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セ・リーグ二冠王の筒香嘉智を詳しく紹介。横浜DeNAの四番で、侍ジャパンでも主砲の一人として注目。

プロ野球 野球
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より野球が好きでな。
中でも日本人の長距離ヒッターへの思い入れは強い。

さて今回は横浜DeNAの四番打者にして、侍ジャパンでも打線の中軸として期待されている筒香嘉智について紹介したい。
日本人離れした長打力が魅力の選手だ。

筒香嘉智とは?

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(出典: http://number.bunshun.jp/articles/-/826142)

名前 筒香 嘉智 (つつごう よしとも)
所属 横浜DeNAベイスターズ
生年月日 1991年11月26日 (歳)
体格 185cm、97kg

筒香嘉智は横浜DeNAベイスターズに所属する外野手だ。

185cm、97kgとプロ野球選手としても大きな体を活かした長打力に加えて、近年は打撃技術を急激に向上させており打率も高い。

2016年には打率.322、44本塁打、110打点という成績で、本塁打・打点の二冠王に輝いている。
7月には「3試合連続のマルチ本塁打」というプロ野球新記録を残すなど、球界トップレベルのスラッガーとして評価されている。

また日本代表の侍ジャパンでも中田翔と並んで4番候補とされており、2015年のプレミア12では何試合か4番打者として出場し、高い成績を残した。

野球世界一を決めるWBCは今年開催されるが、筒香は最も長打が期待できる主砲の一角として注目されている。

強烈なパーソナリティを持つ中田翔や、2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人ほど、世間的な知名度は高くないが、野球ファンからの支持はとても熱く、WBCを通じて世間にも広く知られるようになるかもしれない。

ゴトーチャート

公の場ではかなり優等生キャラを演じているので、一般的に見ると地味な選手に映るかもしれない。
ただし野球への取り組みや、チームへの献身性が非常に高く、DeNAファンから絶大な支持を得ている。

スター性 ★★★☆☆
打力 ★★★★★
真面目さ ★★★★★

筒香のキャリア

プロ入り前

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筒香と言えば横浜のイメージが強いが、生まれは和歌山県で、小学2年生の頃から野球を始めている。

中学時代には「学校が終わってから一度も友だちを遊ばなかった」というくらいに野球漬けの日々を送って、クラブチームの4番として活躍していた。

高校は松坂大輔を輩出したことでもしられる、強豪の横浜高校に進学。
ここで1年生から4番となり、2年次の甲子園で一躍、筒香の名前が野球ファンに広く知られるようになる。

初戦で先制本塁打を放つと、2戦目では満塁本塁打を含む2本塁打、最多タイ記録となる1試合8打点を記録するなどの大活躍で、早くもプロ注目の選手となった。

3年次には甲子園の出場はならなかったものの、高校通算69本塁打という実績を引っさげて、横浜ベイスターズから1位指名を受けてプロ入りを果たしている。

ちなみに筒香のポジションは三塁手で、プロ入りしてからしばらくも三塁手だった。

プロ入り後 〜 ブレイク以前

未来の四番候補として期待されていた筒香は、1年目の春季キャンプの時から、サンデーモーニングでおなじみの張本勲が練習を見て「松井秀喜以来の逸材」と評するなど、非常に前評判が高かった。

しかし今振り返ると、ブレイクするまでの4年間はそれなりに厳しい下積み時代を多くっていた。

1年目は高卒新人ながら、2軍で4番で起用され、新人記録となる26本塁打を記録。(大卒・社会人卒を含む新記録)
10月に1軍デビューを果たすと、初安打となるソロ本塁打も記録している。

2年目は1軍での出場機会が増えるも、打撃不振と怪我により、2軍暮らしの期間が長かった。
それでも40試合で8本塁打を放つなど、高卒2年目とは思えない長打力の片鱗は見せていた。

