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ConoHaはクラウドのように使える凄いVPS!その特徴を徹底レビュー。

VPS ホスティング
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯よりVPSが好きでな。
良さげなVPSを探していたところ、ConoHaというサービスが非常に良かったので紹介したい。

VPSでありながらクラウドと遜色ない機能を使うことができて、それでいてVPS価格でクラウドよりも遥かに割安なので、個人的に最も気に入っているVPSサービスだ。

ConoHaとは?

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ConoHaとは「お名前.com」などで有名なGMOインターネットグループが運営しているVPSサービスだ。

VPSというと「さくらのVPS」が代表的だが、ConoHaも有力なサービスとして親しまれており、2017年1月時点で登録アカウントは10万件を超えているとのこと。

ConoHaの特徴はVPSではあるが、サーバー台数を簡単に増減させたり、スケールアップさせたり、ロードバランサーで負荷分散したりと、主要なVPSサービスでは最も充実した機能を提供している。

またAPIを使えばブラウザを通さずにサーバーを管理することもできたりと、ほとんどクラウドサービスのような形態になっている。

それでいて料金はVPSの中でも比較的安い部類に入り、クラウドと比べるとずっと安くなっている。

クラウドを使っていて料金を抑えたいと思っている人や、VPSを使っていて機能に不満がある人にとっては、ConoHaは代替サービスとして非常に魅力的なはずだ。

ConoHaの名前の由来

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ConoHaというサービス名はどこから来ているのかというと、「美雲このは」というイメージキャラクターから取っているとのこと。

うちわやキーボードといったグッズ展開、LINEスタンプの販売など、VPSというニッチな市場にも関わらず、積極的にキャラクター展開をしている。

ちなみにVPSを利用する上で、このキャラクターは登場しないので、こういった二次元絵が苦手な方でも利用には差し支えない。

ConoHaの料金体系

VPSサービスとの比較

まずは他の主要なVPSサービスと「メモリ1GBプランの料金」を比較したものがこちら。

サービス 月額料金 CPU ストレージ
ConoHa 900円 2コア SSD 50GB
さくらのVPS 972円 2コア SSD 30GB / HDD 100GB
GMOクラウド VPS 780円 2コア HDD 50GB
お名前.com 896円 2コア HDD 100GB

料金だけ見てもConoHaはそれなりに安くて、最大手のさくらVPSよりも低い料金となっている。

またConoHa以外は初期費用がかかってしまう(※)ので、開始当初のコストはConoHaが安くなることもある。
(※…お名前.comはメモリ4GB以上のプランのみ初期費用がかかる)

その反面、他のサービスでは無料体験期間が設けられているが、ConoHaには設けられていない。

もっとも従量課金の仕組みがあるおかげで、数時間お試ししたところで10円もかからないので、無料体験自体が不要ということだろう。

EC2との比較

ちなみにConoHaは月額料金と従量課金の二つの料金体系からなっていて、1ヶ月未満の利用の場合は自動的に従量課金制に切り替わる仕組みになっている。

ConoHaはクラウド的な機能を持っているということで、クラウド界の巨人であるAWSのEC2と「メモリ1GBプランの料金」で比較したのがこちら。

- ConoHa EC2
時間割料金 1.3円/時 0.016ドル/時 (約1.8円)
メモリ 1GB 1GB
CPU 2.6GHz・2コア 2.5GHz・1コア
ストレージ 50GB以降は200GBあたり2,500円 200GBで24ドル (約2760円)
通信料金 無料 最初の1GB以降、1GBあたり0.14ドル (約16.1円)

