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広島カープで「神ってる」鈴木誠也とは?2016年に流行語大賞も獲得するほど、大ブレークした男の飛躍に迫る。

プロ野球 野球
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯より野球が好きでな。
もちろん今年は広島カープの躍進に胸を踊らせたものだ。

今回は2016年カープ優勝を象徴する男、鈴木誠也について紹介したい。
鈴木誠也は知らなくても、キャッチフレーズの「神ってる」は聞いたことがある人は多いだろう。

鈴木誠也とは

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鈴木誠也は広島カープに所属する外野手だ。

1994年8月18日生まれで22歳(2016年現在)。
いわゆる大谷・藤浪世代の若手選手でもある。

身長181センチ、体重87キロと野球選手としては大きくもなく小さくもなくといったところか。

走攻守三拍子揃った選手として注目されており、2016年に大ブレークを果たした。
打撃主要三部門では打率.335(リーグ2位)、本塁打29(リーグ5位)、95打点(リーグ5位)といずれもリーグ上位の成績を収めている。

さらに守備に卓越した選手に送られるゴールデングラブ賞、ポジションごとに最も優秀な選手が選ばれるベストナインにも選ばれており、一躍日本を代表する外野手の仲間入りを果たした。

今年は広島カープが25年ぶりに優勝した飛躍の年だが、鈴木はそれを最も象徴する男となった。
とりわけ鈴木誠也がホームランを打つとカープが必ず勝つ、という不敗神話が続き、2試合連続のサヨナラホームランを打った時には、緒方監督が「神ってる」と発言したことから流行語になり、本家の流行語でも候補30選にノミネートしている。

流行語のラインナップで「神ってるなんて知らねえよ」という人が多いかもしれないが、野球を見ていなければ聞かないフレーズなので知らない人が多いのも仕方ないところではある。

鈴木誠也の経歴

学生時代

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鈴木誠也は東京都荒川区出身で、高校も都内の二松學舍大学附属高校に進学している。

野球経験者の親父の影響から物心つく前からバットを振るような子供で、親父は親父で「勉強するくらいなら外を走ってこい」というほどの野球バカだった。
その影響からか今の鈴木も勉強はからっきしだが、野球に関してはやたら熱心という典型的な野球脳になってしまった。

ところで上の画像が巨人の星の画像なのは、鈴木親子がアド街ック天国にて「平成の星親子」という設定でテレビ出演したことがあるからだ。

星飛雄馬は鈴木家が暮らしていた荒川区に住んでいたという設定で、鈴木家も自宅の練習場でトスバッティングを日々こなしていたらしいので、勝手にそんな設定をつけられてしまったのだとか。

ちなみに中学時代はシニアリーグの試合で、今をときめく「神スイング」の稲村亜美と対戦したことがある。

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稲村亜美は小1~中3まで野球に取り組んでいて、気づかない内に鈴木誠也と対戦したが、お互い全く覚えていないらしい。
ちなみにこの時には中畑清が一緒にいて、鈴木と稲村は結婚しちゃいなよとお節介親父のように唆していた。

ちなみに鈴木は幼少期から「凄い子供がいるらしい」と界隈では評判で、当時は投手だった。
何なら規格外すぎて、全国から鈴木のいるチームに練習試合の申込みが殺到するくらいの漫画みたいな展開になっていたとかなんとか。

高校には甲子園出場経験がある二松學舍大学附属高校に進学。

鈴木は春夏通じて一度も甲子園には出場できなかったが、投手としては1年の秋からエースとして活躍していた。

ストレートは最速148キロで、これが現在の強肩にも生かされている。
打っても高校通算43本塁打で、内野手としての経験がプロに高く評価されていた。

2012年のドラフト2位で広島カープに入団。契約金は6000万円で、年俸600万円。
野球の感覚に慣れると2位指名で6000万円ってそんなもんか、ってなりがちだけど冷静に考えて高卒の人に6000万円がポンと渡されるのってやっぱり夢がある世界な気がする。

広島ではイチローと同じ「鈴木」姓だから、イチローみたいになれよという当てつけのような理由で、イチローの日本球界時代と同じ背番号51になっている。

プロ時代

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高校時代までは投手だったが、プロ入り時に内野手に転向しており、その後はしばらく遊撃手や外野手を行ったり来たりと流動的だった。

2016年に突然ブレークしたような選手に思われがちだが、入団当初から期待されていて、1年目から一軍で試合経験積んでいるだけなかなか凄い。

1年目の出場試合数は11試合だが、2年目には36試合に出場し、打率はなんと.344を記録。
翌年からは外野手に正式転向し、開幕からスタメンとして出場。この年は97試合に出場し、打率.275、本塁打5、盗塁6と高卒3年目の選手にしては好成績を残している。

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この頃には球界屈指の強肩外野手として有名になっており、すぽるとの企画で「現役選手が選ぶ強肩部門」で1位に選ばれている。
先程紹介したように高校時代は最速148キロを記録した地肩の強さがベースにあるのだろう。

