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【2017年版】プロ野球ドラフト1位指名の全選手を紹介

プロ野球
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より野球が好きでな。
中でも若手選手の台頭はここ数年のプロ野球における最大の楽しみの一つでもある。

今回は2017年シーズンにデビューするドラフト1位選手を全員紹介していきたい。
投手がいつになく豊作と言われているだけに、期待の投手が揃っているぞ。

12球団のドラフト1位選手

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(出典: http://www.sankei.com)

2016年10月20日にドラフト会議が行われ、そこで指名された1位選手は以下の通り。

球団 選手 卒業 ポジション 概要
広島 加藤 拓也 大卒 投手 外れ外れ1位
巨人 吉川 尚輝 大卒 内野手 外れ外れ1位
DeNA 濱口 遥大 大卒 投手 外れ外れ1位
阪神 大山 悠輔 大卒 内野手 単独1位指名
ヤクルト 寺島 成輝 高卒 投手 単独1位指名
中日 柳 裕也 大卒 投手 2球団競合
日ハム 堀 瑞輝 高卒 投手 外れ外れ1位
ソフトバンク 田中 正義 大卒 投手 5球団競合
ロッテ 佐々木 千隼 大卒 投手 外れ1位 / 5球団競合
西武 今井 達也 高卒 投手 単独1位指名
楽天 藤平 尚真 高卒 投手 単独1位指名
オリックス 山岡 泰輔 社会人卒 投手 単独1位指名

12球団中10球団が投手

12球団のうち10球団が投手を1位指名しているが、これは今年だけ特別に多いのではなく、ほぼ一貫して野手よりも投手の方が1位指名を受けることが多い。

その理由としては諸説あるが、最も一般的なのは、投手は野手よりもプロで活躍するかどうかを見極めやすく、めぼしい選手は早めに取っておきたいという思惑が働くため。

例えば投手なら球速はスピードガンで測定することができるし、変化球の曲がり具合やコントロールも映像から大体見極めることができる。

一方で野手の場合はプロの投手に対応できるかどうかは実際にプロと対戦させないと分からないところが多く、プロ入り後も即戦力で活躍できることは稀で何年間か育成期間を置かないと大抵はモノにならない。

実際に野手よりも投手のほうが解雇されるまでの年数が早いというデータもあり、投手はめぼしい選手は上位指名しておいて、ダメそうなら早く解雇するというサイクルになっているのが分かる。

「外れ1位」とか「外れ外れ1位」って何?

余りドラフトに詳しくない人からすると「外れ外れ1位」と聞くと誤植かと思われるかもしれないが、これは一般メディアでもよく使われる言葉でもある。

ドラフトでは指名が競合すると、抽選によってどこの球団が獲得できるかが決まるが、そこで外れるたびに「外れ」という言葉が一つ加わってくる。
つまり「外れ外れ1位」というのは2度抽選に落ちてから、1位指名を受けたということになる。

「どうしてあれほどの選手が外れ外れになるまで指名されなかったんだ」という具合に使われることが多い。

加藤拓也 / 大卒 / 広島

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  • 投手 / 右投右打 / 慶應義塾大学 / 175cm / 90kg
  • 闘争心豊かな最速153キロのパワーピッチャー

広島は田中正義(ソフトバンク)→佐々木千隼(ロッテ)ときて、外れ外れ1位として加藤拓也を獲得。
もともとは外れ1位指名予測がされていた選手でもある。

身長は175センチと低いが、筋骨隆々とした肉体で体重は90kg。
その体格そのままに最速153キロのストレートを武器としている。

変化球はスライダーやスプリットといった落ちるボールを得意とし、足を高く上げるフォームから「慶大のライアン」との異名もある。

フォームや制球力に難があることから即戦力としてはあまり期待しないという声も大きいが、本人曰く「フォームを調整しながら投げていたからあまり心配はしていない」とのこと。