こうして見ると全ての項目でConoHaが上回るという結果に。

もちろんEC2の方が遥かに多くの機能が使えるとはいえ、コスパだけで見ればConoHaが上回っているのは間違いない。

プラン一覧

ConoHaで選択できるプランは以下の通り。

メモリ CPU SSD 初期費用 月額料金 時間割料金
512MB 1コア 20GB 0円 630円 1.0円/時
1GB 2コア 50GB 0円 900円 1.3円/時
2GB 3コア 50GB 0円 1,750円 2.5円/時
4GB 4コア 50GB 0円 3,420円 4.8円/時
8GB 6コア 50GB 0円 6,670円 9.3円/時
16GB 8コア 50GB 0円 13,010円 18.1円/時
32GB 12コア 50GB 0円 25,370円 35.3円/時
64GB 24コア 50GB 0円 49,480円 68.8円/時

競合サービスに比べると選択できるプランの幅が広く、最大64GB・12コアのスペックが選択できるので、性能的には申し分ないだろう。

また従量課金の仕組みを設けているのはかなり珍しく、一時的にステージング環境で検証したり、負荷分散のテストをする時にはかなり安上がりに済ませることができる。

ちなみに上の表は東京リージョンの値段だが、東京の他に、アメリカ(サンノゼ)とシンガポールが選択できる。
アジアや北米向けにサービスを展開した時のことを想定しているのだろう。

もちろん国内向けにサービスを展開するのなら、レイテンシーの問題から東京を選ぶべきではある。

SSDは追加料金で増設可能

ConoHaではメモリ1GB以降のプランでもSSDは一律50GBだが、これはクラウドのように追加料金を支払うことで増設できる。

容量 月額料金 時間割料金
200GB追加 2,500円 3.5円/時
500GB追加 4,500円 6.3円/時

SSDがオプションになっているのは、例えばアプリケーションサーバーなら、性能が高くてもログを保存する程度の容量があれば十分で、数百GBあっても持て余してしまうからだと思われれる。

逆に大規模なデータベースサーバーなどにはストレージを追加して適宜対応した方が、サーバーリソースを効率的に使用できる。

負荷分散への対応

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ConoHaでは「ローカルネットワークによる複数台構成」および「ロードバランサーによる負荷分散」の仕組みに対応している。
それぞれどのようなものか紹介していこう。

プライベートネットワーク

ConoHaでは1つの契約で10個までのプライベートネットワークの作成が可能となっている。

例えばウェブサービスを展開するときに、アプリケーション層とデータベース層を分離することで、それぞれのサーバーの役割を限定し、負荷を分散することはしばしば見られる。

この時にプライベートネットワークを構成することで、データベースへのアクセスを内部からのアクセスだけに限定することができるので、通信速度が大幅に向上するだけでなく、セキュリティリスクも減ることになる。

ちなみに、このプライベートネットワークを利用できないVPSサービスも多い。

ロードバランサー

ロードバランサーとはネットワークからのアクセスに対して、複数のサーバーにトラフィックを振り分ける作業を行うもの。

例えば5台のアプリケーションサーバーが存在したとして、一定のロジックでそれぞれのサーバーにアクセスを振り分けることで、1台のサーバーにアクセスが集中せず、安定して高速にレスポンスを返すことが期待できる。

ConoHaでは以下の振り分け方に対応している。

  • ラウンドロビン…サーバーに均等に振り分ける
  • リーストコネクション…接続数の少ないサーバーに優先的に振り分ける

また料金と、AWSのロードバランサー(ELB)との比較は以下の通り。

サービス 時間あたり 一ヶ月の目安
ConoHa 1.4円 1,000円
AWS 0.027ドル (約3.1円) 約2,200円

このほかAWSでは通信量に応じた課金が存在するので、ConoHaの方が随分安く利用できるのがわかる。

イメージの作成

これまたVPSでは珍しく、ConoHaは稼働しているサーバーのディスクイメージを保存することができる。

保存したイメージを使えば、全く同じ設定状態でサーバーを立ち上げることができるので、障害時からの復旧や、サーバーのスケールアウトを簡単に行うことができる。

最近ではAnsibleのような構成管理ツールが普及しはじめているとはいえ、こういったツールの学習コストなく、同じ環境をワンクリックで簡単に作れるのはサーバー管理を学習中の人にとっては欠かせない機能のはずだ。

