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2016年大晦日のRIZINの全出場選手と対戦カードを紹介。PPV情報も掲載しています。

MMA 格闘技
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より総合格闘技が好きでな。
もちろん年末のRIZINも楽しみにしている。

さて、この記事ではRIZINの出場選手および対戦カードを全て紹介する予定だ。
本当に全ての試合を真面目に紹介しているおり、非常に長くなっているので、目次から興味のある試合だけをかいつまんで欲しい。

基本的にこの記事の用途は、試合当日に「この対戦の選手はどんな経歴だったっけ」という形で調べてもらうことを目的としている。

RIZINの年末大会

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RIZINはPRIDEの後継団体とも呼ばれている、日本のメジャーな総合格闘技イベントだ。

年末の大会は12月29日、31日と2日間にまたがって開催される大規模な興行になっている。
現在のところ29日に9試合、31日に10試合が決まっていて、この他にもまだ試合が組まれるらしい。

出場選手はまさにオールスターといった具合で、ミルコ・クロコップやヴァンダレイ・シウバといった懐かしい面々や、クロン・グレイシー、山本アーセンといった新しい選手も参戦している。

無差別級トーナメント

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この大会では通常のワンマッチの他に、無差別級のトーナメントが行われる。
9月に行われた開幕戦に勝利した選手と、主催者が恣意的に選んだビッグネームの8名が出場する。

昨年は-100kgトーナメントが行われ、賞金総額1億円、優勝賞金4000万円という破格の賞金がかけられたが、今年は特に優勝賞金のアナウンスはされていない。

テレビ放送

昨年には2日に渡って放送されていたが、今年は大晦日の31日のみの放送となっている。
フジテレビ系列にて12月31日の午後6時から5時間45分にわたって中継予定だ。

PPV放送

テレビ放送は2日間の試合を編集・カットしたものを31日にまとめて短縮して放送するので、フルに見ることはできない。
そのため、フルで見たい場合はスカパーでのPPV(有料放送チケット)を購入する必要がある。

スカパーでのPPVの料金は1大会当たり2160円、2大会通しで3240円と、その他の大会に比べると割安になっている。(普段は1大会で3240円)

スカパーを契約している方はRIZINのPPVを購入すれば良いが、まだ契約していない方はスカパーの契約をぜひ検討して欲しい。
ちなみに基本料は421円で、加入料は今なら無料なので、導入コストは意外に安くなっている。

契約はこちらから↓

スカパーの特集ページはこちら。

12月29日大会

1日目にあたる29日の大会名は「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND」となっている。
その名の通り、無差別級トーナメントの2回戦がメインで、ワンマッチで話題性のあるカードは31日分にもっていかれて、こちらは比較的堅実なカードが多い。

開催日時 2016年12月29日(木)
開場 / 開始 13:30開場、15:00開始
開場 さいたまスーパーアリーナ

第1試合: 北岡 悟 vs. ダロン・クルックシャンク

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RIZIN MMAルール 1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(70.3kg契約 / 肘あり)

戦極やパンクラスでタイトルを獲得し、現DEEPライト級王者の北岡悟がついにRIZINデビュー。
筋骨隆々の肉体と、足関節を中心としたグラウンドでの極めの強さは今も健在。
普段のおどけたキャラクターとは違い、試合前の異常な集中力でクレイジーな目つきになるところも注目だ。

対するはRIZINで圧倒的な強さを誇る元UFCファイターのダロン・クルックシャンク。
RIZINでの過去2戦はいずれも衝撃的な強さで、佐々木信治、アンディ・サワーから何もさせずに勝利している。

快進撃を続ける元UFCファイターを北岡が止められるのか。
あるいはクルックシャンクが勝てば青木真也との対戦に近づくかもしれない。

第2試合: ワジム・ネムコフ vs アリソン・ヴィセンテ

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RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R

この試合は無差別級トーナメントのリザーブマッチ。
トーナメント出場選手に怪我人などが出た場合は、この試合の勝者が変わって出場する。
RIZINのトーナメントは2日で3試合という破茶目茶な構成になっているので、リザーブの選手が参戦する可能性はそれなりに高いだろう。

