2期の途中から見る人向け!「響け!ユーフォニアム2」の面白さや感想を紹介!

どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯よりアニメが好きでな。
今はもっぱら「響け!ユーフォニアム」を見ている。

あの京アニこと京都アニメーションが制作していて、女性キャラや演奏シーンの作画が本当に素晴らしいんだ。
ちなみに俺は2期から見始めていて、最初は何が何やらわからなかったが、しっかりと楽しめているから、せっかくなら2期から見始めた人向けに紹介していきたいと思う。

「響け!ユーフォニアム」とは

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響けユーフォニアムの原作はライトノベルではなく、意外にも小説で、高校の吹奏楽部が全国に向けて躍進していくストーリーになっている。
上の画像だけを見ると萌え重視の作品のように思われるが、部員同士のすれ違いがキッカケでドロドロした展開こそあるが、コンクールを通じて一致団結して演奏を磨いていくというスポ根的な要素が強い。

このブログの4割はスポーツ記事で占められているように、スポーツ好きな俺が響けユーフォニアムにハマったのはスポ根要素が現代的に描かれているのが気に入ったからだ。

現実の吹奏楽部でも男女比率が2:8ほどらしくて、アニメに登場するキャラクターもほとんど女性だ。女性のスポ根ということで、関係性がドロドロしていたりするが、それが素晴らしい演奏に対するカタルシスにもつながっている。

ストーリー紹介

この記事は2期から見始めた人向けで、実際俺も2期から見始めたので、2期だけを見たらこんな感じのストーリーになっていうという体で書いていく。厳密には異なるので、正確に知りたい人はwikipediaを参照して欲しい。

物語の舞台は京都府立の北宇治高校というところで、主人公の黄前久美子(おうまえ くみこ)は小学生の時から続けていた吹奏楽部に入部した。どうやら1期の開始時点では弱小部だったらしいが、主人公が入学してから半年足らずの間に急激に成長して、1期終了時点で関西大会に進出している。

2期の前半は、関西大会の中から3校しか進出できない全国大会に向けて練習に取り組んでいる。
なぜこれほど短期間で急激に成長したのかというと、主に2つの要素があるっぽい。

顧問の「滝 昇」の存在

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この男は滝昇(たき のぼる)という吹奏楽部の顧問の先生で、見たまんま物腰柔らかでハンサムな奴なんだが、こいつが凄いやり手だ。
主人公の入部した年に赴任してきて、早々に「全国大会を目指すか、これまで通り弱小としてのらりくらりやるか」を生徒に選択させて、全国大会を目指すという回答を引き出している。(なぜそんな潜在意識があったのかは後述する)

優しいけど厳しくはなれないタイプ…に見えて指導方針は案外スパルタかつズバッと物事を言うタイプで、当初は反発も多かったらしい。それでもパートごとの意識の差などに切り込んで徐々に部が上を目指せるようになってきた。

2期の時点ではほとんどの部員が瀧を信頼しているし、主人公の親友的存在である高坂麗奈は瀧に惚れていて、彼女がいるかどうか聞いてしまうくらい積極的になっている。
まあ麗奈は部を辞めた人を「逃げた」というくらい勝ち気で成り上がり欲の強い性格だから、それで部の雰囲気を壊したりはしていない。

主人公が入部する1年前の事件

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主人公が入部した時点では弱小だったのだが、それはこれまで部のトップだった前の3年生が主な原因だった。
当時の3年生は練習時間になってもロクに練習せず、入部した1年生がやる気になっているのをバカにするように接していたことで、1年生の大量退部事件が起きていた。当時の1年のリーダー的存在だった傘木希美もそれで退部している。
(余談だが、希美は2期で部に戻らせてくれと頭を下げても許可されないところがリアルで怖いところでもある)

当然そんな部であれば強くなれるわけもなく、演奏のクオリティが低かったが、素材自体は良いものがあるっぽい。
それに残っていた部員たちは3年生が辞めるまでじっと耐えていただけあって、みんな骨のある連中ばかりだ。
骨がありすぎるがゆえに色々事件が起きるわけだが、なあなあにせず、ちゃんと衝突して乗り越えた時に結束力が増すことで、部の成長をよりリアルに描けているように感じる。

と、まあこんな感じで吹奏楽部はみるみる成長していって、全国大会を目指せるくらいのレベルになった。

キャラクター紹介

黄前 久美子 (おうまえ くみこ)

