター奇跡の優勝に大きく貢献した選手。
するすると相手を抜くドリブルが武器で、レスターの右ウイングとして17得点11アシストを記録。
イングランド・プロサッカー選手協会の年間最優秀選手にも選ばれた。
ジェイミー・ヴァーディー (8位)

マフレズと並んで、レスター奇跡の優勝に貢献した選手。
2015-16シーズンは24得点を上げる活躍で、プレミアリーグのMVPにも輝いている。
岡崎が入団した直後に、カジノで日本人客と思しき人に突然「ジャップ出て行け」と差別的な発言をしたことで物議を醸したが、後に反省し、岡崎とコンビを組んでレスターを優勝に導いている。
ペペ (9位)

素晴らしい選手ではあるが、悪童としてのキャラクターの方が有名。
「有吉・マツコの怒り新党」では「新3大『悪童ペペの奔放なプレー』」として特集されるくらい強烈なキャラクター。
2014年のワールドカップでは相手に頭突きをして一発退場になったのも記憶に新しい。
そんなペペだが、EUR02016では活躍し、決勝戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝き、ポルトガルの優勝に貢献し、ベストイレブンにも選ばれている。
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