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あの韓流大巨人チェ・ホンマンが本日戦う対戦相手はなんと…70kgの中国人選手のゾウ・ジペン!

格闘技 キックボクシング
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どうも、ゴトーだ。

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俺は三度の飯よりキックボクシングが好きでな。
K-1、Krush、中国のクンルンファイトもチェックしている。最近ではKNOCK OUTという国内の団体がめちゃくちゃ面白そうだから、これもいずれ取り上げるつもりだ。

ところで今中国では猛烈なキックボクシングブームになっている。
中国のスポーツは全体的に日本の後追いのような形になっていて、サッカーでかつてのJリーグのように大金はたいてトップ選手を連れてきているように、キックボクシングでも世界で最も稼げる市場として強豪外国人選手が毎週のようにリングに上がっている。

そしてこれまた日本と似ているのが、色物路線に走ることだ。
ヨーロッパやアメリカだと割りと節度はあるのだが、日本や韓国や中国は同じアジアの血が騒ぐのか、色物路線の振り切り方も尋常ではない。

なんと本日、中国で行われるキックボクシングの大会でチェ・ホンマンが70kgの選手と戦うのだ。
チェ・ホンマンといえば身長218cm、体重150kgのモンスターだが…どうしてこうなった。

禁断の「チェ・ホンマン vs ゾウ・ジペン」

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まずはこの画像を見て欲しい。
左の男は言わずと知れた韓流大巨人ことチェ・ホンマンだ。

そして右隣の男はチェ・ホンマンのファンではない。
ゾウ・ジペンという中国で注目されている中量級の選手だ。
こいつが今夜チェ・ホンマンと戦うことになる。

なんか、漫画だったらこのままアイアンクローで頭をぐしゃっとされる展開になりそうだ。

まあこの写真見ただけでとんでもない試合だってのは分かってもらえると思うが、よりヤバさを知ってもらうために、両選手の紹介をしっかりとやっていきたい。
こんな試合だからこそしっかりとな。

チェ・ホンマンの紹介

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チェ・ホンマンは韓国人の格闘家で、バックボーンはシルムという韓国相撲だ。
巨体を活かしてシルムの横綱となり、それに目つけた悪徳キューピーこと谷川貞治がK-1に誘い込んだことで日韓でその名が知れ渡ることになる。

身長218センチ、当時は160キロで今とは違って筋骨たくましい体をしていた。
やはりヘビー級というのはデカイほうが有利で、K-1自体は素人ながらなんだかんだ結構勝っていって初年度にしてガオグライ・ゲーンノラシンやボブ・サップにも勝っている。

ちなみにガオグライは78キロの選手で、今回のゾウ・ジペンとの試合を除けば最も軽い選手との試合だった。(縮尺がおかしい)

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当時韓国でもK-1ブームになっていて、チェ・ホンマンは文字通り韓国の英雄的存在となっていた。
そのせいで韓国相撲出身の選手がK-1に押し寄せては全く通用しないで去っていったのも良い思い出だ。

そう、チェ・ホンマンは下手だしスピードもなかったが、単なる巨体ではなく、超すごい巨体だったからそれはそれで強かったのだ。
地元判定でセーム・シュルトに勝ったり、なぜか1年で3回も曙と戦ったり、マイティ・モーにノックアウトされて韓国で大バッシングされたりとこの時期のチェ・ホンマンは本当に話題に事欠かなかった。

純粋にK-1が好きでチェ・ホンマンのファンはおそらくいなかったが、余りにもわかり易すぎるキャラクターはお茶の間で人気となって、バラエティにも多数出演していたほどだ。まあ韓国では実力以上に英雄視されていたから、途中からずっとバッシングされっぱなしでかわいそうだったが。

そんなチェ・ホンマンの転機の一つになったのが兵役問題だ。
ご存知のように韓国では民間人も兵役につかなくてはならないが、「身長196cm、体重130kg以上の場合は、兵役が免除される」という規定によってチェ・ホンマンは兵役を逃れたのだが、既にバッシングモードだった韓国でなおさら火に油を注ぐことになった。

