どうも、ゴトーだ。
俺は三度の飯より週刊少年ジャンプが好きでな。
物心がついてからジャンプを読みそびれたことはガチで1度もない。
もしも俺がジャンプを読んでなかったら、こんなゴトーなんてキャラも演じていなかっただろう。
ゆらぎ荘の幽奈さんとは?
最近のジャンプ面白くない?
嘘こけ、立ち読みしてるから、新作知らないだけだろ!!
と思わず突っ込んでしまうほど週刊少年ジャンプを愛している俺にとって、ゆらぎ荘の幽奈さんはイチオシの漫画だ。
この漫画を一言で説明すると、エッチでちょっとほっこりする漫画。
結構エロが露骨で、毎週のように主人公がラッキースケベしたり、単行本ではあそこが解禁されていたりもするんだ。
イメージ的にはToLOVEる(とらぶる)に近いものがある。
まあそこまで露骨でもないけど、それに大分近いポジションの漫画だ。
俺はToLOVEるも好きだけど、ゆらぎ荘の幽奈さんはもっと好きだ。
ストーリー
ストーリーを大まかに解説するとこんな感じだ↓
主人公の冬空コガラシは霊能力者で、幽霊をぶん殴れるという能力を持っている代わりに、幽霊に憑依されやすい。
中学生くらいの時にデイトレーダーの霊に取りつかれて、株投資に失敗したせいで借金まみれになり、住処もなく辺りをさまよっていた。
そんな時に「浄霊したらゆらぎ荘の家賃無料」という評判を聞きつけ、ゆらぎ荘に住むことになる。
除霊したらという条件付きなのは、ゆらぎ荘には「幽奈」という地縛霊が憑いていて、幽奈は普通の人には怖い幽霊にしか見えないので、住む人はみな恐れて出ていってしまうという事情があったのだ。
しかし幽奈はこの世に何かの未練があるせいで、地縛霊になってしまっていた。
その原因は幽奈自身にもわからず、コガラシは家賃を無料にするために幽奈の未練を解消して成仏させようということになる。
ゆらぎ荘には霊能力者ばかり集まっていて、しかも全員が女性ということで、コガラシには毎週のようにラッキースケベが舞い降りる…というお話。
可愛い女性キャラが盛り沢山
ゆらぎ荘の幽奈さんの一番の魅力は何と言っても、可愛い女性キャラクターだ。
というかぶっちゃけそれ以外にこれと言った魅力はない。
ただ、少年誌だけあって女性キャラが可愛いくて、毎週ちゃんとストーリーとして成り立っていれば人気がでるのはニセコイでも証明済みだ。
所詮そんなもんだそんなもん。エンタメに社会的意義とか見出すのとかはホントやめてほしい。
そんなわけで一人ずつ魅力的な女性キャラクターを紹介していきたい。
幽奈
これがヒロインの幽奈さんだ。
見たまんま天真爛漫な幽霊なんだけど、地上に何らかの未練があって成仏できない。
しかもその原因も幽奈にすら分からないという儚さも持ち合わせているのが魅力的だ。
コガラシも最初は家賃目当てで幽奈の手助けをしているんだが、だんだんお互い一緒にいると幽奈のことが放っとけなくなり、方や幽奈はコガラシの一直線なところに惹かれていく。
そんな微妙な距離感がありながらも、お互いの心が通じ合っているというところがたまらないんだぜ。
直近の話でも、幽奈がウサギのぬいぐるみを欲しがっているのを見たコガラシが、幽奈が地縛霊としてやってきた日を誕生日として、そのウサギのぬいぐるみを誕生日プレゼントにあげるというストーリーだったんだが、これが妙にハートフルなんだ。
さっきは女性キャラが可愛いだけと言ったが、全然そんなことはない。
このハートフルなストーリーこそがゆらぎ荘の幽奈さんの魅力だ!
ラッキースケベ満載の漫画だけど、幽奈だけはなんか儚さがあって情緒的になってしまう。
ただ、この幽奈も物語の何処かで成仏しなければならないという運命を抱えている。
願わくばこのまま一生コガラシといてほしいけど、でも幽霊はいつまでも地上にいてはいけないから絶対どこでお別れが待っているという。
この辺はヒカルの碁の佐為に近いところがあるかもしれない。おそらく幽奈が成仏するところがストーリーのクライマックスになるはずだ。
この後紹介するように可愛いキャラクターがたくさん登場しているが、幽奈はやはり別格で、それでもいつかお別れが待ってるなんて哀しすぎるぜ!
それと幽奈は普通の人からは見えなくて、それでも学校についてきてしまうものだから、コガラシは学校で変人扱いされているんだ。
普通の高校生だったら幽奈を見て見ぬふりするんでだろうけど、コガラシは心がイケメンで、ちゃんと幽奈の願望を叶えてあげるところが良い。
個人的に一番好きな場面は、臨海学校でチークダンスを踊る時に、コガラシは幽奈が踊りたがってることを察して一緒に踊るのだが、傍から見ると一人で踊ってて「こいつやべえ」となるわけだ。
幽奈がそれを慮ってやめようと言っても、コガラシが「大丈夫、俺の目には映ってる」とカッコよく言う場面なんて少し涙出ちまったぜ。
余りにもハートフルすぎて、幽奈の紹介が異常に長くなってしまった!