  • イメージの最大容量は各リージョンごとに50GBまで
  • 追加する場合、500GBごとに月額1,500円がかかる

選択できるOS

ConoHaで選択できるOSは以下の通り。

  • CentOS 6.6 ~ 7.2
  • Ubuntu 12.04 / 14.04 / 16.04
  • Debian 7 / 8
  • FreeBSD 10.3
  • Fedora 25
  • openSUSE 42.2
  • Arch Linux 20160906
  • NetBSD 7.0
  • OpenBSD 6.0

VSPサービスの中にはCentOSしか選択できない所も少なくないが、主要OSは全て備わっており、特に困ることはないだろう。

テンプレートが便利

あらかじめ実行環境が整備された「テンプレート」というものを利用することで、Linuxの操作に詳しくない初心者でも簡単にサーバーをセットアップすることができる。

様々なテンプレートが用意されており、代表的なものを以下に挙げてみた。

  • LAMP (PHP)
  • Ruby On Rails
  • WordPress (KUSANAGI)
  • Redmine
  • Jenkins
  • GitLab
  • Drupal
  • Hadoop
  • Docker
  • Redis
  • MongoDB
  • Django

WordPressのテンプレートを使った感想

WordPressのテンプレートは「KUSANAGI」という高速にWordPressを実行させるためのイメージで構成されている。

これを使うことで簡単にWordPressを動作させられるのはもちろん、「ApacheとNginxの切り替え」「HVVM / PHP7 / PHP5の切り替え」「Nginx設定ファイルの自動生成」などかゆい所に手が届く機能を使うことができる。

WordPressはキャッシュを使わないとデフォルトでは重たかったりするが、KUSANAGIの推奨環境で動かすと驚くほど早くなるので、WordPressを利用したい人にはかなりオススメだ。

APIを使ってコマンドラインで操作

KonoHaはlaaSの標準仕様である「OpenStack」という基盤を採用していることもあって、APIを通じてVPSの管理をしやすくなっている。

OpenStackには公式にPythonで実装されたコマンドラインのツールが用意されており、公式仕様に準拠した形でConoHaのサーバーを簡単に管理することができる。

Pythonで実装されているといっても、パッケージ管理の「pip」を使うことくらいで、別途Pythonを覚えることなく、シンプルな構文で操作できるので安心してほしい。

また有志が作成したRubyで操作するためのライブラリ(gem)も公開されているので、Rubyに慣れている方はそちらを使うのも良いかもしれない。

まとめ

ここまでConoHaの特徴を紹介してきたが、値段や機能の特徴をまとめると以下のようになる。

  • △ 料金はそれなりに安いが、強みというほどではない
  • ◯ クラウドと似た形態だが、クラウドよりも安価に利用できる
  • ◯ 1ヶ月未満の利用なら従量課金制なので、気軽に色々な実験ができる
  • ◯ プライベートネットワークやロードバランサーを使って負荷分散が可能
  • ◯ イメージを作成すれば、バックアップやサーバー追加が簡単
  • ◯ 選択できるOSが多く、テンプレートを使えば初心者でも環境構築できる
  • ◯ OpenStackによるコマンドラインからの操作にも対応

このようにConoHaはVPSでありながらクラウド的な機能を多く備えており、負荷分散の仕組みもしっかり提供されているので、本番環境に利用することも十分可能だろう。

それでいてVPS価格ということで、クラウドよりも固定費が安く、なおかつデータ通信による追加課金もないので、「クラウド破産」する心配もほとんどないだろう。

現在でも有力VPSサービスの一つではあるが、開発者ライクに作られているということで、個人的には最もお気に入りのサービスなので、もっと利用されても良いんじゃないかと思っている。

WordPressのカスタムテンプレートを使えば、ちょっとしたコマンド操作で爆速で動作させられるし、レンタルサーバーを卒業したWordPress使いの方にもオススメだ。

従量課金制で、開始当初の価格はほとんどかからないので、興味のある方はぜひ気軽に試してみて欲しい。