「神取忍 vs ギャビ・ガルシア」が大晦日に実現!2016年とは思えないヤバすぎる試合の展望を解説。

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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より総合格闘技が好きでな。
年末に行われるRIZINはもちろんチラ見するつもりだ。

ところで11月26日にありえない対戦カードが決まってしまった。
それは「神取忍 vs ギャビ・ガルシア」という試合なのだが、それがどのようにありえないのか真面目に解説してみた。

RIZINとは

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そもそもRIZINって何ぞや、という人も多いかと思うので簡単に紹介したい。

RIZINとは日本で唯一のメジャー総合格闘技団体だ。

メジャーと言いながら、RIZINは2015年の年末に創設されたばかりのイベントで、テレビ放送はまだ3回しかされていないのであまり知られていないかと思う。
オールドファンに分かりやすい言い方をすれば、2000年代にブームになった総合格闘技イベント「PRIDE」の後継団体にあたる。

PRIDEは世界で最も人気のあるイベントだったが、色々なゴタゴタがあって消滅してしまい、それからDREAMなどの後継団体が立ち上げられたが、それもあえなく消滅。
DREAMの消滅からしばらくして、再び立ち上がった後継団体がこのRIZINだ。

どんな特徴がある団体なのかというと、良くも悪くも日本格闘技特有の「競技性よりも話題性」に特化している。
要は大金はたいて呼ぶ選手が、優れた選手ではなくて、話題性のある選手に偏っている。

格闘技ファンからすれば「なんじゃこりゃ」となるが、一般の人からは「なんか面白そうなことやってるじゃん」と思われるので、それが良いのか悪いのかはここでは論じない。

神取忍 vs ギャビ・ガルシアについて

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この二人が対戦するのだが、名前を見ただけでは女性選手同士だと気づかないかもしれないので、画像を貼っておく。

神取忍は女子プロレスラーだが、90年代から00年代にかけてバラエティーによく出演していたり、その知名度を活かして政治家もやっていたから、20代以降の人は聞いたことがある人が多いと思う。

当然本職は女子プロレスで総合格闘技の経験はなく、年齢はなんと52歳だ。
もはやおばあちゃんの年齢に差し掛かっていることに、大丈夫かよ…という心配が先に来てしまう。

対するギャビ・ガルシアは「霊長類ヒト科女子最強」という異名を持つブラジルの柔術家で、こいつの体がどんでもなくやばい。
身長は186センチ、体重100キロ弱で、しかも体が男でも見ないほど滅多にバッキバキだ。

見ての通り体格差が半端じゃないし、神取に至っては52歳のおばちゃんということで、ヤバすぎる試合だ。

神取忍とは

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なんか画像だけ見ると、大阪の元気なおばちゃんみたいに見えるが、一応若い頃はすごかった。

女子プロレスのイメージが強いが、もとは柔道家で全日本選抜柔道体重別選手権3連覇、世界柔道選手権大会3位などオリンピックを期待されていた天才柔道家だった。
ただしオリンピックを目指すモチベーションが保てないということで、柔道を引退して女子プロレスの世界に入っている。

女子プロレスでは入門当初からビッグマウスで「ダンプ松本を10秒で倒せる」など言って憚らなかったとか。

北斗晶と流血試合を繰り広げたり、天龍源一郎と性別を超えた試合をしたり、控室のドアをぶっ壊したりといった男勝りなエピソードが多く、ついた異名は「ミスター女子プロレス」。

ミスター女子プロレスに飽き足らず、「女子プロレス最強の男」とも呼ばれていたらしい。

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女子プロレスきっての人気レスラーとして知名度が高く、あの伝説のやらせ番組「ガチンコ」に出演したり、2004年には参議院議員選挙に出馬。

議員に立候補したときには「正直さ、イラク問題とかよく分かんないんだよね、ぶっちゃけ」とか言っていたが、時点で落選。しかし竹中平蔵が議員辞職したことでちゃっかり当選している。

ギャビ・ガルシアとは

ギャビ・ガルシアは「霊長類ヒト化女子最強」と呼ばれるモンスターだ。
まずはこの体を見て欲しい。

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男子のヘビー級でも滅多にいないほどのとんでもない肉体を持っている。
なにせあのヴァンダレイ・シウバよりもデカイ。

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ギャビ・ガルシアは柔術の世界では敵なしの王者で、練習でヴァンダレイ・シウバからタップを奪ったことがある。