雨野雲雀
最近登場したばかりのキャラクターで、当初は一度限りのサブキャラっぽかったんだが、その後ゆらぎ荘に突然引っ越してきてメインキャラクターになった。
作者が最初から意図していたのかは分からないが、余りの人気にメインキャラクターになったという説すらある。
かくいうオレの心も雲雀にガッチリと掴まれて離してくれねえ。
戦闘なら念を使える俺のほうが強いはずだが、どうやら俺の心臓を掴む握力だけはこいつの方が上らしい。
雲雀は後で紹介する狭霧の従兄弟なんだが、くの一の「誅魔忍」というの里の生まれで、雨野家はエリート家系らしい。
しかし、雨野家の本家である狭霧に敵わない系キャラクター。つまりヘタレキャラでもある。
戦闘能力に自信を持っているっぽいが、唐突に現れたモブの男二人に普通に敵わないくらいの実力。
最も雲雀いわく、そのモブ男は狭霧でも敵わないかもしれないらしい。でもコガラシには1コマで二人ともやられてしまった。
雲雀は学力でも忍術でも狭霧に敵わないから、せめて恋愛だけでも狭霧に勝ちたい、と思っていたところ、モブキャラに襲われていたところをコガラシに助けられて惚れてしまう。
恋愛も奥手だったはずなのだが、初対面のコガラシのバイトを手伝ったり、初日でいきなり自宅に呼んだりとかなり積極的。
さらに夜には勝手にパンツ一枚に脱ぎだして、コガラシのズボンを下ろしたりと暴走しまくる。
自分では常識人のつもりで、「不健全なエロスは許さない」という立場なのだが、雲雀こそエロスな存在なんだぜ。
だが、奥手なのに暴走してそんな感じになっちゃうほど、頑張っちゃう健気な所がたまらない。
しかも自分のことを「雲雀」って呼ぶところも妹キャラっぽくてなんか良いよなあ。
雲雀はコガラシがバイトで全国回っている時に出会った子で、もうこの後登場しないかと思ったが、先述の通りゆらぎ荘に引っ越してきた。
そして早速、雲雀がメイン回が立て続けに掲載された。
ゆらぎ荘の中では唯一コガラシの彼女候補に名乗りを挙げているが、自己評価がやたらと低く、おっぱいの小ささにかなりのコンプレックスを抱えているようだ。
しかし俺はそんな雲雀も含めて好きだ。是非とも雲雀エンドで終えてほしいが、こういうキャラは噛ませとして終わるのが世の常よ…。
雨野狭霧
今紹介したばかりの雲雀の従兄弟で、エリートくの一なのが雨野狭霧だ。
特徴として分かり易いのは、ニセコイの鶫誠士郎とほとんど同じということだ。
男勝りな性格で、腕っ節に自信があるが、いざという時には強敵にあっけなくやられてしまうヘタレ属性まで似ている。
というか鶫誠士郎に関しては、モヤシの一条楽にすら負けていて、プールに飛び込んだだけで失神していたが、あれは一体何だったんだ。
狭霧は男勝りな性格で、男嫌いを気取っているように見えるが、本心は乙女になりたい一面を持っている。
やたら巨乳でスタイル抜群なのだが、自分のスタイルに全く自信を持っていない。
ただ普段の服装はダサくて、それをコンプレックスに感じている面もあり、そこが可愛らしいくもあるんだ。
コガラシに惚れているのか惚れていないのかよく分からないところはあったが、惚れ薬を間違って飲まされた時に、惚れていることが発覚した。
というのも惚れ薬は、好意を持っていなければ反応しない薬で、狭霧は見事に反応して、痴女と化してしまったからだ。
なんかこのあたりも鶫誠士郎とそっくりだが、俺は狭霧の方が好きだぜ!
ゆらぎ荘のメンバーで幽奈を除けば一番登場シーンが多いキャラクターでもある。
宮崎千紗希
こいつはマブい。マブすぎる!!
こういう正統派の美少女キャラクターというと案外影が薄くなりがちだが、千紗希は違うぞ。
宮崎千紗希は主要キャラクターの中で唯一霊能力者ではなく、ゆらぎ荘の住民ではないが、コガラシのクラスメートで学校での絡みは千紗希が一番ある。
ストーリーに登場したのは、千紗希の家にあるぬいぐるみが突然暴れだしたり、服を剥ぎ取ったりしてくる心霊現象が起きたことで、コガラシに解決して欲しいと頼んだことがきっかけだ。
その心霊現象の仕業は、メスの化狸のこゆずで、こゆずは一人前の狸になるにはおっぱいが大きくなくてはならず、千紗希のおっぱいを見るためにぬいぐるみを遠隔操作していたらしい。
一瞬シリアスなムードになりかけたが、結局おっぱいというところに帰結するのがこの漫画の面白いところだ!
