読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

VPS比較 - おすすめのサービスとVPSとは何かについても説明しています。

VPS ホスティング
広告

どうも、ゴトーだ。

f:id:hogehoge223:20170208081817j:plain

俺は三度の飯よりプログラミングが好きでな。
自分で作ったプログラムを動かすためにVPSサービスを良く利用するようになっている。

そこで今回は予算感や要求スペックに応じて、皆さんにあったVPSサービスを見つけてもらうべく、おすすめのVPSを比較しながら紹介していこう。

VPSとは?

f:id:hogehoge223:20170124161643j:plain

(※VPSについて既に知っている方は「おすすめのVPSサービス」まで飛ばしてください)

VPSとは「Virtual Private Server」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「仮想専用サーバー」という意味になる。

これはどういう意味かというと、一つのサーバーに、仮想的なコンピューターを複数台起動させ、利用者はその仮想的なコンピューターを管理者として扱うことができるサービス形態となっている。

これにより、利用者は比較的安価で、サーバーの管理者権限を持って自由にカスタマイズできるようになる。

ハイブリッド型のサービス

VPSはレンタルサーバーと専用サーバーのそれぞれの利点を取ったハイブリッド的なサービスと言える。

レンタルサーバーでは、サービス提供者が規定した実行環境しか与えられず、1台のサーバーを利用者が複数人で共有する代わりに、非常に安価で利用することができる。

例えば単にPHPを動作させるだけなら月額100円前後から、MySQLを利用したちょっとしたアプリケーションなら月額250円前後から始められる。

反対に専用サーバーでは、利用者は1台のサーバーを貸し切り、自由にカスタマイズすることができるが、当然料金はそれだけ高くなってしまう。

VPSはレンタルサーバーの安さと、専用サーバーのカスタマイズ性の両方の性質を持っており、管理者権限を持って自由にカスタマイズできるにも関わらず、月額1,000円未満から気軽に始められるのが特徴となっている。

  • 1台のサーバーを仮想化させて複数人で利用するので安い
  • 仮想化コンピュータの管理者権限を持つので、自由にカスタマイズできる

デメリット

VPSはハイブリッドであるが、全く欠点がないわけではない。

まず第一に、レンタルサーバーと違って利用者自身でサーバーをセットアップしなければならないので、専門の知識が求められること。

レンタルサーバーではウェブサイトなどのファイルをそのまま転送するだけで動作してくれるが、VPSの場合は通常SSHというコマンドを使ってサーバーにログインし、コマンドラインを使って実行環境を整えていく。

Windowsのオプションもあるが、Linuxであることがほとんどなので、多くの人が使っているPCとは全く異なるコマンドを使ってセットアップしなければならず、やはり専門の知識が必要になる。

第二に、一台のサーバーを複数人で共有するので、回線速度の面で、他の利用者の影響を受ける可能性があること。

まず始めに断っておきたいのは、一つのサーバーに複数の仮想コンピューターが同居しているとはいえ、一つ一つの仮想コンピューターに割り当てられるリソースは独立しているので、基本的に同居している他のユーザーの影響を受けて、性能が劣化することはない。

しかし他のユーザーから多くのトラフィックが生じると、回線は共有しているため、回線速度が低下する可能性はある。
そのためウェブサイトを運用している時に、思うようにレスポンス速度が上がらないということが起きうる。

もっともこれはレンタルサーバーほど性能に直結する問題ではないので、さほど神経質になるほどでもないかもしれない。

  • VPSのセットアップには専門知識が必要
  • 他の利用者の状況によって、回線速度が落ちる可能性がある

おすすめのVPSサービス

WebAREA

f:id:hogehoge223:20170125161323j:plain

  • ◯ 月額360円から初期費用なしで利用できる
  • ◯ スペックあたりのコスパが良い
  • ◯ ロードバランサで負荷分散も可能
  • ✕ OSがCentOSと一部Debianしか使えない