ワジム・ネムコフはサンボの世界王者で、「ヒョードルの後継者」として昨年鳴り物入りでデビュー。ヘビー級トーナメント1回戦こそ圧勝したが、準決勝ではガス欠によるリタイヤという形で期待値はしぼんでしまった。

続く4月大会でもカール・アルブレックソンに敗れたことで、実力的にも大したことがないことが露呈している。
とはいえMMA経験はまだ浅いので、潜在能力が発揮されていないだけなのかもしれない。

対するアリソン・ヴィセンテはシュートボクセ所属で、アグレッシブなファイトスタイルが売りの選手。戦績は18勝14敗と平凡だが、判定決着が4つしかなく、勝っても負けてもKOという分かりやすい選手だ。

誰が呼んだか「RIZIN三銃士」の一角であるネムコフは、ヴィセンテの激しい攻撃をしのいで順当に勝利することができるのか。

第3試合: 浅倉カンナ vs アリーシャ・ガルシア

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RIZIN女子MMA特別ルール 5分3R / インターバル60秒(48.0kg契約)

RIZINでは史上初の女子高生ファイターの浅倉カンナ。幼少期からのレスリングエリートで、ジュニアの国際大会でも優勝経験がある。
17歳でMMAのプロデビューを果たし、現在までに5勝1敗と好成績を上げている。

対するガルシアはメキシコ系アメリカ人の22才。
浅倉と同じくレスリング出身選手で、アマチュアでは無敗ながらもプロでは1勝2敗と苦戦している。
1年間の修行期間を経て、初めてのメジャー舞台RIZINに立つ。

第4試合: 矢地祐介 vs マリオ・シスムンド

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RIZIN MMAルール 1R10分 / 2R5分(68.0kg契約 / 肘あり

矢地祐介は山本KIDが会長を務めるKRAZY BEEの選手で、思い切りの良い打撃と関節技が武器の選手。2012年に修斗環太平洋ライト級王者、2013年にグアムのMMAイベント「PXC」のフェザー級王者に輝いている。

対するマリオ・シスムンドはフィリピンの選手で、「マニー・パッキャオに似た風貌」と公式でもネタにされている選手。
パッキャオに似ているだけあって、打撃ベースの選手で、キックボクシング・ムエタイで29勝6敗と好成績を残している。

しかしMMAには2011年にデビューしてから2勝2敗とふるわないので、矢地にとってはイージーな相手かもしれない。
鮮烈な勝ちを収めて、RIZINにレギュラー参戦なるか?

第5試合: 和田竜光 vs カイ・カラフランス

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RIZIN MMAルール 1R10分 / 2R5分(56.7kg契約 / 肘あり)

上で紹介した元谷友貴が返上したDEEPフライ級のベルトを獲得したのが、和田竜光(わだ たつみつ)だ。
2013年に元谷から勝利してDEEPフライ級王者に。しかし翌年にはリベンジを許してタイトルを失い、1勝1敗となっている。

カイ・カラフランスはニュージーランドの選手で、戦績は12勝5敗1無効試合。
扇久保博正が出場していたTUF24にも参戦しており、準々決勝まで進出したなかなかの実力者だ。

現在、RIZINはフライ級のエース候補として元谷を据えているが、和田も実力では負けていない。
実力者であるカラフランスを破って、フライ級の新エース候補になれるか。

第6試合: 元谷友貴 vs アラン・ナシメント

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RIZIN MMAルール 1R10分 / 2R5分(60.0kg契約 / 肘あり)

元谷友貴は元DEEPフライ級王者で、日本期待の軽量級のホープとして昨年のRIZINに参戦。
しかしそこで計量オーバーしてきた相手にまさかのKO負け。

雪辱を期したRIZINの次回大会では今回のアラン・ナシメントと対戦予定だったが、今度は元谷が計量オーバーし、さらに体重を落とそうとした際に体調不良となりドクターストップとなっている。
元谷にとってRIZINは悪夢の連続で、その責任を取ってDEEPのタイトルも返上。
そこから出直し、DEEPでは連勝。直近では階級上のDJ.takiにも勝利したことで、再びRIZINへの切符を掴んだ。

アラン・ナシメントはかつてPRIDEもで猛威を奮ったシュートボクセの選手で、フライ級ながら175センチの長身と、無尽蔵のスタミナから繰り出すアグレッシブな打撃が武器とのこと。

