どうも、ゴトーだ。

集中力に定評のあるゴトーとは俺のことだ。
ところで、あるお偉いさんが打ち合わせをした結果、「生産性を上げるには集中力を2倍にすればいい」という結論に達したことについてTwitterで話題になっている。
詳しくは下のtogetterを参照して欲しい。
Twitterの反応
偉い人が「社員の生産性を向上させる」という打ち合わせをした結果「集中力を2倍高めて生産性を2倍にする」という結論だったと聞いて震えが止まらない pic.twitter.com/cSRnDWkRRV
— だいすけ (@daisuke774) 2016年10月20日
こういうの本当にあるから困る
— 劣悪なる環境下 (@retsuaku2) 2016年10月20日
集中力を意識して高めるとか無理だわ
— 錯乱・ザラ@FGO勢 (@sakuran_zala) 2016年10月20日
集中力に対するゴトーの意見

まず意外に思われるかもしれないが、ゴトーは集中力を非常に大事にしている。
というのも俺は実際に社会人でもスポーツに取り組んできたものとして、アスリートの成長と集中力というのは相関関係があるのではないかというくらい密接に影響している。
例えば陸上に置き換えるとこんな形だ。
陸上というのは距離が短いほど先天的な能力によってパフォーマンスの限界が決まっていると言われている。例えば100メートルの素養がないものはいくら鍛えても限界があるというのは皆さん共通理解としてあると思う。
だから、ジュニア世代の間はもとから足が速いやつは対して練習しないでも県大会でいい成績を収めたり、一生懸命練習しても県大会すら出場できないものもいる。
しかし段々世代が上がっていってふるいにかけられていくと、徐々にある程度才能がある人しか残らなくなっていって、才能だけでは勝てない世界になってくる。
そうなるとジュニア世代であまり練習に対する意識付けが低く、集中力を欠いたまま育ってきた選手は、自発的にどうしたら練習効果を高めることに気づいていない選手が案外多い。
陸上選手というのは実は毎日激しいトレーニングをするのではなく、週に2回程度ポイント練習と言って強度の高い練習をすることが一般的なのだが、そういったポイント練習で集中力を高められないと、自分の成長限界にすぐぶち当たってしまって、なかなかタイムが伸びないんだ。
しかも集中力を高める意識付けというのはなかなか他者が教えられるものではなく、自発的に獲得してくもので、その基礎ができていない選手はタイムが伸び悩んでいたように俺は感じられた。(あくまで自分の観測範囲なのでそうじゃない、という人もいるはうだが)
何気に精神論のように見えて集中力ってのは、後天的にパフォーマンスを上げる最も重要な準備だと俺は思っているので、ネット上の意見の中には首を傾げるものもあった。
しかしこの問題は集中力=生産性という結論がおかしいのではない。
生産性向上の問題点とは?
そもそもの問題は「生産性向上を実現させるためのソリューションとして集中力を上げよう」という話になったことがおかしいのである。
というかゴトーが勝手に脱線させて、最初からそう思ってたよと思う人が大半だろう。なぜなら俺が単に集中力の話をしたかっただけだからだ。
そして集中力に対して他者が介入できることは案外少なくて、オフィスの空調を整えるとか人間関係のほつれを治すとかそういったことだろうが、このtogetterを見る限り、そういった施策が取られておらず、単なる言い訳として集中力が槍玉に挙げられているのだと感じた。
もちろん人間は放っておけば勝手に気が緩んで集中力が低下するし、周りの監視の目というのはある程度は必要なものだ。
かといって頭ごなしに「集中しろ」と言われて集中できるほど、大抵の人間は上手くできていない。
いかにも無理くり会社の統制を取ろうとする所が日本的企業っぽくてげんなりさせられる問題ではある。
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