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
東京(?) CentOS 6
上位プランでDebian 6
20日 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
512MB 360円 0円 仮想1コア SSD 20GB
1GB 720円 0円 仮想2コア SSD 30GB
2GB 1,440円 0円 仮想3コア SSD 50GB
4GB 2,880円 0円 仮想4コア SSD 100GB
6GB 3,600円 0円 仮想6コア SSD 100GB

WebARENAは「NTTPCコミュニケーションズ」(NTT系列)が提供しているVPSサービスだ。

最大の特徴は何といっても、初期費用なし、メモリ512MBプランなら月額360円から借りられる圧倒的な敷居の低さだろう。

ちょっとしたプログラムを動かす時に、レンタルサーバーと同等かそれよりも安い値段でVPSが借りられるというのは非常に魅力的。

メモリ1GB以上のプランを見ても、全体的にコスパが良く、ストレージもSSD対応で、CPUのコア数も競合サービスと同等以上とスペック的には申し分ない。

また有料とはいえ、負荷分散のためのロードバランサー機能が使えるのは、VPSとしては珍しく、アクセス数の多い本格的なウェブサービスを運用することも可能だ。

メモリ8GB以上のスペックを求める場合は、「SuitePRO V4」という系列サービスもあるので、VPSとしての用途はほとんど対応できる。

唯一ネックになるのは、メモリ6GBのみOSにDebianを使用できるが、それ以外はCentOSしか選択できないこと。
他のサービスでは大抵使えるUbuntuが使えないので、その点だけは注意が必要。

ConoHa

f:id:hogehoge223:20170126110812j:plain

  • ◯ 月額課金でも従量課金でも安い方を選べる
  • ◯ LAMPやRails、WordPressのテンプレートで簡単セットアップ
  • ◯ ロードバランサー、ローカルネットワーク、プラン変更何でもできる

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
東京
アメリカ(サンノゼ)
シンガポール
CentOS
Ubuntu
Debian
Fedora ほか
なし 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
512MB 630円 (1.0円/時) 0円 1コア SSD 20GB
1GB 900円 (1.3円/時) 0円 2コア SSD 50GB
2GB 1,750円 (2.5円/時) 0円 2コア SSD 50GB
4GB 3,420円 (4.8円/時) 0円 4コア SSD 50GB
8GB 6,670円 (9.3円/時) 0円 6コア SSD 50GB
16GB 13,010円 (18.1円/時) 0円 8コア SSD 50GB
32GB 25,370円 (35.3円/時) 0円 12コア SSD 50GB
64GB 49,480円 (68.8円/時) 0円 24コア SSD 50GB

ConoHaは開発者にとっては最も優れたサービスの一つで、登録アカウント数は10万件を超えている。

クラウドのように時間あたりの課金システムがあるので、一時的に負荷テストを行ったり、ステージング環境で動作環境を行うことに適している。

プライベートネットワークによりアプリケーション層とDB層の分離、さらにロードバランサーによる負荷分散、既存のマシンのスケールアップもできるので、本番環境で大きな規模のサービスを展開することも可能だ。

ストレージも最大50GBと少なくなっているが、これは従量課金によって必要に応じて増やすことになる。

クラウドよりも安い料金で、クラウドの用途をこなせるというのがConoHaの強みと言えるだろう。

またテンプレート機能によってあらかじめLAMPやRails、WordPressの環境をセットアップできるので、初心者にもやさしく、かなり開発者ライクで作られている。

クラウド的な機能をVPS価格で使えて、なおかつVPSの中でも値段も安めということもあって、個人的にイチオシのサービスだ。

ServersMan@VPS

f:id:hogehoge223:20170125164150j:plain

  • ◯ メモリあたりのコスパは最高水準
  • ◯ 後からプラン変更が可能
  • ✕ CPUコア数の表記がないのが不気味

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
東京、大阪 CentOS 7
Debian 6 / 7
Ubuntu 12.04 / 14.04
なし 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
1GB 467円 0円 ? HDD 50GB
2GB 934円 0円 ? HDD 100GB
4GB 1,886円 0円 ? HDD 200GB