そして千紗希はおっぱいを狙われるくらいだけあって、おっぱいが非常に大きい。
高校生離れした肉体の持ち主でたまらねえぜ。
千紗希は親からの教育によって男=ケダモノという正しい認識を持っていたのだが、コガラシと接している内にコガラシはケダモノではないと知ってだんだん惹かれて行っちまう。
おっともコガラシは胸も尻も触りまくりで、顔の上の生尻を乗っけていたりするんだが、それでもケダモノではないらしい。
それに霊能力者ではないから幽奈のことは見えないが、存在は認識していて、筆談でおしゃべりしたりと、健気な乙女チックなところも見せてくる。
幽奈がいるからコガラシにアタックしたりすることはないだろうが、コガラシとの仲を応援したいランキングでは一位だ。
朧(おぼろ)
ゆらぎ荘の幽奈さんの中で唯一のバトルシーンで登場した、敵キャラ。
黒龍神の尾から生まれた神刀というよく分からない設定で、まあ要は人間ではないということだ。
狭霧を倒すほどの戦闘能力を持つが、コガラシには全く敵わずに降参した。
それ以降、コガラシと子作りをして強い子孫を残すことに異常な執着心を見せる。
人間界の常識に疎く、どうしたらコガラシと恋愛関係になれるのかを考えた結果「単純接触効果」に行き着き、それ以降は単純に接触し続けている。
突然学校に来ては服を脱いで抱きつこうとしたり、一番のトラブルメーカーになった。
もはやただの痴女なのだが、単純接触しているうちに、朧の方がコガラシに惚れてしまいつつある。
最初は朧もサブキャラの一人かと思われたが、いつの間にか勝手にゆらぎ荘に居着いて正式な住民となっている。
荒覇吐呑子
最もおっぱいが大きいエッチなお姉さんキャラクター。
秋になってもなぜか水着一枚で歩き回っていた露出狂的な側面もある。
20代だが平日もゆらぎ荘でうろうろしていたので、コガラシからニートかと勘違いされるが、本職は売れっ子の少女漫画家。
これまでロクな恋愛をできなかった経験を糧に漫画を書いているが、度々締め切り寸前に修羅場になるのでコガラシが駆り出される。
おそらくあまり人気がないせいか出番は割りと少なめ。
アイドルの格好をした時にこゆずにも年増だと揶揄されてかわいそうなキャラクター。
伏黒夜々
猫神様に取り憑かれていて、身も心も猫のようになってしまった少女。
人間よりも猫に近くてなぜか猫耳やシッポもついているが、霊能力がなければ見えないらしい。
コガラシや狭霧、雲雀らは高校1年生で同学年だが、夜々は中学3年生で学校で登場しないので割りと影が薄いのが難点だ。
コガラシの類まれな魚の串焼き技術に惚れて、というかなついてそれ以来たまにベタベタしてくるところが可愛い。
俺はかなり好きなキャラクターなのだが、どうもストーリーに混ぜづらいみたいで、たまにしか登場しないのが悲しいところだ。
ミウラタダヒロについて紹介
このゆらぎ荘の幽奈さんを書いているミウラタダヒロという作者にピンと来て調べてみたら、前作は「恋染紅葉」というラブコメを書いていたらしい。
メインヒロインの紫之宮 紗奈は女優なんだが、恋愛したことがないというのが演技の弱点で、それを補うために冴えない主人公の葛城 翔太と恋人のフリをするという、これだけ見るとニセコイっぽい漫画だ。
もっとも内容は全くニセコイっぽくなくて、かなり正統派のラブコメ漫画だった。
キラリと光るものがあって俺は好きなマンガだったんだが、残念ながら人気は奮わず単行本4巻で打ち切られてしまった。
ちなみにゴトーはこのもう一人のヒロインの七里 由比が好きだった。
こいつはもともと引っ込み思案だったんだが、ふとしたことがキッカケで正反対のキャラクターになってしまった。
実は主人公とはお互い初恋関係にあったんだが、結局主人公がメインヒロインを思っていたため、フラレてしまうかわいそうなキャラだ。
なんか随分脱線してしまったが、こんな作品を書いていたこともあるとして紹介させてもらった。
まとめ
話をゆらぎ荘の幽奈さんに戻すと、女性キャラがやたらと可愛くて、その上ハートフルなラブコメ漫画ということだ。
一話完結型の話が多いからどこから入っても楽しめるし、それぞれのキャラクターがメインの回がローテーションで回ってくるから、一人でも好きなキャラがいれば楽しめるのも良いところだな。
幽奈の切ないシーンとか、コガラシに徐々に惹かれていく女性キャラの青春ストーリーが現実に打ちのめされた俺達の心を癒やしてくれるんだ。
というわけで、ゆらぎ荘の幽奈さんは俺の最もおすすめする漫画だ。
興味があれば是非買って読んでみてくれ!

- 作者: ミウラタダヒロ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/06/03
- メディア: コミック
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