元谷はこの試合に勝利して、RIZIN軽量級のエースに名乗りを上げたい。

第7試合: 宮田 和幸 vs. アンディ・サワー

RIZIN MMAルール 1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(70.3kg契約)

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宮田和幸は元シドニーオリンピックに出場したレスリング出身選手で、MMAではHERO'S、DREAMに参戦。DREAMでは階級を落としてから飛ぶ鳥落とす勢いで、タイトルマッチでもあと一歩まで肉薄した。
近年はあまり試合をこなしておらず、昨年の大晦日には日菜太とのミックスルールで1RKO負けを喫している。

アンディ・サワーは、K-1 MAXで2度世界を制した世界最高峰のキックボクサーで、RIZINで総合格闘技転向を果たした。
デビュー戦では長島☆自演乙☆雄一郎からKO勝ちするも、2戦目にはクルックシャンクを相手に何もできずに敗れている。

将来のUFC参戦も視野に入れているサワーだが、年齢的に盛りの過ぎた宮田に負けるようだと厳しくなる。
サワーはトップレベルのレスリング技術を持つ宮田のタックルを防いで打撃で勝負したい。

反対に宮田としてはグラウンド技術がまだ甘いサワーを相手に、タックルで寝かせて有利なポジションをキープすることが求められる。
お互いの長所と短所がハッキリ分かれているだけに良勝負になりそうだ。

第8試合: 那須川天心 vs ニキータ・サプン

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RIZIN MMA特別ルール:3分3R / インターバル60秒(56.7kg契約)

噂ではMMA挑戦してRIZINに出場するのではないかと言われていた、那須川天心の参戦も正式に決定した。

那須川は12月5日のKNOCK OUTでは、ムエタイ現役王者のワンチャローンから劇的な1RKO勝ちを収めており、もはや世界が注目するキックボクサーとなった。
会見の時点ではMMAの練習はまだ5回位しかやっていないとのことで、現在パラエストラ柏で総合格闘技を入門している段階。

ニキータは現在24歳のウクライナ人で、テコンドーベースの選手で、2013年にヨーロッパ選手権優勝、2016年にウクライナ大会銀メダルの実績を持つ。
MMAでは1戦だけしていて、1R1分57秒にアームバーで一本勝ちしている。

立ち技の実績は那須川のほうが上回っており、ニキータも打撃の選手なのである程度相手を厳選してきたなと言う印象。
ただし寝かされたらニキータは案外関節技が得意かもしれないので、テイクダウンを取られないように戦いたいところ。

那須川はキックボクシングファンには既に認知されているが、この試合でMMAファンのみならず地上波で世間に向けてアピールしたい。

第9試合: 中井りん vs 村田夏南子

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RIZIN女子MMA特別ルール 5分3R / インターバル60秒(57.15kg契約 / 肘あり)

中井りんはエロさを全面に出しており色物的な側面があるが、国内では無敗の実力者でUFC参戦も果たしている。
UFCでは2戦2敗と負けが先行したが、パンクラスでの復帰戦は相手の顔面を破壊してのKO勝ちで地力の高さを証明した。

対する村田夏南子はレスリング時代に吉田沙保里を追い詰め、現在も東京オリンピックへの出場が嘱望されているトップアスリート。
2016年からMMAに転向し4戦4勝と完璧な戦績を残している。

村田の要望叶って、中井との試合が決まったが、これに勝利すれば村田は女子のトップ戦線に躍り出ることになる。

中井はイメージとは裏腹に、最近は生活苦からカブトムシを売って生計を立てているらしい。
UFC離脱時のゴタゴタといい、なかなか闇の深そうな人間なので、よく分からないが勝たなければならない事情がある気がする。

第10試合: シモン・バヨル vs ワレンティン・モルダフスキー

RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R(無差別級トーナメント2回戦)

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シモン・バヨルは、トーナメント1回戦で「RIZIN三銃士」のテオドラス・オークストリスをパウンドで圧倒して勝利。
どうでも良いがRIZIN三銃士は公式が呼んでるだけで、他の人が使っているのを見たことがないし、三銃士全てトーナメント本戦に出ていないことにツッコミを入れたい。