ServersManはメモリあたりのコスパが最も良く、メモリ1GBで467円は現在確認した限り最も安いVPSサービスとなっている。

また現在動いている仮想コンピューターを、そのまま上位プランに変更できるので、スペックが不足しても柔軟に対応できるのは非常にありがたい。

ただしCPUのコア数が公開されていないのが少し不気味で、有志の人がCPU性能を測定した結果によると、競合サービスよりはCPU性能は劣るとのこと。

メモリも最大4GBまでしかないので、高いスペックを求める方には不向きかもしれないが、価格面では最も優れているので、なるべく安い価格で済ませたい方はServersManがオススメだ。

現在は受け付けていないが、HDDやメモリを追加料金で増設することもあるようで、今後再び対応するかもしれないので、一応言及させてもらった。

さくらのVPS

f:id:hogehoge223:20170125165906j:plain

  • ◯ VPSの代表的サービスで利用者も多い
  • ◯ 最大メモリ32GB、仮想10コアの高スペックプランもある
  • ◯ 選択できるOSが多い
  • ✕ 月額料金、初期費用ともにやや高め

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
東京、石狩 CentOS 6 / 7
Ubuntu 12.04 / 14.04 / 16.04
Debian 7 / 8
Windows Server 2012 ほか
2週間 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
512MB 685円 1,080円 1コア SSD 20GB
1GB 972円 1,620円 2コア SSD 30GB
HDD 100GB
2GB 1,706円 2,160円 3コア SSD 50GB
HDD 200GB
4GB 3,888円 4,320円 4コア SSD 100GB
HDD 400GB
8GB 7,776円 8,640円 6コア SSD 200GB
HDD 800GB
16GB 15,552円 17,280円 8コア SSD 400GB
HDD 1600GB
32GB 30,240円 34,560円 10コア SSD 800GB

老舗のホスティング事業者である、さくらインターネットが提供しており、代表的なVPSサービスでもある。

利用者が多く、トラブルシューティングなどの情報がインターネット上に多く掲載されているのは強みだろう。

ただし料金的にはそれほど特色はなく、また初期費用が他のサービスよりも高めなので、コスパ的にはここに掲載されていないものを含めれば悪いわけではないが、決して良くはない。

また通信速度が高速と紹介されていることが多いが、ネットワークの共有回線は100Mbpsと並なので、サービス仕様上は取り立てて早いわけではない。

ちなみに上の料金表よりも割高になるが、WindowsのVPSも用意しているので、Windowsサーバーを使いたい人にとっては数少ない選択肢の一つになる。

最大手でブランドによる信頼性があるという点で、他に目ぼしいサービスがなかったら、さくらVPSを選ぶのが無難ということで選ばれることが多い。

GMOクラウドVPS

f:id:hogehoge223:20170125173115j:plain

  • ◯ さくらVPSよりも全体的に低価格
  • ◯ テンプレートによって専門知識なしですぐに始められる
  • ◯ 選択できるOSが多い
  • ✕ 初期費用が一律4,000円は少し敷居が高い

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
日本国内 CentOS 6 / 7
Ubuntu 16.04
Debian 8
Windows Server 2008 ほか
15日 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
1GB 780円 4,000円 2コア HDD 50GB
2GB 1,280円 4,000円 3コア HDD 100GB
4GB 2,380円 4,000円 4コア HDD 200GB
6GB 4,580円 4,000円 5コア HDD 400GB
8GB 6,580円 4,000円 6コア HDD 600GB
12GB 10,480円 4,000円 7コア HDD 800GB

GMOクラウドVPSの良い所は、開発者向けのテンプレートというものがあり、これを使うことでLAMPPやRuby On Railsの構成をあらかじめ作ってから立ち上げる事ができる。

またPleskというツールもあり、これを使うとサーバーとウェブサイトを管理画面からマウス操作だけで行えて、何の専門知識がなくてもWordPressを立ち上げることも可能だ。

コスパ的にも激安VPSほどではないが、さくらVPSよりも全体的に安くなっており、最大でメモリ12GB、仮想7コアのCPUが使えるなどスペック的にも申し分はない。
OSも10種類の最新版が利用可能で、Windowsまでカバーしている。

