【アジア最終予選】日程や組み合わせを紹介。日本はロシアW杯に出場できるのか。

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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯よりサッカーが好きでな。
もちろん日本代表の試合は欠かさずチェックしている。

今回は日本代表が現在戦っている、アジア最終予選の日程や組み合わせを改めて紹介したい。
日本代表のワールドカップ出場も危ぶまれている現状もお伝えしよう。

ワールドカップ アジア最終予選とは

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改めて説明する必要が無いかもしれないが、次回のワールドカップは2018年にロシアで行われる。
聞くだけで寒そうな地域だが、6月から7月にかけて行われるので、暑さ対策としてはちょうど良い環境なのかもしれない。

意外にも東ヨーロッパでの開催はロシアワールドカップが初めてらしい。
サッカーの実力が決して劣っているわけでもないのに不思議だな。

そしてそのロシアワールドカップをかけて、アジア地域から出場できる国を争っているのがアジア最終予選だ。
アジア予選は2015年3月の1次予選から2017年10月の4次予選にかけて行われる。

最終予選と名がついているから4次予選かと思いきや、最終予選は3次予選のことだ。
これについては後ほど紹介しよう。

アジアから出場できる枠は?

ワールドカップに出場できる国は、大陸ごとに「枠」が振り分けられていて、以下のようになっている。

大陸連盟 枠数
アジア 4.5
アフリカ 5
北中米カリブ海 3.5
南米 4.5
オセアニア 0.5
ヨーロッパ 13

強豪国ひしめく南米予選が「4.5」しかないのに、アジアからの枠数がそれと同じ「4.5」というのは、かなり穴場と言える。

もともと1998年まで枠数は「3.5」だったのだが、日韓ワールドカップで日本と韓国が共に決勝トーナメント進出したことによって「4.5」に拡大したと言われている。
(2002年は日韓ともに予選なしで出場していたので実質的に4.5だったのだが)

しかし2014年のブラジルワールドカップで、アジア出場国が何と1勝もできずに揃って敗退したことで、そろそろ「3.5」に減らされるんじゃないのかとも言われたが、結局「4.5」を維持している。
その理由としてはアジアは中国を始めとして経済成長が著しく、FIFAにとって最も成長が期待できる地域とも言われているが、真相は定かではない。

アジア予選の仕組み

ここで一旦、アジア予選の仕組みについて紹介しておきたい。
また先ほど、アジアからの出場枠が「4.5」枠だと説明したが、仕組みを知らない人からすると「0.5」とはなんぞやと思うかもしれないので、それを含めて説明しよう。

まずアジア予選は1次予選から4次予選まで行われるのだが、それぞれこのようなものとなっている。

1次予選

日本を始めとした多くの国は2次予選からの出場なのだが、2次予選を40カ国に絞らなければならず、溢れてしまった国同士で対戦することになる。

これはFIFAランキングがアジア上位41位以下の国同士で、ホームアンドアウェー方式で対戦し、勝利した国が2次予選に進出できるものとなっている。

今回は12カ国によって6戦行われ、6カ国が2次予選に進出した。

2次予選

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主要な国はこの2次予選から参加する。
またFIFAランキングの上位順にシード枠というものが設けられるので、いわゆる「死のグループ」のような潰し合いは起きづらく、上位の国は順当に進出できるようになっている。

日本の組はシリア(126位)、シンガポール(162位)、アフガニスタン(135位)、カンボジア(179位)との対戦となり、合計8戦して7勝1分で1位で3次予選にコマを進めた。

しかし初戦のシンガポール戦では、相手キーパーのスーパーセーブもあってまさかのドロー発進となって、その先の苦戦を匂わせるものとなった。

3次予選

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これがいわゆるアジア最終予選と言われるものだ。
「グループA」と「グループB」の2つに分けられて、ここでも2次予選と同様にFIFAランキングの上位順にポッドが割り当てられ、二つのグループにまんべんなく上位国が振り分けられるようになっている。

それぞれのグループで上位2カ国がワールドカップに進出することができる。
また3位の国はプレーオフの4次予選で希望が残されている。

日本はオーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、タイのグループとなった。

4次予選

4次予選では最大2試合行われ、それは「最終予選でグループ3位同士の試合」「その勝者 vs 北中米カリブ海の4位国」となっている。

最終予選で溢れてしまうと、2試合連続で勝たなければならず、またアジア以上の強敵となる北中米カリブ海の国と対戦しなければならないので、ここまで来るとW杯進出の可能性はかなり低くなってしまう。