ワレンティン・モルダフスキーはチーム・ヒョードルの一員で、昨年大晦日に内田雄大を圧倒して1R一本勝ち、トーナメント1回戦ではカール・アルブレックソンに判定勝利している。

両者ともに日本での知名度は低く、最も地味な試合かもしれない。

第11試合: ヒース・ヒーリング vs アミール・アリアックバリ

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RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R(無差別級トーナメント2回戦)

アミール・アリアックバリの対戦相手はもともと元UFCヘビー級暫定王者だったシェーン・カーウィンだったのだが、何とカーウィンは怪我ではなく自己都合で欠場。
何でも前妻との親権をめぐる裁判が12月に4,5回あるらしく、それによって練習に身が入らないから欠場させてくれとのことだ。

それによって榊原氏を怒らせ「その程度の奴ならいらない。こちらから願い下げです。」とのことでカーウィンが降ろされ、代わりにヒース・ヒーリングが参戦。

ヒーリングはかつてPRIDEで活躍した選手で、2008年にUFCでレスナーに敗れた試合を最後に引退。2005年のK-1大晦日大会で、中尾"KISS"芳広を試合前に殴ってKOしてしまった試合でも注目を集めた。
今回のRIZINで実に8年ぶりの復帰戦となる。

対するアミール・アリアックバリはイランの元レスリング選手で、レスリング世界選手権で2度の金メダルを獲得した超実力者。ロンドンオリンピックでは金メダル最有力と言われながらも、ドーピング疑惑で出場できず、MMAに転向している。
MMAでは3戦して全て1RKOで、合計4分以内の短期決着で実力は申し分ない。

ヒーリングにとっては随分荷が重い試合となってしまったが、勢いに乗るアリアックバリを止められるのか注目だ。

第12試合: 高阪剛 vs バルト

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RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R (無差別級トーナメント2回戦)

昨年の大晦日に9年ぶりに現役復帰し、2016年には46才を迎えた高阪剛。
90年台にUFCで活躍してきた格闘技界の賢者が、年齢を超えた戦いに挑む。

対するバルトは、四股名「把瑠都」で大相撲に猛威を振るい、大関まで昇進した。
相撲を引退後はMMAに転向し、デビュー戦でピーター・アーツを、2戦目に藤田和之から勝利している。

バルトはそのイメージ通り、170kgの巨体とそれに見合わぬ瞬発力を活かした突進力が武器だが、高阪も昨年の復帰戦では激闘型のファイターに変貌していた。
もしかしたら高阪は技術を発揮できる体力をなくしてしまったのかもしれないが、RIZINでの両者の試合を見る限り、打ち合いかつ泥試合になりそうな様相を呈している。

仮にこの試合に勝っても続く準決勝でボコボコにされそうな二人ではあるが、90年代のノスタルジーな格闘技を思い出させる対戦で、妙な引力がある。
最近格闘技に興味が出た若い人には面白さがさっぱりわからないが、オールドファンの心をどこかくすぐる対戦だ。

メイン: ミルコ・クロコップ vs キング・モー

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RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R (無差別級トーナメント2回戦)

この試合はもともとRIZIN最大の目玉カードとして「ヴァンダレイ・シウバ vs ミルコ・クロコップ」が組まれていた。

しかしヴァンダレイがかねてから負っていた交通事故による怪我を理由に、一方的に欠場を表明。
主催者も説得に入ったようだが、ヴァンダレイはどうしても試合に出たくないとのことで残念ながら欠場が決まってしまった。

ちなみにこの時、SNSでヴァンダレイとミルコがお互い2ちゃんねるのような喧嘩のやり取りをしていたのが少し面白かった。

そんなヴァンダレイの代役としては、12月17日にベラトールで石井慧と対戦したばかりのキング・モーだ。

キング・モーはレスリングで北京オリンピック出場をあと一歩で逃したことで、総合格闘技に転向。日本の戦極で頭角を表してからは、アメリカに渡りストライクフォースやベラトールで活躍してきた。

