どうも、ゴトーだ。

俺は三度の飯よりスポーツが好きでな。
このブログでも書いてきたように野球、サッカー、陸上、ボクシング何でも好きだ。
俺自身も最近まで陸上選手だったので、張本勲ことハリーの中大内紛発言には思う所があった。
ちなみに以下の記事はこのブログで最もPVが多くなっている。
https://www.gamehuntblog.com/entry/2016/10/16/202852
当時は検索乞食のように時事ネタをぶっこみまくっていたが、最近は考察記事をメインにしているので、今回は張本勲について真面目に検証していきたいと思う。
張本勲とは
張本勲は言わずと知れたイチローと並んで最多の7度の首位打者を獲得した「安打製造機」だ。
プロ野球だけの記録としては唯一3000本安打を達成していて、日米通算を含めるとイチローの次に位置する。
さらに安打だけでなく、通算本塁打は504本に加え、あまりイメージがないが足も早く319盗塁を記録している。
守備はからっきしだったらしいが、打撃に関しては紛れもなく日本を代表する選手といえる。
バッティングフォームは楽天の銀次に似ている。
現役時代の映像はこのような切り取られたものしか見ていないからwikipedia情報だが、昔からセルフィッシュなプレイヤーで、打席に立っているときに1塁ランナーが盗塁すると激怒するというエピソードがある。ランナー1塁の方が一二塁間が広くなるからだそうが、今の時代にそれをやったら「喝」をもらってしまいそうだ。
まあ贔屓目なしに見て実績は文句無しで球史に残る選手だといえる。
年間150安打打てば優秀と言われる中で、3000本安打を積み重ねるにはそれを20年続けなければならず、いかに難しい記録かは想像に難くない。
コメンテーターとしての張本勲
今の世代の人にとって張本勲といえばサンデーモーニングのスポーツコーナーでのコメンテーターだろう。
「喝・あっぱれのおじさん」ということで一般的にもよく知られている。
ここから先は俺自身の見解になる。
ちょっと批判的になってしまうので親しみを込めてハリーと呼ばせてもらおう。
ハリーのコメンテーターとしての問題点は、自分の思い込みや願望をそのまま一般的事象かのように断定して言い切ってしまうことだ。
例えばメジャーリーグに対する発言が代表的だ。
ハリーは日本人がメジャーリーグに挑戦することに一貫して批判的で、またメジャーリーグでのエラー特集のようなミニコーナーになると水を得た魚のようにけちょんけちょんにけなしまくる。
では実際にメジャーリーグに挑戦した選手の意見を聞いてみるとどうだろうか。
斎藤隆、松井稼頭央、福留孝介の3名による対談が最近行われていたので、興味がある方は是非見て欲しい。いかにメジャーリーグのスケールが大きく、日本人からすれば化物がゴロゴロ揃っているかがよく分かるはずだ。
歴代最強ショートと言われる松井稼頭央ですらショートとしては失格の烙印が押されるほど、日本とメジャーの差が歴然としているにも関わらず、ハリーはいまでも「アメリカの野球なんてレベルが低い」と公言し続けている。
しかも過去に岩隈久志が完投しないことにハリーが苦言を呈し、それに対して江川紹子が反論した所、江川紹子がTBSから出演自粛を求められたということがあった。
名選手だったハリーが言うことはたとえ間違いでも反論することは許されないという風潮は異常だし、それを正そうとしないテレビ局もどうかしていると思う。
もちろんそれはメジャーリーグに限った話ではない。
実際にテレビを見ていれば分かるようにハリーは他競技に対する関心が薄いし、単純に知識が不足している。
にも関わらずコメンテーターという立場がそうさせるのか、ハリー自身の問題なのかは分からないが、他競技に対して誤った見解を述べ続けている。
中央大学が箱根予選で11位に終わって箱根駅伝進出が叶わなかったことに対して、「内紛があるそうじゃないですか」と発言したことは、ハリーの問題発言の氷山の一角に過ぎず、それがたまたま大学の名誉をダイレクトに傷つけるものだったから槍玉に上がっただけだ。
この件に関してハリー自身から内紛発言に関する釈明も謝罪もない状況を見れば、今後もアスリートの名誉を傷つけることは続くだろう。
なぜ張本勲が大御所として居座っているのか
それは端的に言って、ハリーが番組の顔であり、ハリーがいなければ視聴率も間違いなく低下してしまうため、もはや降ろせない存在だからだろう。
政治的な問題とは違い、スポーツ分野は中立性や情報の真偽に関して社会的な監視の目がなく、テレビ局としても問題意識を抱えるほど視聴者の声が高まっていないという背景もある。
別に何もこのブログで降板運動などするつもりもないし、実際にサンデーモーニングのスポーツコーナーの視聴率が高いということは、視聴者もそれを求めているのだろうし、こんなものはしがないスポーツ好きの戯言にすぎないと理解してる。
ただ、それにしても長年に渡って事実誤認や思い込みを垂れ流し続けて、それが全く無批判であるという現状に対して苦言は呈したいし、中大内紛発言にあるようにアスリートの名誉が傷つけられるのはスポーツ好きとしては看過し難いことではあるので、今回記事にさせてもらった。
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