一匹狼気質な所があり、同学年の有力選手も驚くほどストイックな練習姿勢も魅力的だ。

吉川尚輝 / 大卒 / 巨人

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  • 内野手 / 右投左打 / 中京学院大学 / 177cm / 79kg
  • 巨人では阿部慎之助以来、16年ぶりの野手1位指名

俊足巧打かつ堅守の大学ナンバーワン遊撃手。

外れ外れ1位ながら、投手陣の強化が課題となっていた巨人にとって実に16年ぶりの野手のドラフト1位指名となった。
また中京学院大学からのドラフト1位指名も初めてのこと。

4年の大学春季リーグでは打率.490を記録して首位打者を獲得。日米大学野球選手権の日本代表にも選ばれるなど、大学時代の実績は申し分なし。

長打力はないが、シュアなバッターで高い打率を期待でき、50m5秒7の俊足を活かして積極的に盗塁も狙っていく。
さらに菊池涼介が引き合いに出されるほど、華麗な守備の評価も高いが、肩はそれほど強くはなく、スローイングが安定しないという面も。

大学時代はショートとして活躍したが、巨人には坂本という絶対的なショートがいるため二塁のコンバートも視野に入れているかもしれない。
大学の先輩にあたる菊池もショートからセカンドにコンバートしている。

濱口遥大 / 大卒 / DeNA

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  • 投手 / 左投左打 / 神奈川大学 / 173cm / 80kg
  • 151キロのストレートとブレーキの効いたチェンジアップが武器

広島は柳裕也(中日)→佐々木千隼(ロッテ)ときて、外れ外れ1位として濱口遥大を獲得。

高校時代は目立たない投手だったが、神奈川大学時代に力をつけて、全日本大学選手権では2年次に準優勝、3年次にはベスト4、さらに2年次には最優秀投手賞を獲得している。

投手としての武器は最速151キロのストレートと、ブレーキが効いて落差の大きなチェンジアップ。
山本昌をして「ちょっとおかしいんじゃないのか」というほどのチェンジアップが魅力的な本格派のサウスポー。

ただしコントロールに難があり、ストレートとチェンジアップ以外にこれといった強みがないことから「なぜ1位指名したのか」という厳しい意見も目立つ。
将来性は高く評価されているので、厳しい見方を払拭するような活躍に期待したい。

大山悠輔 / 大卒 / 阪神

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(出典: http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=056-20160905-01)

  • 内野手 / 右投左打 / 白鴎大学 / 180cm / 85kg
  • 強肩強打が売りの、大学No.1サード

高校時代から通算27本塁打、投手として143キロを記録していたことで注目されており、白鴎大学では1年次からレギュラーとして出場。

4年春には関甲新リーグで本塁打、打点の2冠王に輝き、8本塁打はリーグ新記録。
打率も.417を記録しており、通算119安打は歴代2位となっている。

長打力が最大の持ち味で、投手時代の経験も活かした強肩もあり、守備力の評価も高い。

大学No.1内野手という呼び声も高く、1度目の指名では野手として唯一指名された選手ということで、獲得した阪神からいかに期待されていたかが分かる。

もっともこの阪神の戦略について、大山は二巡目でも取れたのではないかということで酷評されてしまったが、大山の1位指名が間違いではなかった、と言われるような活躍を見せたいところ。

寺島成輝 / 高卒 / ヤクルト

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  • 投手 / 左投左打 / 白鴎大学 / 183cm / 86kg
  • 高校BIG3の中でも最も総合力に長けているとの評価

高校1年の秋からエースとなり、チームを引っ張る存在に。
3年の夏に初めて甲子園に出場して3回戦に進出。U-18日本代表にも選ばれて、アジア選手権では2勝を上げて最優秀防御率、ベストナインにも輝いている。

それほど力強く投げるタイプではないが、最速150キロの直球に、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールと変化球を巧みに操る。
コントロールも良く、高校BIG3の中でも最も安定感があり、総合的に長けていると評価されていた。