2015年にはRIZINのヘビー級グランプリでも優勝しており、これに優勝すれば何の価値もないかもしれないがRIZIN2階級制覇ということになる。

この試合はもともと「お互い名前はあるけど、現時点での実力は保証しない」というものだったのが、キング・モーによって一気に実力主義になってしまった。
ヴァンダレイよりもハードな相手になったミルコにとっては災難だが、強敵キング・モーを沈めて無差別級王者の座に近づきたい。

12月31日大会

2日目の31日の大会名は「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND」となっている。
無差別級トーナメントの決勝が行われるが、その他にも「神取忍 vs ギャビ・ガルシア」「坂田亘 vs 桜井マッハ速人」などテレビ向けの飛び道具的な試合が多く組まれているのが特徴だ。

開催日時 2016年12月31日(木)
開場 / 開始 13:30開場、15:00開始
開場 さいたまスーパーアリーナ

第1試合: チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット vs. 木村“フィリップ”ミノル

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RIZIN MMA特別ルール:3分3R / インターバル60秒(67.0kg契約)

チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネットはPRIDEで五味隆典や川尻達也といった強豪選手と対戦し敗れている。
打撃は抜群に強いが、寝技になるとからっきしという、「90年代の黒人ファイターあるある」を地でいく選手だ。

木村ミノルは新生K-1のスター候補として一時主役となったが、ゲーオ、野杁と立て続けに1RKO負けを喫して、悪い印象を残したままMMAに転向。
転向初戦でベネットと対戦するも、出会い頭の右フックで倒され、わずか7秒でKOされている。
まだ23才だが、ここ最近の激しい浮き沈みを見るに、ここで負けるといよいよ後がなくなってくる。

両者ともにキャラクター先行型かつ、穴の大きい豪腕ファイターということで、2戦目も絶対にタダでは終わらないだろう。
第1試合として会場を盛り上げるにはうってつけの試合だ。

第2試合: (アリアックバリ vs ヒーリングの勝者) vs (モルダフスキー vs シモン・バヨルの勝者)

RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R

無差別級トーナメント準決勝の第1試合。
割りと誰が勝っても地味なメンツになってしまい、今ひとつ興味がそそられないが、レスリング王者のアリアックバリに期待している。

地上波で放送される確率は限りなくゼロに近いだろう。

第3試合: (ミルコ vs キング・モー の勝者) vs (バルト vs 髙阪剛の勝者)

RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R

無差別級トーナメント準決勝の第2試合。
今度は逆にどっちが勝ってもキャラクターが強烈な選手しかいない。

こちらは地上波で放送される確率は限りなく100%に近いだろう。
それにしても「バルト vs 髙阪剛の勝者」が勝ち上がってきた時の絵面を想像しただけでも面白い。

第4試合: 桜井“マッハ”速人 vs 坂田亘

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RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(82.0kg契約)

いかにも大晦日特有のくだらなさと、それとは裏腹にどんな試合なのか気になってしまう試合だ。

坂田亘は小池栄子の旦那だが、現在3億円の借金を抱えている借金王でもある。
現在ではプロレスのハッスルに出場していたプロレスラーというイメージが強いが、93年にリングスに入団して以来、MMAで24戦している。

その中にはヘンゾ・グレイシーやマリオ・スペーヒーなど地味に実力者も含まれているが、共に負けており、これといって特筆すべきことはない戦績。
そして何よりリングス時代に不甲斐ない試合をした後に、記者たちの前で前田日明にボコボコにされた動画の印象が強い。

桜井マッハ速人は言わずと知れた総合格闘技のレジェンド的存在。
元修斗世界ミドル級王者で、フランク・トリッグを破った試合は伝説となっている。

その後PRIDEでもう一花咲かせたが、五味隆典に敗れた試合からはキャリアの下降線を辿る。
DREAMは最後の大会まで出場したが、2013年の試合を最後に試合から遠ざかっていた。

2000年代どころか90年代にやれよ…と言わんばかりの試合で一周回ってこの時代錯誤感に病みつきになりそうだ。

第5試合: ギャビ・ガルシア vs 神取忍

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RIZIN 女子MMAルール:5分3R / インターバル60秒