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物語の主人公的。
特徴としては異常に失言が多くて、残酷なことを平気で口走る。

親友的存在の高坂麗奈とは中学時代にも同じ吹奏楽部で、最後の大会で夢破れて泣いている麗奈に対して「本気で全国に行けると思っていたの」と、とても主人公とは思えないセリフを言ったことがあるらしい。まあこの作品は人間のドロドロした感情を克明に描いているから、思ったことをそのまま口にしてしまう黄前は動かしやすい存在なのかもしれない。

何かと揉め事に関わっていて、注意力散漫なのに演奏はよくわからないがどんどん上手くなっている。
実力上位ポジションではないっぽいのに、なぜか気づいたら先生からも褒められていたりして、2期だけ見ているとよく分からないポイントではある。

高坂 麗奈 (こうさか れいな)

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主人公の親友的存在。

父親がプロのトランペット奏者で、麗奈もトランペット担当。
上昇志向がひたすら強くて、格闘漫画でいうバトルジャンキー的なポジション。でも顧問の滝には惚れている。

1期では「特別になりたい。だからトランペットをやってる。」と言っていたらしく、まあそういう感じのキャラクター。
友達は主人公以外にはいないっぽい。

鎧塚 みぞれ (よろいづか みぞれ)

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かわいい。

2年生のオーボエ担当で、2期ではみぞれがメインの話が多い。(→ブコメの指摘で修正しました。ありがとうございます。)
引っ込み思案でコミュニケーションが苦手だが、下で紹介する傘木希美に誘われて吹奏楽部に入部した。

希美が退部した時のことが原因で希美を見るだけで吐きそうになるくらいのトラウマを抱えている。
その理由は2期の4話で明かされるが、ちょっとメンヘラっぽく独占欲の強いところも見られる。

まあそれも含めてかわいい。

傘木 希美 (かさき のぞみ)

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今の2年生が当時1年だった時に大量退部事件が起きたことは先ほど説明したが、その時に先陣切って3年生に突っかかっていったリーダー的存在。
吹奏楽に対する意識が高くて、人望もあったが、何を言っても聞く耳を持たない3年生に呆れて退部してしまった。

副部長である田中あすかに最後引き止めなのかわからないような感じで忠告されたが、それでもやめてしまったことを後悔している。
関西大会に進出した部でもう一度演奏をしたいと懇願するが、あすかに門前払いされてしまって、みぞれ専用機として登場している。

ちなみにゴトーの一番のお気に入りキャラ。

田中 あすか (たなか あすか)

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副部長だが、実質的な部長。というか部長は掛け声しか言わない空気的存在で、部のメンバーもあすががトップだと認識してるっぽい。
なぜ副部長なのかは2期だけ見てる限りよく分からない。

一番ドロドロしたところを醸し出しているキャラクターで、他人の交友関係を「キープ」だとか表現するので、主人公の黄前はキレそうになったりしている。
今の所ウザキャラだが、実は良い人でしたというオチが待っているかもしれない。

演奏シーンが凄い

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既に関西大会に進出している2期では全国大会出場に向けて練習したり、ドロドロしたり、みぞれが泣いちゃったりしながらレベルアップして第5話で演奏シーンが描写されている。
ぶっちゃたところ、所詮アニメでしょ?と穿った見方をしていたのだが、これまでのストーリーを見てから演奏を見ると涙が出そうになるくらい感動した。

約6分間演奏シーンを流し続けるのだが、無駄に回想シーンを乱発してお茶を濁したりしないで、見てるこっちが緊張して手が震えそうになるくらいの臨場感がある。
とにかく京アニが凄い、凄すぎる!

そんな京アニだが転職サイトなどを見ると年収200~300万円台がボリュームゾーンらしくて、アニメ業界の闇を見たような気がする。(アニメ業界の中では高待遇らしい)

萌え要素が嫌いな人に見て欲しい

俺はアニメは好きだが、あからさまな萌え系のアニメは苦手だったりする。
そんなわけで最初一枚絵を見たときは、そういうアニメでしょと先入観があったのだが、見たら完全に勘違いだったことがわかり、今ではこんな記事を書くくらいにハマってしまった。

文化系の人間でも、体育会系の人間でも、萌えアニメが好きな人でも誰でも楽しめる作品なので、興味があればぜひ見て欲しい。

響け!ユーフォニアム2 1巻 [Blu-ray]

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