唯一の難点としては、初期費用が一律で4,000円かかってしまい、安いVPSプランを使おうとするには敷居が高くなっていること。
ただし上位プランでも同じく4,000円なので、その場合はさくらVPSよりも割安になっている。

コスパが良く、スペックや機能的にも申し分なく、マウス操作だけでWordPressを立ち上げられるので、万人向けのサービスと言える。

ABLENET VPS

f:id:hogehoge223:20170129085620j:plain

  • ◯ メモリあたりのコスパが非常に良い
  • ◯ 回線速度もなかなか早い
  • ✕ サイトや管理画面の作りが古い

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
大阪 CentOS 5 / 6 / 7
Ubuntu 12.04 / 14.04 / 16.04
Debian 7 / 8
Windows Server 2008 / 2012 ほか
10日間 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
512MB 553円 934円 1コア SSD 30GB
HDD 50GB
1.5GB 1,067円 0円 2コア SSD 40GB
HDD 100GB
2.5GB 1,600円 2,839円 3コア SSD 60GB
HDD 200GB
4GB 3,029円 3,791円 4コア SSD 100GB
HDD 400GB
8GB 5,029円 5,696円 5コア SSD 200GB
HDD 800GB

ABLENETは性能あたりの料金が安く、とりわけメモリのコスパが良いサービスとなっている。

また「メモリ1.5GB」がキャンペーン中で初期費用0円となっており、無料体験もついているので、気軽に始めやすいプランといえるだろう。

全体的にスキがないサービスで、選択できるOSの種類も多く、またWindowsにも対応しており、回線速度も200Mbpsと競合サービスよりやや早くなっている。

利用する分にはさほど困らないのだが、サイトや管理画面の作りが古くて、あまりユーザービリティがよくないところが唯一の難点か。

あまり知名度は高くないが、企業は20年近くホスティング事業を行っている老舗で、これだけコスパが良いのはなかなか魅力的だと思う。

カゴヤ・クラウド

f:id:hogehoge223:20170126114657j:plain

  • ◯ 料金は月額でも日割りでもOK
  • ◯ 料金に対してCPUのコア数が多い
  • ◯ プラン変更やスナップショット、ストレージ追加などオプション多数
  • ✕ 保証メモリーが料金の割に少ない

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
関西 CentOS 6 / 7
Ubuntu 12.04 / 14.04
Debian 6 / 7
なし 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
1GB保証 (最大2GB) 864円 (31円/日) 0円 3コア SSD 80GB / HDD 200GB
2GB保証 (最大4GB) 1,728円 (62円/日) 0円 6コア SSD 160GB / HDD 400GB
4GB保証 (最大8GB) 3,456円 (124円/日) 0円 12コア SSD 320GB / HDD 800GB

カゴヤ・クラウドの最大の特徴はCPUのコア数あたりの料金が最も安いことだろう。

ウェブサービスのアプリケーション層はメモリよりもCPUのコア数がボトルネックになることが多いが、月額864円で3コアのサーバーが使えるのは相当ありがたい。
ちなみに、さくらVPSで3コアだと月額1,706円と倍近い値段になっている。

SSDの容量は元から多いが、ストレージは追加料金で増やせたり、スナップショットを取って設定環境を保存することもできたりと、機能的にも充実している。

メモリは「保証メモリ」と「最大メモリ」に分かれており、これは「共有サーバーのメモリに空きがあれば、最大メモリを使えますよ」ということ。

通常時は最大メモリが使用できるのだが、自分に関係ないタイミングで最大メモリが減る状況もあるので、保証メモリ内に常に収めると、メモリあたりのコスパはやや悪くなってしまう。