RIZINでは最も視聴率が期待される試合であると同時に、最もひどい試合。

ギャビ・ガルシアは女性…というより人間離れした肉体の持ち主で、それと同時に柔術の世界大会を14度制している寝技のスペシャリスト。
TUFの番組内でチーム・ヴァンダレイ・シウバのコーチとして参加し、番組内の練習でヴァンダレイからタップを奪ったこともある怪物。

神取忍は「ミスター女子プロレス」とも呼ばれ、女子プロレスでは屈指の知名度を誇る。
柔道家時代は日本選手権を3度制した実力者だが、MMAの経験はなく、年齢は52才を数えるもはやおばあちゃん世代。

もはやこの試合がどうなるかよりも、なぜ神取が試合を受けたのかが一番気になる。
大金を積まれたのか、知名度がどうしても欲しいのか、それとも単に戦いたかったのか…。

全国に恥をさらすのが分かっているのに、この試合を受けたことにまず拍手を贈りたい。
そして神取は生きてリングを降りられるのか。

坂田亘といい、神取忍といい、本当にこれが2016年の光景なのか目を疑いたくなるばかりだ。

第6試合: 才賀紀左衛門 vs ディラン・ウエスト

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RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(58.0kg契約)

「あびる優の夫」というテレビ向けのステータスを手に入れた才賀紀左衛門はRIZINイチオシの選手でもある。
空手をベースとした打撃が武器で、K-1にも参戦したが、実はそれほど良い結果は残していない。

2014年からMMAに転向し2連勝。その後RIZINに参戦するも、所英男、山本アーセンに連敗中。
しかしアーセンとの試合は1Rに肩を脱臼してしまったので、不本意な結果ではある。

対するディラン・ウエストは前情報が全くない謎の選手。
19歳にMMAを初めて、イギリスを拠点に活動していることくらいしか情報がなく、噛ませ犬の可能性が高い。

今回から紀左衛門は初めてフライ級に落としての試合となるが、幸先よく勝って元谷と並んでフライ級のエース候補として名乗りを上げたい。

第7試合: アンディ・ウィン vs 山本美憂

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RIZIN 女子MMAルール:5分3R / インターバル60秒(49.0kg契約)

山本KID徳郁の姉にして、レスリングで3度世界選手権を制した山本美憂だが、とうとう最後までオリンピック出場の悲願は叶わなかった。
そんな美憂の次なる挑戦は、42歳にしてMMA転向だった。

今年の9月の大会ではシュートボクシングの「ツヨカワ女王」RENAと話題性抜群の試合を行ったが、格闘技キャリアで勝るRENAの前にチョークスリーパーで敗れている。

アンディ・ウィンはベトナム系アメリカ人ファイターで、KOTCという団体のストロー級王者。
ムエタイをベースとした打撃が売りの選手だが、実は戦績は3勝3敗と平凡。

美憂にとっては話題先行ではなく、MMAでも一定の実力があることを示すには勝っておきたい相手だ。
RENAとの試合ではまだ身体能力は健在だったので、レスリング技術の真骨頂を見せて欲しい。

第8試合: RENA vs ハンナ・タイソン

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総合格闘技では未だ2戦しかしていないが、シュートボクシングでは人気・実力ともにトップレベルのRENAの参戦も決定した。

対戦相手のハンナ・タイソンは、ポーランドの打撃を主体とした選手とのこと。
「タイソン」というのは強烈な打撃を武器にしていることから、愛称としてつけているらしい。

タイソンの経歴は2011年に散打のポーランド大会優勝、ムエタイやK-1の冠が付いた大会で結果を残し、昨年にMMAデビュー。
これまでRENAが対戦してきたイリアーナ・ヴァレンティーノ、山本美憂はどちらも総合デビュー戦で、今回は初めてMMA経験者となっているが、アマチュアでは1勝2敗、プロでは1勝0敗と戦績的には当て馬のような相手に見える。

RENAは実はMMA挑戦は昨年1回きりの予定だったらしく、ここまで続いているのは想定外らしい。
しかし過去の2戦を見るに、高い適性を持っているように見えるので、内容の良い勝利を収めて本格参戦に期待したい。

第9試合: 所英男 vs 山本アーセン

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RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(62.0kg契約)

所英男はこれまでドラマチックな試合で観客を魅了してきた。
HERO'S、DREAMでは当初はホームグラウンドではなかったが、劇的な展開によって団体きっての人気者となった。