ところで「4.5」枠というのは、最終予選で4カ国が進出し、4次予選で北中米カリブ海と1枠を争うので、期待値として4.5カ国が出場できるというものだ。

最終予選の順位表

グループB

日本が入っているグループBの順位表はこのようなっている。

チーム 試合
サウジアラビア 5 3 1 1 +4 10
日本 5 3 1 1 +3 10
オーストラリア 5 2 3 0 +3 9
UAE 5 3 0 2 +1 9
イラク 5 1 0 4 -2 3
タイ 5 0 1 4 -9 1

日本は初戦のUAEに敗れてからW杯出場圏外となっていたが、第5戦にサウジアラビアに勝利し、オーストラリアがタイに引き分けたことで2位に浮上している。

グループA

合わせてグループAの順位表も紹介しよう。

チーム 試合
イラン 5 3 2 0 +4 11
韓国 5 3 1 1 +2 10
ウズベキスタン 5 3 0 2 +2 9
シリア 5 1 2 2 -1 5
カタール 5 1 1 3 -3 4
中国 5 0 2 3 -4 2

最終予選の今後の日程

日本のアジア最終予選は以下の日程で行われる。

  • 2017年3月23日 UAE / アウェー
  • 2017年3月28日 タイ / ホーム
  • 2017年6月12日 イラク / アウェー
  • 2017年8月31日 オーストラリア / ホーム
  • 2017年9月5日 サウジアラビア / アウェー

特筆すべきは最も厳しいと言われている、中東(UAE、イラク、サウジアラビア)のアウェーが全て残っていることで、その中でも首位のサウジアラビア戦を最後に残しているのが不気味だ。

中東アウェーは夏場になれば40度近い高温に、劣悪なピッチなど手痛いアウェーの洗礼が待っている可能性が高い。
今でこそないようだが、90年代までは練習場に釘が巻かれていたり、サポーターが宿舎の前で夜通し馬鹿騒ぎして睡眠妨害したりすることもあったらしい。

前回大会の最終予選でもホームで圧勝していたヨルダンにアウェーでまさかの敗戦を喫したりと、実力では上回っていてもそう簡単に勝たせてくれない、厳しい戦いになるだろう。

日本代表の試合をプレイバック

ここまでの日本代表の最終予選での試合を振り返っていこう。
全10試合行われるうち、折り返しである第5戦まで消化している。

UAE / ホーム / 2016年9月1日

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アジア最終予選の初戦で負けた国は、過去1度もワールドカップ進出したことがないというジンクスもあり、初戦は難なく勝利しておきたいところだった。

前半11分に本田圭佑がゴールを決めるも、20分に追いつかれる嫌な展開に。
さらに後半9分には代表初出場の大島が痛恨のPKを与え、それを決められてまさかの逆転負け。

試合終了直前には途中出場の浅野拓磨が本来ならばゴールを決めていたのだが、ゴールラインを超えていないと誤審されたことも物議をかもした。
2次予選からチームが空回りし続けていたこともあって、ハリルホジッチの進退問題が始まりつつあった。

タイ / アウェー / 2016年9月6日

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アジア最終予選初出場で、戦力的には最も劣るであろうタイと対戦。

ここで勝てなかったらいよいよまずい試合だったが、前半18分に原口がヘッドで先制、後半30分に浅野が追加点を決めて勝利。
ゴールラッシュとはいかず、内容的にも満足できるものだったが、ひとまず勝利をあげることができた。

原口、浅野という新世代の選手が得点をあげたことは収穫ではあった。

イラク / ホーム / 2016年10月6日

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過去22年間負け無しと相性の良いイラク戦だったが、この試合も思わぬ苦戦を強いられる。

前半26分に原口が2試合連続ゴールを決めるも、後半15分にイラクに同点弾を決められ、イラクは同点で終わらせようと完全に守りを固め始める。

固い守りになかなか切り崩せない日本だったが、アディショナルタイムに突入した後半50分にフリーキックを獲得。
こぼれ球を山口蛍がボレーシュートを決めて、劇的な勝利をおさめた。

オーストラリア / アウェー / 2016年10月11日

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格上のオーストラリアが相手ということで不利な試合が予想されていたが、前半5分に原口元気が3試合連続ゴールを決めて先制。