全体としてみるとCPUコア数の多さが際立っており、コア数がパフォーマンスに直結するプログラムを使用する時にはおすすめのサービスと言える。

お名前.com VPS

f:id:hogehoge223:20170127103416j:plain

  • ◯ 全体的にコスパが高く、年間契約だとさらに安い
  • ◯ 値段あたりのディスク容量が安い
  • ✕ これと言った決め手がない

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
日本国内 CentOS 5 / 6 / 7
Ubuntu 12.04 / 14.04 / 16.04
Debian 7 / 8
Fedora ほか
15日 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
1GB 896円 0円 2コア HDD 100GB
2GB 1,315円 0円 3コア HDD 200GB
4GB 3,696円 5,410円 4コア HDD 400GB
8GB 7,505円 9,220円 6コア HDD 800GB
16GB 15,124円 15,886円 10コア HDD 1TB

ドメイン取得でおなじみの「お名前.com」のVPSサービス。
全体的に料金が安めでコスパが良く、特に年間契約をした場合はトップレベルに価格が安くなる。

スペック的に見るとHDDではあるものの、価格の割に容量が多いので、画像をたくさんアップロードするようなサイトに向いているだろう。

OSも幅広く備わっており、プラン変更もできたりと、機能的には一通り揃っていて、決して悪いサービスではないのだが、これぞ!というパンチ力に欠ける印象なのは否めない。

他サービスとのニーズが一致せず、残った中でコスパが良いサービスとして選ぶのに適している。

CloudCore VPS

f:id:hogehoge223:20170131172651j:plain

  • △ メモリあたりの値段が安いが、CPUコア数は少ない
  • △ 長期契約なら料金は安いが、短期契約ならちょっと高い
  • ◯ ISOをアップロードすれば、使いたいOSが利用できる

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
東京 CentOS 6.2
ISOアップロードでカスタマイズ可
なし 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
2GB 1,800円 0円 2コア HDD 100GB
6GB 3,400円 3,800円 3コア HDD 300GB
8GB 6,400円 5,400円 4コア HDD 450GB
12GB 10,000円 9,500円 6コア HDD 800GB

CloudCoreの機能的な特徴で言うと、CPUよりもメモリ優先のサーバー構成になっている。

例えばメモリ8GBプランのCPUコア数は、CloudCoreでは「4コア」だが、他のサービスの多くは「6コア」となっている。

メモリを潤沢に使うアプリケーションなら恩恵がある一方で、WebアプリケーションなどCPUコアで並列処理をするのが望ましいサービスには向かないだろう。

また長期契約をすると上の料金表よりも割安になって、価格的には優位だが、短期契約ではかえって割高になる。
ある程度、腰を据えて利用する人にはオススメと言える。

OSも標準ではCentOSのみで、自分でISOファイルをアップロードしてインストールするというユニークな面もあり、良し悪しがハッキリ分かれているサービスに感じる。

FC2 VPS

f:id:hogehoge223:20170128092604j:plain

  • ◯ メモリあたりの値段が安い
  • ✕ CentOSしか選択できない
  • △ 回線は高速だが、データセンターがアメリカなので遅延がある

データセンター OS 無料期間 転送量 プラン変更 ロードバランサ
アメリカ CentOS 6.3 なし 無制限
メモリ 料金 初期費用 CPU ストレージ
1GB 780円 0円 1コア HDD 80GB
2GB 1,380円 0円 1コア HDD 160GB
4GB 3,696円 0円 1コア HDD 320GB
6GB 7,505円 0円 1コア HDD 480GB
8GB 15,124円 0円 1コア HDD 640GB

謎企業として有名なFC2のVPSサービス。

長所としては性能あたりの料金が比較的安いこと。
CPUは1コアだが、上位プランほどCPUリソースを多く使えるようになっている。ただし複数プロセスで並列処理をするなどの用途には向かない。

またOSがCentOSしか選択できず、UbuntuなどRed Hat系を使っている方は注意。

データセンターの回線は100Gbpsとかなり高速になっているのは魅力的だが、データセンターがシリコンバレー(アメリカ)にあるので、どうしても通信の遅延が発生してしまう。