そんな所に対するは、山本一族の集大成でレスリングエリートの山本アーセン。
アーセンは東京オリンピックの強化指定選手にも選ばれており、今は期間限定で総合格闘技に取り組んでいる。

奇しくも、両者ともにRIZINでは才賀紀左衛門に勝利し、クロン・グレイシーに敗れている。
紀左衛門との試合内容で言えば所の方が明らかに勝っていたことから、所有利と見る目が大きい。

ただしアーセンはMMA歴がまだ1年ほどで急激に成長しているので、大晦日までに差を埋めてくるかもしれない。
経験豊富で寝技が売りの所と、成長著しいレスリングが売りのアーセンという好カード。

所はDREAM時代からの悲願であるKIDとの対戦を希望していることから、アーセンに勝利して「次はおじさんお願いします」と桜庭和志のようにお願いしてほしいとの声も。

第10試合: 川尻達也 vs クロン・グレイシー

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RIZIN MMA特別ルール:1R10分 / 2・3R5分 / インターバル60秒(65.8kg契約)

この試合は唯一と言ってもいいくらい、世界基準のハイレベルな試合。
ここまでのひどい試合からの落差たるや尋常ではない。

川尻達也はPRIDE、DREAMと渡り歩き、UFCでは3勝3敗と健闘し、ランキング入りも果たした。
さすがに世界のトップには敵わないが、世界レベルで戦える数少ない日本人ではある。

クロン・グレイシーはヒクソン・グレイシーの次男で、グレイシー一族でも最強の柔術家。
アブダビ・コンバットでの優勝歴もあり、2013年には青木真也と柔術で対戦して一本勝ちを収めている。

MMAの適性もあり、RIZINでは山本アーセン、所英男の両選手をグランドで完璧にコントロールして勝利している。

さすがにグラウンドではクロンに分があるが、オールラウンドに能力が高く、経験豊富な川尻なら十分に勝算があるだろう。
何なら必殺の「川ちゃん固め」をクロンに決めて欲しい。

メイン: 無差別級トーナメント決勝

1年の締めくくりは無差別級トーナメントの決勝戦だ。
2日間で3試合という過酷なスケジュールの末に誰が優勝するのか注目だ。

真っ当に考えれば優勝候補はキング・モーあたりに落ち着くのかもしれないが…ズバリ俺の予想はバルトだ!!

あのパワーと、体格に見合わないスピード。
「地上最強のアスリート」の名は伊達じゃない。

UFCは120キロまでの体重制限があるからでられてないが、無差別級になったらバルトがUFCでも王者になるのは間違いないと思っている。
なにせあのピーター・アーツ(45歳)と藤田和之(46歳)に勝ったんだからな。半端ねえ格闘家だぜ全く。

まとめ

かつては日本の総合格闘技こそ世界最高峰だったのだが、今やUFCを初めとした主力団体には実力で全く敵わない団体になってしまっている。

RIZINの年末大会でも、一定以上のクオリティを満たした試合といえば「北岡悟 vs ダロン・クルックシャンク」「川尻達也 vs クロン・グレイシー」「所英男 vs 山本アーセン」くらいのもので、大半が話題先行型の試合なのが現状だ。

まさに「ガラパゴスここに極まれり」といった感じで、「神取忍 vs ギャビ・ガルシア」や「坂田亘 vs 桜井マッハ速人」など、これ本当に2016年にやるのか?という対戦カードも並んでいるが、もはやここまで突き抜けると清々しく感じるほどだ。

なかなか直視するのが辛い試合が並んではいるが、大晦日のお祭りムードに相応しい大会ではあるかもしれない。

チケット販売情報

チケットは「1日チケット」または「2大会セットチケット」の2つのパターンがある。
高い席種だけだが、少し割引になっている。

12月29日 or 12月31日の「1日チケット」

VIP席 100,000円(特典付き)
SRS席 20,000円
S席 10,000円
A席 5,000円

2大会セットチケット

VIP席 150,000円(特典付き)
SRS席 30,000円
S席 15,000円

購入方法は公式サイトに詳しい。

会場には行かないけれど、大会をフルで見たい方はスカパーに契約しよう 。