どうも、ゴトーだ。
俺は三度の飯よりゲームが好きでな。
物心ついてからゲームばかりやっていて、幼い頃はゲームの時間制限がかかっていたから何とかして親にゲームさせもらおうと、勉強もスポーツも人一倍頑張ってゲーム時間を確保したのは今となっていは良い思い出だ。
ただゲームのやりすぎはいかんぞ。子供の頃にしか味わえない経験というのはたくさんあるし、ゲームは大人になってもできるからな。
今回は世界のゲーム市場の予測と、その内訳について書いていきたい。
主な情報ソースはこちらだ。
世界のゲーム市場規模の推移と予測
すっかり経済停滞してしまっている日本だが、そんな日本にあっても実はゲーム市場自体は大きくなっている。
もちろんその要因はスマホゲームで、コンシューマーゲームはもう死屍累々だ。
一方で海外に目を向けると実はコンシューマーゲーム市場は伸びている*。そして当然スマホ市場が爆発的に伸びているので、ゲーム市場自体はしばらく右肩上がりの時代が続くとされている。
(*ただし経済成長率と同じくらいなので実質的には横ばいかもしれない)
そんなゲーム市場の推移と予測は以下のようになっている。
- 2015年…9兆5400億円
- 2016年…10兆3600億円
- 2017年…11兆760億円
- 2018年…11兆7000億円
- 2019年…12兆3340億円
この市場が大きいと見るか小さいと見るのかは意見が別れると思う。
個人的には小さいと思った。
その尺度の一つとしてGoogle一社の広告事業とほとんど同じくらいの市場くらいになっているが、ゲームがこれだけ世界中で遊ばれているにも関わらず、Googleの検索サービスと同程度の市場規模というのは正直ちょっとしょっぱいと感じた。
もちろん娯楽産業でこれだけあれば十分じゃないかと見る向きもあると思う。価値観の問題なのでどちらが正しいというわけではない。
ゲーム市場の内訳
基本的にはこのグラフの通りなのだが、英語表記だとそれぞれ何を示すのか分からない人もいると思うので一つずつ説明していきたい。
PCゲーム 約3兆3170億円
PCゲームのうちカジュアルゲームは約5400億円、PC/MMORPGが約2兆7800億円となっている。
日本だとあまり実感が無いかもしれないが、海外ではコンシューマーのハイエンドモデルとしてPC版が定番化しており、現在だとPS4/Xbox One/PCのマルチ展開が既定路線化している。
カジュアルゲームはマイナス成長で、PC/MMO市場は前年比4.2%成長となっている。
スマホ+タブレットゲーム 約3兆8400億円
日本はスマホゲーム市場の過熱ぶりが世界的に見ても超異例で、課金態度がダントツで高い。
スマホゲーム市場は前年比で約20%の急成長を遂げているが、実はまだコンシューマーゲームやPCゲームより少し大きいくらいの市場に留まっている。日本は既に大半のシェアを占めているので、その点で見れば日本が進んでいるのかもしれない。(ゲーム自体はガラパゴス化しているが)
携帯ゲーム 約1870億円
現行機がPS VITAとニンテンドー3DSしかなく、ソニーが既に今後の携帯ゲームからの撤退を表明しているくらいに低迷している。
日本だと据置よりも携帯ゲーム機の方が売れているが、後述するように世界では据置機の15分の1くらいしか市場がない。
個人的に任天堂がNintendo Switchで携帯と据置を兼用にしたのは、既に携帯ゲーム市場が死んでいることも影響していると考えている。
対前年比でも24%以上のマイナス成長となっており、その他の海外メディアの報道を見ても終わった市場と言われている。
据置ゲーム 約3兆160億円
日本ではさっぱりの市場だが、PS4が過去最速の普及ペースになっているように実は対前年比でも4.5%成長で堅調に推移している。
ただしPS4/Xbox Oneのハイエンドな性能を活かしたソフトを作れる市場や開発力が既にないため、今後日本が復活する芽は残念ながらほとんどない。
まとめ
このように世界市場を見ると、日本市場との実感値とは大分異なるのがわかると思う。
特にコンシューマー市場ではハイエンド志向が当たり前になっていて、日本市場との乖離がますます進んできている。
さらに世界のゲーム市場で最も注目を集めているのは中国で、近いうちに世界最大のマーケットになると言われている。
ゲームに限った話ではないが、世界における日本の役割がどんどん小さくなっているのが哀しいところでもある。
DS程では無くても3DSは好調。国内外問わず壊滅的なのはVitaだけだろう。
利益は出ているし据え置きと比べて小さかろうと携帯機が存在し続ける意味はある。