特にウェブサイトを高速に表示したい人は、処理時間よりも遅延の方が大きくなってしまうことがあるので注意。

全体的にクセのあるサービスだが、FC2に思い入れがあったり、安いVPSを選択したい方には一つの選択肢になるだろう。

VPS選びのポイント

コスパは良いか

VPSの事業者は各社、価格競争を行っているので、どれも比較的安価に利用できるサービスが多いが、それでも同じくらいのスペックでも値段が倍近く違うことがある。

やはり値段を気にする方は多いと思うので、自分にあったプランの中で、なるべく安いサービスを見つけよう。

スペックは十分か

VPSは後からスペックを変更できないことが多いので、自分が利用しようとしているものに、どれだけのスペックが求められるかを把握するようにしよう。

例えば1台のサーバーに多くのサービスを実行させるなら、メモリが多いものが求められ、ウェブサイトから多くのアクセスを求めるのなら、CPUのコア数が多いものが求められる。

遅延は少ないか

ウェブサイトを公開する方で、読み込み速度を気にする方は、データセンターがどこにあるのかも気にした方が良いかもしれない。

例えばさくらのVPSではデータセンターが石狩と東京から選べるが、東京と石狩の間では物理的な距離によって20msほどの遅延が発生すると言われており、日本からのアクセスを見込むのなら東京のデータセンターの方が遅延は少なくなるはずだ。

さくらでは東京が選べるから良いものの、他のサービスでは東京にデータセンターがない場合もあるので注意しよう。

初心者向けかどうか

VPSで扱えるコンピューターのOSはLinuxがほとんどだが、コマンドラインの操作に慣れていない人で、イチからUnixコマンドを学ぶとかなり時間がかかってしまう。

そこで「GMOクラウド VPS」などはコマンドラインの操作をしなくても、ブラウザの画面操作だけでWordPressやRuby On Railsの環境を立ち上げられるようになっている。

レンタルサーバーでは非対応のプログラムを動かしたいけど、コマンドラインの操作が分からない人は、こういったテンプレート機能を用意してくれているサービスが良いだろう。

VPSとクラウドの違い

VPSと似たサービス形態として「クラウド」というものがある。

VPSもクラウドも同じく、1台のサーバーに複数の仮想コンピューターを同居させたもので、良く似たサービスとなっているが、以下のような点で異なる。

サーバーの追加、拡張

VPSでは基本的に1つの契約で1台のサーバーを利用することになるが、クラウドは1つの契約で何台ものサーバーを利用することができる。
それこそ大規模なサービスともなれば、クラウドで数千台規模で扱っていることもある。

またVPSでも同様のサービスを導入しているものもあるが、クラウドでは利用中のサーバーのスペックを自由に上げたり下げたりすることができる。

例えば突発的なアクセスが増えそうだったら、スペックを上げて、それが過ぎたら元に戻すということも簡単に対応できる。

機能面

クラウドでは複数台のサーバーを簡単に扱えるが、それらのサーバーに負荷を分散させるための「ロードバランシング」という機能を簡単に使えるようになっている。

またこれに限らず、クラウドでは特定の用途に向けた様々な機能が揃っていることが多く、仮想コンピューターを使えるだけのVPSよりも機能面で上回っている。

利用料金

VPSは月額料金が通常であるのに対して、クラウドでは時間割の課金となっている。

クラウドは従量課金制になっていて、短時間だけ大量のサーバーを稼働させて、平常時はそれよりも少なくする、ということをすれば料金を節約することができる。

しかし常時同じだけのサーバーを利用するとなると、VPSの方がかなり割安で、例えばサーバーは常時1台稼働していれば良いという状況ならVPSの方がコスパが良い。

まとめ

以上の内容をまとめたものはこちら。

  • クラウドはサーバーを簡単に増やしたり、性能を上げ下げできる
  • クラウドでは負荷対策などの機能が提供されていることが多い
  • VPSは月額料金だが、クラウドは従量課金
  • サーバー台数が常時同じならVPSの方がかなり割安

最後に

VPSはレンタルサーバーとあまり変わらない値段で、管理者権限をもって自由に環境をカスタマイズできるのが魅力的だ。

ここで掲載していないサービスの他にも、たくさんの競合サービスがあるが、この記事では選りすぐりのサービスを厳選しているので信頼して頂ければと思う。

皆さんのニーズに合ったサービスを見つけるヒントになれば幸いだ。