新人選手ながら出来高が最大2000万円つけられており、高卒新人としてはチームで由規以来9年ぶり。ヤクルトとしては即戦力としての期待もかけているのが分かる。

ちなみにヤクルトの山田哲人とは履正社高校の先輩後輩でもある。

柳裕也 / 大卒 / 中日

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  • 投手 / 右投右打 / 明治大学 / 180cm / 83kg
  • 縦に大きく割れるドロップカープなど緩急のある投球が武器

DeNAとの指名競合の末に中日が獲得した投手。

大学では2年生から主力として活躍し、六大学野球のリーグ優勝に貢献。4年次にもキャプテンとしてリーグ優勝に導き、2年連続のベストナインにも輝いている。
日米大学野球選手権でも活躍し、MVP、最優秀投手にも選ばれた。

球速はそれほど早いわけではないが、スピンが良く効いていて初速と終速の差がなく、スピードガン以上に威力のある速球となっている。
さらに持ち味である縦に大きく割れるカーブやチェンジアップなどを活かして緩急をつけることで、なおさらストレートを活かしている。

制球力も良く、何か一つの一芸というよりも総合的に優れた選手という感が強い。

堀瑞輝 / 高卒 / 日ハム

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  • 投手 / 左投左打 / 広島新庄高校 / 177cm / 72kg
  • 巨人の田口麗斗の後輩で、良く似たタイプとして期待されている

日ハム田中正義(ソフトバンク)→佐々木千隼(ロッテ)ときて、堀瑞輝を外れ外れ1位で指名。

広島新庄高等学校では1年夏からベンチ入りをし、秋からエースの座を掴む。
2年次には新庄高校初の甲子園に導き、3年次にも連続出場を果たしている。

高校生投手といえばBIG3、そして今井達也が注目されていたが、彼らの陰に隠れていたものの、本格派の左腕として評価されていた。

スピードは130キロ後半から140キロ中盤とそれほど際立っていないが、キレが良く、制球力も良いので、安定したピッチングができる。
マウンド上では物怖じせず投げっぷりがいいが、意外にも普段は暗い性格らしい。

高校の先輩には巨人の田口麗斗がおり、堀自身も田口に憧れ、また同じ左腕で投球スタイルも似ていることから、田口のように早い段階からの活躍も期待したい。

田中正義 / 大卒 / ソフトバンク

  • 投手 / 右投右打 / 創価大学 / 186cm / 91kg
  • 5球団指名の超大型新人。大谷世代の即戦力としての期待大。

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5球団競合指名の末にソフトバンクが獲得した、大学ナンバーワンピッチャー。

大学2年春に3勝1敗、防御率0.43。
3年春に6勝0敗、防御率0.40、同年秋に6勝0敗、防御率0.00と凄まじい成績を収めてきた。

中でもユニバーシアード代表とNPB選抜の試合では、プロを相手に7社連続三振を奪った試合は鮮烈で、地上波のテレビでも度々取り上げられたほどの衝撃だった。

最速156キロの速球に、切れ味鋭いスライダーは既にプロでもトップレベルとの評価で、1年目からの2ケタ勝利も十分計算できる選手。

ただし怪我への不安がこの1年で強くなっており、高校時代には右肩の痛みで外野手に転向しており、大学4年次には再び肩の痛みでリーグ戦は1試合の登板に留まっているからだ。

かつてないほど高かった期待値も大分落ち着いてはいたが、それでも5球団競合になるほど、評価は頭一つ抜けている。
怪我なく、実力を発揮できればプロでも間違いなく即戦力となれるだけに、大谷世代の新しい大物として一挙手一投足に注目が集まる。

佐々木千隼 / 大卒 / ロッテ

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  • 投手 / 右投右打 / 桜美林大学 / 181cm / 83kg
  • 外れ1位ながら5球団競合の本格派右腕