しかしそれからは日本が引く展開となり、オーストラリアにペースを握られ続ける。
そして後半7分にゴールを決めた原口がPKを与えてしまい、同点に追いつかれ1−1のドローで終わった。

4年前のアジア最終予選とは形勢が全く逆で、終始オーストラリアが主導権を握っていたことで、日本が4年間で凋落したことを象徴するような試合だった。
また香川真司が久々にスタメン出場したが、全く持ち味を活かせず、代表でのレギュラーを完全に清武に受け渡した。

サウジアラビア / ホーム / 2016年

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最終予選で内容の良い試合が一つもなく、この時点で3位とワールドカップ出場圏外だったこともあって、この試合に勝たなければいよいよハリルホジッチの更迭も噂されるほどだった。
一方でこの時首位のサウジアラビアに勝利することで、場合によっては首位浮上となる重要な一戦でもあった。

この試合ではハリルホジッチが思い切って世代交代を敢行し、公式戦初出場の久保裕也、久しぶりの招集となった大迫勇也をワントップにするなど新鮮な顔ぶれとなった。

試合は前半45分に相手のハンドで獲得したPKを清武が決め、後半35分に原口が最終予選新記録となる4試合連続ゴールを決めた。
後半45分に失点するも2-1で逃げ切り、大一番を何とか乗り切ることができた。

ハリルホジッチの進退問題

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最終予選で最も批判されていたのは選手よりもハリルホジッチ監督だったかもしれない。
そして、サウジアラビア戦での勝利を最も喜んでいたのもハリルホジッチのように見えた。

ハリルホジッチの特徴は「縦への意識」で、それを徹底的に日本に要求している。

しかし日本代表の強みはパス回しによる「ポゼッションサッカー」であり、ハリルホジッチはポゼッションを蔑ろにして、縦への意識ばかりに傾倒していたことは強い批判を今なお呼んでいる。

選手の間でも求心力を失っているらしく、サウジアラビア戦で勝てなかったらいよいよ進退問題が本格化するところだった。

幸いそれに勝利して、日本もワールドカップ出場圏内の2位につけたことで一旦進退問題が収まっているが、それだけ日本代表が追い込まれた状況にあることの裏返しでもある。

過去の日本代表のアジア予選

1994年 アメリカ大会

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通称「ドーハの悲劇」が起こった大会でもある。
最終予選の最終試合を迎えた日本代表は、試合前までグループ首位になっており、イラク戦に勝利すれば悲願のワールドカップ初出場が決まる展開だった。

試合は2-1でリードしていたが、後半ロスタイムにイラク代表に同点ゴールを決められ、まさかのワールドカップ出場を逃した。
そのシーンは今なお語り継がれている。

1998年 フランス大会

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アジア最終予選では出場が決まらず、第3代表戦でイラン代表と対戦。

試合は延長までもつれ、延長後半18分にW杯予選初出場となった岡野雅行が劇的なゴールを決めてワールドカップ初出場を決めた。
これは「ジョホールバルの歓喜」と呼ばれている。

2006年 ドイツ大会

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2002年は日韓共催のワールドカップだったので予選は免除された。
この時期にはアジアの盟主となっており、アジア枠も拡大されていたので出場するのが当然というムードになっていた。

決して楽な展開ではなかったが、結果的にはかなり楽勝でワールドカップ進出を決めている。
北朝鮮とのアウェーの試合は無観客試合となるなど何かと印象的だった。

2010年 南アフリカ大会

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オシム監督が脳梗塞で倒れ、途中から抜擢された第2次岡田ジャパンでは、世代交代を進めながらの戦いだった。

中村俊輔、遠藤、中澤らベテランと共に、長友、香川、内田、岡崎らの新世代が台頭し、若手選手の起用を増やしながら最終予選を戦うことに。
最終的にはオーストラリアに遅れを取っての2位通過となったが、岡崎慎司の4試合連続ゴールでウズベキスタンに勝利してワールドカップ出場を決めた。

2014年 ブラジル大会

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この頃には前回大会で台頭してきた本田、香川、長友、岡崎らがピークに達してきており、史上最強の日本代表と呼ばれるまでになった。
アジア王者にも返り咲いたことで、ワールドカップ進出は当然のこと、本大会での飛躍が早くから期待されていた。

最終予選ではアウェーの試合では苦しんだが、終わってみれば楽にワールドカップ出場を決めた大会でもある。