ほどなくして先端肥大症という病気の治療のために手術を受けたのだが、これをきっかけに筋骨たくましい肉体は失われ、かつてのパワフルさとタフさが失われてしまった。

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それからはバダ・ハリからダウンを奪ったのが最大の栄光だったが、その試合も最後は肋骨を痛めてギブアップしたが、それも地元だったことで再びバッシングの対象となり、いつしか韓国の英雄という立場もなくしくてしまった。

その後は総合格闘技に転向するも、日本人のミノワマン(←知らない人からしたら誰だこいつになるが)に負けたりとやっぱり…な展開で、2009年頃に実質リタイヤしてしまう。
それからはまるでドラマのような転落人生を歩む。

自身が経営する飲食店で女子大生に暴行を振るったとして書類送検されたり(後日和解済み)、2015年に詐欺容疑で指名手配され、2016年には懲役1年・執行猶予2年を言い渡されている。
何でもかつて何億で済まないくらいの大金を稼いだはずなのに今は無一文で、借りた金を踏み倒そうとして逮捕されたらしい。

2015年から金がないから格闘技やるぜということで、復帰したがかつてのタフさはどこへやら、豪快にKOされることで観客を湧かせるかませ犬的な立場になってしまった。何というか…K-1デビューからたった10年ほどなのに人生の縮図を味わってきた男だな。

ゾウ・ジペンの紹介

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そしてこいつが本日チェ・ホンマンと戦う中国の70kg級の選手であるゾウ・ジペンだ。
多分ここまで読んでいただいた読者はこいつも色物だと思っているに違いない。

だが、なんとこいつは中国で言う魔娑斗的な存在なんだ。いや、マジで。

中国の70kg界隈で最強と言われており、現在なんと10連勝中。
しかもその中にはK-1 MAX初代世界王者のアルバート・クラウスも含まれているんだ。

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国際試合の経験も豊富で、紛れもないトップファイターの一人なんだが、このゾウ・ジペンがチェ・ホンマンと戦うということで中国では話題沸騰となっている。

大げさだろと思われるかもしれないが、これは7,8年前くらいに魔娑斗 vs 曙が組まれるようなもの。マジでそうなんだ。

ジペンにとっては得られるものが何もないし、この試合の先に競技の発展なんてない。というか、かつてのK-1を見ればこんなことをしてもいずれ飽きられて人気がなくなることなんて誰にだって分かる。
それでもつい見たくなっちゃう。それが色物路線の怖さでもあるんだ。

ゴトーの予想

かつてのガオグライと違ってこのジペンはパンチャーのパワー系ファイターだから、相性は良くないかもしれないが、まあゾウ・ジペンの判定勝ちだろうな。
ただ、これは一発ネタの記事で答え合わせはしないと思うので、結果は闇の中に葬り去られるだろう。

追記

結果はジペンの判定勝ちだった。
ホンマンはただ歩いてるだけで特になにもしないまま3分3R過ごして、ジペンはステップで距離を取りながらローキックを蹴って、最後は顔面にもパンチを当てて普通に勝利した。

ホンマンはもう勝つ気がなくて試合してお金をもらうことしか考えていないっぽいので、完全にボブ・サップと同じ路線を歩んでいる。
まあ先程も書いたようにホンマンは金を踏み倒そうとして逮捕されたくらい困窮しているので、もはや戦いたくないけど金のために戦わないと行けない状態だしな。

これをもって昔のホンマンはミドル級の選手以下、というわけではなく、一応ゲーリー・グッドリッジに勝ったり、バンナといい勝負したし、本当にロクでもない色物選手ではなかったし、さすがに全盛期ならこんなことにならなかっただろう。
金遣いの荒さがこんなことになるという教訓にもなるので、ホンマンを見て皆さんもあぶく銭を得てもしっかりと貯金するようにしてほしい。

ちなみにとんでもない凡戦だったが、この試合を見るためにバカ高いチケットを勝って何万人も押し寄せたらしい。
何というか…かつての日本の格闘技バブルと全く同じ路線を歩んでいて、いつ弾けるのかが楽しみになってきた。

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