日本が誇る「IQレスラー」こと桜庭和志にいたっては漫画のいじめられっ子みたいになる有様だ。

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こいつはヤバイ。ヤバすぎる。

と思いきや実は総合格闘技はまだ3戦しかしてなくて、特にパンチはお粗末だった。
試合目の「煽りVTR」でもお粗末なパンチを「猫パンチ」と揶揄するくらいに酷かったのだが、圧倒的な体格のおかげでさすがに当たれば相手はたちまちダウンする。

もっともグラウンドに持ち込めばさすがの柔術テクニックで、寝技は普通に上手いので、総合格闘技では3戦して全て圧勝している。

実際強いのか弱いのかと言われると、そもそも女性でこの階級の選手が滅多にいなくて、神取の他にもアメリカの女子プロレスラーと戦ったりしているから、そもそも強い弱いをつけられる状況ではない。

この試合のヤバさ

52歳で総合格闘技初心者の神取がヤバイ

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まず神取忍は柔道のエリートで、女子プロレスで名を馳せていたとはいえ、52歳のおばちゃんが総合格闘技のリングに上がるという時点でヤバイ。

世界の総合格闘技は進化していて、UFCの女子部門では男子顔負けのテクニックやスピードのある攻防が繰り広げられているのに、このご時世に神取忍がリングに上がっちゃうのかよ!というツッコミをまず入れたい。

神取は女性としては大柄で170センチ、75kgあるが、ギャビ・ガルシアは186cm、95kgで体格差も半端じゃない。
ましてギャビ・ガルシアはほとんど脂肪のない筋骨隆々な肉体だから、実質的な体格差はもっとあるだろう。

さすがにギャビ・ガルシアのパンチがあまり上手くないこともあって死んでしまうような事故は起こらないだろうが、もはや勝負以前に神取が無事にリングを降りれるのかが心配になる試合だ。

ちなみに本当かどうかは知らないが、この試合は神取が自ら望んだ試合らしい。
もともとギャビ・ガルシアとやりたいと言っていて、9月の大会で直接みたら「勝てるわ」ということで直訴したんだとか。

この辺は主催者が「話題性のために組みました」とは言えないから単なる方便の気がするが。

視聴率しか考えていないところがヤバイ

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この試合は、去年でいう「曙vsサップ」の試合のようなものだ。

曙vsサップといえば2003年に対戦して、紅白歌合戦の視聴率を民放で初めて越えた伝説の試合だが、その再戦が去年RIZINで行われている。
もちろん視聴率目当ての試合で、内容はあまりにも酷いものだった。

この試合も主催者的には内容的にはどうでもよくて、番組の目玉として用意された視聴率のための試合という扱いだろう。

確かにお互いが殴り合う格闘技の試合は誰がやっても面白いところはあるが、もはやこれなら「ヒカキン vs はじめしゃちょー」とかでもいいんじゃないのかとすら思える。
ヒカキンは元スキージャンプのインターハイに出場したことがあって、未だにバク転もできる身体能力が魅力的だし、はじめしゃちょーも運動は得意ではないけど185センチの長身を活かした戦い方をすれば案外いい勝負になるんじゃないのか。

要はそのくらい突拍子もない試合で、「とりあえず話題性になればいいや」という意図しか感じられない試合だ。

しかし気になってしまう!

そしてここが最大の問題だ。
こんなに酷くてあり得ない試合なのに、どうしてもどんな試合になるか気になってしまうことだ。

怖いもの見たさというか、もはや酷いものみたさで、実際この二人の試合がテレビで流れていたら、気になってみてしまうという人は多いだろう。

大晦日は実は紅白を中心にチラ見する予定だったのだが、この試合だけはどうしても気になって見てしまう自信はある。
所詮、主催者の手のひらの上で転がされていたということか…。

この試合の放映予定

RIZINは12月29日と31日に二日かけて行われるが、テレビ中継は31日の午後6時から5時間45分かけて行われる。

何時に放送されるのかは最後まで告知されないが、紅白がニュースの時間に入る9時頃に放送されるんじゃないのかと予想する。

この試合のほかにも、「ヴァンダレイ・シウバ vs ミルコ・クロコップ」や「元大関・把瑠都 vs 高阪剛」など香ばしい試合がたくさん行われているので、格闘バラエティーとして気になる方はチェックしてほしい。