ブレイクが期待された3年目は108試合に出場するも、打率は規定打席到達者では最低の.218となった。

4年目は中村紀洋に三塁手のレギュラーを奪われ、ほとんど出場機会がないまま、打率.216、1本塁打、3打点と散々な結果に終わる。

この時には、筒香の期待値もほとんど地に落ちており、現在の活躍を想像していたファンは少なかっただろう。

ブレイク 〜 二冠王獲得

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(出典: https://www.daily.co.jp/)

5年目となる2014年には、オリックスからバルディリスが三塁手として移籍してきたことから、当時の監督である中畑清の意向でレフトにコンバートされる。

今思えばこれが筒香のキャリアにとって転機となるコンバートだった。

この年にはこれまでの低迷がウソのように活躍し、一時はチームの4番を任されるほどに。
シーズン途中に守備中のアクシデントにより怪我で離脱するも、シーズンの成績は打率.300、22本塁打、77打点と大きくジャンプアップした。

2015年には、23歳にしてチームキャプテンに任命され、監督の中畑清から「オマエと心中する。オマエがダメならオレはクビだ」と言われるまで絶大な信頼を得ている。

その期待に違わぬ活躍を見せて、打率.317、24本塁打、93打点と三部門で全てキャリアハイの成績を残す。
筒香を中心に若手選手が台頭し始め、前半戦は首位で折り返すなど、チーム状況も劇的に良くなっていたのが印象的だ。

2016年は7月だけで14本塁打を放つなど、中盤以降に劇的に成績を伸ばして、打率.322、44本塁打、110打点とまたも三部門全てでキャリアハイとなる。

この成績で本塁打・打点の2冠王を獲得、球団としては左打者歴代最多本塁打、3試合連続マルチ本塁打の日本記録樹立など、名実ともに日本を代表するスラッガーであることを証明した。

またDeNAはセ・リーグで3位に入り、球団史上初のクライマックスシリーズ出場を決めている。

野球に対する熱心な取り組み

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筒香は強面ではあるが、野球に対して非常に熱心であることが知られている。
それを象徴するのが2015年のオフに、ドミニカ共和国のウィンターリーグの参加を自ら志願したことだ。

2015年は先ほども紹介したように、チームキャプテンとして期待に違わぬ結果を残した年であるが、そのオフにはさらに大規模な国際大会である「プレミア12」にも出場している。
(8試合に出場し、26打数10安打、打率.385、5打点の活躍)

本来なら大会が終わったらオフシーズンに入る所だが、その後にドミニカのウィンターリーグに志願して出場している。
通常ウィンターリーグに参加するのは1軍であまり出場機会がなかった選手ばかりで、筒香のような主力選手が参加するのは異例のことだった。

ドミニカでは海外の投手が多用する、手元で動く球(ツーシームなど)に対応するべく、打撃フォームを改造。
足を上げずに打つ「ノーステップ打法」に切り替えるなど、高い成績を残しても変化を恐れない姿勢は多くの共感を呼んだ。

こうした取り組みが功を奏して、2016年には12球団トップの44本塁打を残し、初めての打撃タイトルを獲得している。

また2015年は逆方向(流し打ち)へのホームランが0本だったが、最後まで球を引きつけて打つことで、2016年には逆方向に12本のホームランを放っている。

逆方向に打てるよう修正するのは、これまで肯定的に見られなかったそうだが、筒香は目先の結果にとらわれず、大局的に自分に足りないものを見極められる能力を持っているがゆえのことだろう。

毎年結果が要求されるプロの世界で、数年先を見据えた練習をするのは思っている以上に難しく、勇気が必要なはずだ。

特徴的な応援歌

筒香の応援歌はファンが一体となって、スタンドから外野スタンドにホームランを手招きするように、手を伸ばしながら大合唱をするのが特徴的。

「横浜の空高く ホームランかっ飛ばせ筒香」

という歌詞は妙に耳に残り、また実際に筒香がホームランを打ちそうな気配を感じさせるので、横浜の試合で最も一体感のある時間だろう。

これまで筒香はDeNAが絶対絶命に追い込まれても、しばしばこの応援歌に応えて劇的なホームランを打ってきたが、中でも印象的なのは2016年7月の巨人戦でのサヨナラホームランだ。