高校時代は野手として高校通算30本を数え、大学からは1年次から投手として登板している。
2016年には年間7度の完封勝利を記録し、菅野に並ぶ53回連続無失点のリーグ記録タイとなった。

田中正義と並んで評価の高い選手だったが、1度目の指名はなく、外れ1位として5球団が競合指名する異例の事態となり、ロッテが獲得している。
(都立高校出身としては初のドラフト1位指名でもある)

最速153キロでノビのあるストレートに、スライダーやシンカーなど切れ味鋭い6種類の変化球を投げる本格派投手。

即戦力としての期待も大きく、早くも二桁勝利を達成するのではないかという声も上がっている。

今井達也 / 高卒 / 西武

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  • 投手 / 右投右打 / 作新学院高等学校 / 180cm / 70kg
  • 高校3年夏の甲子園で優勝し、BIG3に匹敵しうるとしてBIG4に挙げられた

高校2年の秋からエースとなり、3年夏の甲子園で今井にとっては甲子園デビューを果たす。
3回戦と決勝でMAX152kmを出し、全5試合で150キロオーバーを計測したのは史上初。大会通じて44奪三振を積み上げ、甲子園優勝投手となった。

これまで履正社の寺島、横浜の藤平、花咲徳栄の高橋が高校BIG3と呼ばれていたが、今井の甲子園での活躍によってBIG4と呼ばれることも増えた。

180cm、70kgと細身ながら、しなやかな体使いによって最速152キロを投げるので、西武としては西口や岸を彷彿とさせる投手。変化球はスライダーやカットボールなどを投げる。

線が細いだけにプロですぐに活躍するのは難しいかもしれないが、まだまだ肉体的に成長する余地があるということで潜在能力は申し分ない。

藤平尚真 / 高卒 / 楽天

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  • 投手 / 右投右打 / 作新学院高等学校 / 186cm / 84kg
  • 最速152キロのストレートが武器の高校BIG3きってのパワーピッチャー

中学時代は走り高跳びで活躍し、全中で準優勝、ジュニアオリンピックでも優勝するほどの高い身体能力を持つ。

高校からは野球に専念し、1年秋からエースとして活躍。
3年夏に初めての甲子園に出場し、初戦は勝利し、2回戦も6回無失点に抑えるも、ヤクルトに1位指名された寺島成輝率いる履正社に敗れている。

身体能力を活かした投球は高校生離れしており、最速152キロ、常時145キロ前後を記録するなど既にプロの1軍でも通用するレベル。
落差の大きなフォークに、キレのあるスライダーも持ち合わせており、本格は投手としての期待が大きく、高校BIG3の一角に名を連ねる。

バッターとしての評価も高く、本人は言わされた感があるが、二刀流にも色気を出しているとか何とか。

山岡泰輔 / 社会人卒 / オリックス

  • 投手 / 右投左打 / 東京ガス / 172cm / 66kg
  • 高校時代の投球はダルビッシュも即プロに行くべきと評価

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1位指名選手としては唯一の社会人卒。

高校3年時の県予選決勝では、現在巨人の田口麗斗と再試合の末に投げ勝って甲子園出場。
甲子園では初戦敗退したものの、8回1失点に抑えた登板はダルビッシュから「1番だと思った」「すぐにプロに行くべき」と絶賛されたことでも話題になった。

プロからの誘いはあったものの、同学年の松井裕樹との差を感じて社会人で鍛え直すことを決意。
社会人では2年目から東京ガスのエースとして活躍し、社会人No1投手として評価を上げ、オリックスから1位指名を受けている。

身長172cm、体重66kgと非常に小柄ではあるが、最速152キロの速球を投げ、得意の縦スライダーの切れ味はプロでも一級品。

素材は誰からも評価されている一方、やはり身長の低さを懸念する声が大きく、一回り体格の大きなプロでも活躍できるかが見もの。
背が低くても活躍できるというところを見せて、プロを志す少年たちに夢を与えて欲しい。