そして2016年には大ブレークを果たした。

キャンプではハムストリングスの筋挫傷を起こして開幕には出遅れたが、5月以降は目覚ましい活躍をしている

特に「鈴木がホームランを打った試合は必ず勝つ」という不敗神話は、7月28日まで続き、実に20試合連続勝利となっている。
その他、交流戦での最高打率、3試合連続の決勝ホームラン、2試合連続のサヨナラホームランと神懸かった活躍により「神ってる」という流行語も生まれた。

終わってみれば打率.335、29本塁打、95打点、16盗塁と物凄い成績を残し、ゴールデングラブ賞やベストナインも活躍するなど神ってた1年となった。

鈴木誠也の特徴

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鈴木誠也といえば変顔をしたり、インタビューでのお調子者なところが印象的だが、野球に対して超が付くほどの真面目なことでも知られている。
しかも打席では凡退すると苛立ちを見せるくらいに完璧主義者でもある。

キャンプやシーズン中でも休日返上して練習したり、移動中や空き時間もパソコンで対戦相手の分析をしたり、名選手の映像を見て研究しているらしい。
夜中に閃いたら、起きてガラス越しに映る姿で素振りをしたりと、とにかくストイックなエピソードが多い。

「寝ている時ですら野球をしている」と呼ばれるほど常に野球のことを考えていて、最近までバットを抱き枕にして寝ていたんだとか。

日本シリーズで日ハムに敗れた後も一人居残ってバッティング練習をしていたりと、その飽くなき向上心は俺も見習いたいと思うくらいだ。

一方でタバコを最近まで吸っていたせいで不真面目キャラとみなされることもあったが、今では辞めている。
ただ海外のアスリートでもタバコを吸っている人は多いから、言うほど悪影響はないんじゃないかという説を勝手に持っている。(吸ったこと無いので実感としてはわからない)

走攻守全てが一級品

打撃に関しては打率、本塁打、打点と主要三部門がトップ。
守備は12球団最高と言われる強肩に、UZRによる守備指標も高く、ゴールデングラブ賞を獲得。

走塁も16盗塁を決め、50メートル5秒8の俊足と、走攻守三拍子揃った選手として評価されている。
(実際には5秒8というのはあり得ないんだけど、まあ触れないでおこう。)

打てて走れるということで、今では山田哲人に続くトリプルスリーの候補としても期待されている。

広角に長打が打てるとwikipediaに書かれているが、ホームランの打球方向を調べたらさほど広角に打っているわけでもなかった。

侍JAPANでも神ってる!

鈴木は2016年の大ブレークによって侍ジャパン(日本代表)にも選ばれていて、11月には強化試合にも出場している。

この強化試合では侍ジャパンの投手陣がボロボロだったのだが、野手はそれなりに健闘していた。

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オランダ戦では投手が滅多打ちに遭いながらも、野球の追い上げで同点まで持ち込み、延長のタイブレークに突入。

そして満塁のチャンスで鈴木に回ってくると、神ってる鈴木は満塁ホームランを叩き込んで侍ジャパンの勝利を呼び込んだ。
しかし案外プレッシャーに弱いのか、吐きそうになっていたらしい。

侍ジャパンでも神ってる男だったので、このまま来年のWBCでも神ってるところを是非見せて欲しいところだ。

ちなみにこの時のヒーローインタビューの鈴木がやたらと腹立つので見て欲しい。
(2分5秒と3分40秒あたり。埋め込み動画は2分5秒から再生されるようになっている)


まさかの流行語大賞獲得!

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2016年12月1日に発表された、年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」で何と年間大賞に単独で選ばれた。

野球枠としては昨年の「トリプルスリー」に続いて、2年連続の対象となっている。
しかし、野球ファン以外にとってはさほど馴染みのない言葉だが選考委員に野球好きが固まっているのだろうか。

とはいえ、広島カープの躍進の象徴だったことに変わりはないし、鈴木誠也にとっては一生モノの勲章になるだろう。

二年続けて活躍できるか

プロ野球では1年だけ活躍しても、2年続けて活躍するのは難しいと言われている。

それは翌年にはデータが揃って徹底的にマークされたり、良い時のイメージに固執してフォームを崩してしまったりとか色々要因はあるのだが、よく言われる2年目のジンクス的なものに近い。

鈴木もネットでは「一発屋臭が凄い」と言われることもあって、確かに一発屋臭がしないでもない。
ただ鈴木は唐突にブレイクしたのではなく、1年目から期待されてコツコツ伸びてきたタイプだし、1軍で四年間戦っているので急にデータを取られて打てなくなる可能性は低いのではないか。

中には活躍したら天狗になって成績を落とす人もいるが、ストイックな鈴木なら翌年も活躍してくれるはずだ。
ぜひ「神ってる」の男として記憶の片隅にでも入れておいて欲しい。