筒香が打席に立って、この応援歌が始まると相手チームにとっては悲劇的な展開を迎えることが多いことから、某所ではこれを「処刑用BGM」と呼ばれる事もある。

ちなみに筒香は実際にホームの横浜スタジアムでの本塁打率が高く、2016年は中盤まで8割ほどを横浜スタジアムで打っていた(気がする)。

侍ジャパンの4番候補

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(出典: http://cyclestyle.net/article/2015/11/24/30128.html)

日本人選手は体格的に外国人よりも小さく、プロ野球でも本塁打争いは外国人選手が上位を占めることは日常的な光景だ。

その中でも外国人選手以上に本塁打を量産する筒香は、侍ジャパンにとって数少ない長打を期待できる選手になっている。

第4回WBCに臨む小久保ジャパンでも、4番打者の候補は中田翔と筒香に絞られており、どちらが4番を打つのかが一つの見所だろう。

小久保監督の意向で、中田が4番に入ることが多いが、2015年のプレミア12では試合ごとに4番を入れ替えるような形となっており、筒香、中田共に素晴らしい成績を残している。
(筒香は打率.385、0本塁打、5打点。中田は打率.429、3本塁打、15打点。)

国際舞台では今のところ中田の活躍の方が上だが、シーズンの成績は圧倒的に筒香の方が上回っており、WBCでも筒香が4番を打つべきという意見も根強い。

3月からWBCの本大会が始まるが、ぜひとも普段あまり野球を見ない一般の視聴者に知られるようなインパクトを残してほしいと思っている。
もちろん日本代表を3度目の世界一に導いて欲しい、というのは言うまでもない。

年俸もうなぎのぼり!

筒香は2016年オフの契約更改で、年俸が2億円アップの3億円となっている。
2冠王という実績を考えれば3億円は妥当なのかもしれないが、1年で200%アップという伸び率への驚きは大きかった。

ちなみに年俸の推移はこのようになっている。

年度 プロ入り 年俸
2010年 1年目 800万円
2011年 2年目 900万円
2012年 3年目 1300万円
2013年 4年目 1950万円
2014年 5年目 1600万円
2015年 6年目 4600万円
2016年 7年目 1億円
2017年 8年目 3億円

高卒8年目での3億円はかなり早いペースではあるが、山田哲人は7年目で3億5000万円なので、山田の方がペース的には早い。

メジャー志向の強さ

筒香は高校時代からメジャー志向の強い選手だと知られている。

ドラフトで指名される直前にはこのようにメディアに向けて話したことがあるとのこと。

将来的には松坂さんのようにメジャーで活躍する選手というのが自分の最大の目標なので、やっぱり向こうで勝負したいという気持ちはあります

今ではDeNAの中心選手ということもあり、メディアではメジャーを否定するようになってはいるが、立場上言えないだけで、実際には今でもメジャー志向がある選手と見なされている。

2015年のオフにドミニカのウィンターリーグに参加したのも、外国人選手が多用する、手元で動くボールに対応するためで、それは将来的なメジャーへの挑戦を踏まえているのではないか、と言われることもある。

またメジャー球団であるパドレスにインターンで参加していた斎藤隆によると、柳田悠岐・山田哲人と並んで、メジャー関係者から注視されている存在らしく、筒香にその意志があれば、メジャー挑戦するのはそう遠くないのかもしれない。

まとめ

筒香は素晴らしい成績を残しているだけではなく、バッターボックスに入った時に何かをしてくれるのではないかという期待感が大きく、野球中継を見ていて最も目が行ってしまう選手の一人だ。

チームキャプテンとして献身性も高く、チームメイトと良好な関係を築いているのも、見ていて応援したくなる要因になっている。

打者としての貫禄はベテラン選手も顔負けだが、まだ25才と若く、向こう10年に渡って日本を代表するバッターになる可能性を秘めている。

まずは3月に行われるWBCで日本の躍進につながる活躍をしてほしいところだ。